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今週のテーマ【ADHD】
ルームにご参加下さった皆様有難うございました。

【予告】次回は3月日（）18：10　～　「」について語らいます。

今回は「ADHDの脳」について語らいました。

〇脳に注目される理由
DSM-5から「発達障害」→「神経発達症」
↓
脳機能の障害と強く示される
※「障害」とすると「戻らない状態」と誤解され児童や親に大きな衝撃を与えることになる

〇ADHDの苦手なこと
・計画的に物事を遂行するために論理的に考えて、順序だてて時間的見通しを持って準備・実行
・我慢する

〇前頭葉機能とADHDの症状
・ADHDの行動特性の多くが、前頭前野の機能不全によるものと見立てられる
・「脳機能局在論」のエビデンスに基づく…特定の領域が特定の機能を担う
・「人らしい部分」実行機能、ワーキングメモリ、自発性、意思決定、自己制御、注意集中、社会性等の重要な役割を担う。20歳ころに完成するが、神経発達症は発達が明らかに遅れる
・MRIで脳の部位ごとに体積を調べるとADHD児は定型発達児と比べると前頭前野を始めとする、大脳の多くの部位で体積が小さかった
・持続的な注意力や集中力を要する課題を与え、課題遂行中に脳機能計測する　→　定型発達者と比べてADHDの人は前頭前野の賦活が低下する
注）脳に病巣があるわけではない

〇トリプル・パスウエイ・モデル　Sonuga-Barke（2010）
fMRI・PETでADHD・定型発達者を比べると…
・前頭前野の機能の低下
・前頭皮質－線条体及び前頭皮質－頭頂野の神経回路の活性が有意に低下
・基底核や頭頂皮質での有意な賦活の低下
↓
Dual Pathway Model
実行機能の障害、報酬系の障害
↓
Triple Pathway Model
①前頭前野の実行機能の障害
②報酬系の障害
③小脳の抑制機能の障害…情動の制御や計画立案、時間的な見通しにも関与
が相互に関与しあう

〇Default ModeNetwork（脳のアイドリング状態）とADHD
ADHD者は定型発達者と比べて…
・DMNの脳の部位間の機能的な結合が低下していて安静時から活動への移行が困難
→　課題に取り組むまでに時間がかかる。取り組み始めても集中できない。
・DMNの弱さ＋大脳皮質の発達の遅れ
→　抑制機能がうまく働かずにゲーム依存に陥りやすい

なんか申し訳なくなった

元カノがぶす専らしい