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詩音
----空に浮かぶ心----
小さな村に住むリリという少女がいた。
彼女は心配性で、周りの人の顔色を常に気にしていた。
「私のせいで誰かが不機嫌になったらどうしよう」
「あの人が怒っているのは、私が何か言ったから?」
そんな思いが胸を締めつける日々だった。
ある日、村の外れの丘でリリは不思議な老人に出会った。
老人は木製の杖を持ち、空をじっと見上げていた。
興味を引かれたリリが話しかけると、老人はにっこりと笑い、手を空に向けて言った。
「お嬢ちゃん、あの雲を見てごらん。」
リリは空を見上げた。
白くて大きな雲がのんびりと漂っている。
すると、次の瞬間、風が吹き、その形がみるみるうちに変わった。
「雲って面白いよね。さっきまで羊みたいだったのに、今は龍みたいになってる。」
老人はそう言って目を細めた。
リリは頷きながらも、どうしてそんな話をするのだろうと思った。
「雲はね、感情みたいなものだよ。」
老人は続けた。
「見てごらん、風が吹けば形を変えるし、太陽が出れば輝き、雨が降れば消える。けれど、雲自身はただ空に浮かんでいるだけなんだ。」
リリは首を傾げた。
「でも、感情ってどうしても気になります。怒っている雲があったら、避けたほうがいいんじゃないですか?」
老人は笑い声を上げた。
「面白い発想だ。でもね、怒っている雲も風が吹けば消えてしまう。だからいちいち恐れる必要はないんだよ。自分で風を起こすこともできるしね。」
「自分で風を?」
リリは目を丸くした。
「そう、自分の心が作る風さ。誰かが怒っていても、それを気にしすぎて自分の心を曇らせる必要はない。雲は雲、君の空は君の空だ。気にするよりも、自分の空にどんな風を吹かせたいかを考えるんだ。」
老人の言葉は、リリに深く響いた。
その日から彼女は、自分の空を思い描くようになった。
誰かの雲が近づいてきても、自分の風でそっと流すことができると気づいたのだ。
やがてリリは、村の誰もが気にするほど穏やかな雰囲気を持つ少女になった。
「リリと話すと、まるで晴れた日の空の下にいるみたい」
と人々は言った。
そして彼女は時々、村の丘に立って空を見上げる。
「感情は雲のように変わる。だから私はただ、風を起こす。」
そう呟きながら、穏やかに微笑むのだった。

コメント
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Xenon(
楽譜流して歌詞も表示するんだ…
ソフトの都合でところどころ3連符や1段2パートの所の表示おかしいけど
楽譜専用ソフトに移して体裁ととのえるほどの気力と時間はないのでそこまではしません 許して

泣き顔
でも、田舎だよ。間違いなく田舎だよ。ちちてつは埼玉の田舎のところを縫って走っているからね。田舎の男だよ。安心して。

高架下
多分、さいはらは薄々それが虚勢だって分かってたけど、本心かどうかは関係なくその言葉を口に出せる人だから、百田が好きだったんだよね

ぽめ
現状ゴロしか打てそうにない栗原や柳町のアプローチが打順で変わるなら、その根拠が欲しいんだよな。
打ってるならまだしも無限ゴロ製造機だよ今のとこ。

地鶏📚

斉藤思

やえ

原ヶ出

ひろみ
何より笑顔と健康を願っていること
ずっと応援していること
感謝
レイちゃんに伝えました。
思いの全てが伝わったかはわからない。
肝に銘じておいて欲しいとは言わない。
ただ、話したその一瞬でもレイちゃんが嬉しい思いをしてくれていたなら幸せです。
#清宮レイ #ミーグリ

柴ちゃ
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フォアグラ
面白いお話ですね。喩え話としても 面白いと思います。
☆紅☆
響く良い詩ですね(*^^*)