Janne Da Arc のLove is here って曲が｜るー🪐の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

キュンドラマ[照れる]

「君との再会」

大学時代、私は彼と出会った。音楽サークルでギターを弾いていた彼に一目惚れし、思い切って話しかけたのが始まりだった。
「その曲、好きなんです」
驚いた顔をしながらも、彼は少し照れたように微笑んだ。

それからというもの、一緒に練習する時間が増え、やがて付き合うようになった。ライブ前日まで一緒に練習し、終わったら夜通し語り合った。そんな日々がずっと続くと思っていた。

卒業間近、彼は突然告げた。
「就職で地元に戻る。遠距離になっても、頑張ろう」
最初は毎日電話して、ビデオ通話も欠かさなかった。でも、社会人生活が忙しくなると、だんだんと連絡は減り、最後には「別れよう」と彼の一言で終わった。

それから5年。私は都会で忙しく働き、恋愛も何度かしたけれど、あの時の痛みが心の奥に残っていた。
ある日、地元の友達の結婚式に招かれ、久々に帰省すると、会場の片隅でギターを弾く彼を見つけた。驚きと懐かしさが入り混じり、思わず声をかけた。
「久しぶりだね」
彼も驚いた顔で振り返り、少し照れながら笑った。
「元気そうで良かった」

式が終わってから、二人で夜の公園を歩いた。
「都会に行った君が、こんなに大人っぽくなるなんて思わなかったよ」
「そっちこそ、ギター続けてたんだね」

沈黙が続いた後、彼がぽつりと呟いた。
「あの頃、もっと素直になれたらよかった。遠距離が怖くて、自分から逃げたんだ」
私は少し笑って答えた。
「私も、もっと信じたかった。でも、あの時の私たちには難しかったよね」

しばらくして、彼がギターを手に取り、当時二人でよく弾いていた曲を奏で始めた。懐かしいメロディーが夜空に響く。
「もう一度、友達から始めない？」
その言葉に私は頷き、自然と笑顔がこぼれた。

あの日の傷はまだ完全に癒えていないかもしれない。でも、こうしてまた笑い合えたことが、少しだけ心を軽くしてくれた気がした。
「うん、また弾き語りしようね」
夜風が心地よく、二人の距離が少しずつ近づいていくのを感じた。

私も一番好きなのLovn is Hereです！

Janne Da Arc のLove is here って曲が