入道雲が見えて、ちらりと夏の匂いが頬を掠ったから、私はそれに背を向けて歩き始めることにした。初めは快調だったが、しばらく歩き続けるとじんわりと汗が滲んでいくのがわかり、足はどんどん後ろへ流れていった。まだ朝方と夜は肌寒いから大丈夫だと思っていたのに、「容赦ないな。」首元をさすりながらため息をついた。#たにしちゃんのひとりごと
リクリ
ワードチョイスが好き。 じっとりした暑さが伝わってくる。