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通りすがりの猫

通りすがりの猫

[読了本📖]
『菜食主義者』ハン・ガン

あらすじ
平凡な自分に対して平凡な物を身の回りに置くようにしてきた自分。勿論妻も平凡な人間を選び、何一つ不安要素のない生活を送ってきたはずだった。そんなある日突然妻がビーガンになるそれによって壊れてく自分と妻妻の家族との関係性や妻の様子を描いたノーベル文学賞受賞の韓国発純文学

感想
〇高瀬準子作『水たまりで息をする』の設定に似ていると感じた(高瀬さんが後発?)これは突然水を恐れるようになった夫の異常とを描いたもので解説もついていたのもあって面白く、分かりやすかった(解説ないと理解できなかっただろうけど)これと比べてみると恐れるものの対象が水と動物性のものとどうにもテーマの弱さを感じた
〇この写真の本自体は4編(たぶん)からなる短編集でその1つとして菜食主義が入ってるからほかの多くの純文学の例に漏れず読みやすいと思います
〇夫が語り手の実際に起こったことを夫の感情を交えながら語られていくパートと妻が語り手の菜食主義になる原因となったずっと続く夢の内容のパートが交互にあることで曖昧な夢の内容から妻の捉え方だったりが知れて面白いと思う
〇全体的にやっぱり多くの純文学の例に漏れず自分の頭では理解しきれてないと感じたけどニュアンスは感じとれてよかった(異常性で言ったら菜食主義になった妻より夫と妻の家族の方が当事者になったら自分もそんな行動をするだろうなと思いながらもあまりの菜食主義への拒絶に狂気じみたものを感じた)
#学生 #読書 #読了
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