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通りすがりの猫

通りすがりの猫

[読了本📖]
「臆病な僕らは今日も震えながら」汐見夏衛

あらすじ
全てが虹色の美しい世界そんな夢を繰り返し見る高校生の内気な生徒緒方きららは出生時にお母さんと命のバトンを繋ぐかのように死別していた。家ではあった覚えもないお母さんの思い出話ばかり、名前負けの自分に、とうていみんなから愛されるお母さんと釣り合っていると思えない自分に嫌気がさし夢とは反対の灰色の世界が現実では広がっていた。そんな時自分と同じ夢を見る男の子景と出会い.......
夢の真実を知り、現実と向き合う高校生を描いた汐見夏衛さんの新作小説

感想
〇優しい。内容はただの夢物語だけではなく無慈悲な展開もあるのだけれども汐見夏衛さんの描く文章の優しさみたいなものが伝わってくる独特の空間を本の中に飼ってると感じた
〇汐見夏衛さんは個人的に「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」と「明日の世界が君に優しくありますように」のシリーズの初期作品が良すぎたせいで期待が高すぎるってのもあって最近の作品はなんだかなぁとなっていた。
いざ今回の作品を読んでみて最初はまたテンプレかなと思ったが読んでいる内にどんどん汐見夏衛さんの世界に引き込まされた。内容自体は目新しいものでなくテンプレって言われればテンプレなんですけど汐見夏衛さんの描く作品の持つ独特の世界が良すぎてちょっとズルいと思いました。
〇出版社スターターツから実業之日本社に変わりましたね。恋愛要素を減らせたのもこのおかげでしょうか。恋愛要素全開のも自分は好きですが恋愛小説はパターン化されやすいので個人的には実業之日本社での汐見夏衛さんの作品楽しみです(実業之日本社初めて聞いた出版社でしたが)
#学生 #読書 #読了
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