八百屋の兄弟という狭い世界の二人だったのが、海軍に入ってそれぞれ同期や後輩先輩上司部下ができ、世界が広がって、もう俺だけの兄貴(弟)じゃないんだなあという述懐を経ての「でも俺たちは兄弟なんだなあ」という境地に至るのが見たくてですね(ろくろの手)