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へんりっく。
彼女はレジにいた。
今日の午後、
スーパーはすごく混んでいた。
セルフレジも普通のレジも非常に混んでる状態。
しかしあるレーンだけ異常に人が少ない。
こういう時、
大抵はカゴ3つとか大量に買い物してる人がいて、それが数人重なったりして周りが敬遠してる場合が多いのだが、
そうでは無い。
どんどん列が進んでいるのだ。
最初は隣と同じ位の列の長さだったものが、
どんどん短くなってゆく。
そこにたまたま居合わせた僕は、
気持ちを抑えきれずにそこに並んだ。
やはりみるみる列が進んでいく。
ほんの数分並んだ後、
僕の番が来た。
女神はそこにいた。
彼女は歳の頃20代後半位の聡明な印象の女性。
全てがそこで明かされた。
彼女は耳に痛くない程度の心地よく高い声でゆっくりと、
「ポイントカードございますかー?」
「レジ袋は2枚でよろしいですかー?」
そう僕に質問する。
僕がその質問に答えてる時に気がついた。
彼女はものすごい勢いで商品バーコードを読み取っている。
この速さは本当に経験したことがない。
しかも、
丁寧かつ適切な並べ方でカゴを移し替えてく。
どんな商品でもバーコードの場所で迷うこともない。
「完璧だ。」
誰にでも聞き取りやすくゆっくりと丁寧に話しながらも、
尋常じゃないスピードで商品の処理をする。
他の列と差がこれだけハッキリ出るのは、
きちんと訳があったと言う事だ。
レジ打ちに才能があるのなら、
彼女は天才だし、
そうではなかったとしても、
かなり有能な人材であることは確かだ。
きっとどんな仕事でも力を発揮できるだろう。
そんな彼女の仕事っぷりは、
見ているだけでも美しく気持ちの良いものだった。
って話[大笑い]
#小説風
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