鳴きたくて鳴いてるんじゃないんだ。鳴くことを求められるカラスというせいぶつに生まれてしまった運命を背負っているからね。僕のほんとの望みは、僕のほんとの望みはね、誰にもわからない。僕自身にもわからない。お空はこんなに青いのに、ずーっと飛ぶというお仕事をしなくちゃならないんだ。下から眺めることなんてない。ずーっと飛んでなくちゃいけない。あなたたちがそう求めるからさ。あなたたちが羨ましくて地面に降り立って食べ物を探すけれど、正直に言うよ。まずい。唐揚げは美味しい。形が似てる気がするけどあれは僕らじゃないよね。まさかね。ね。まさかね。あのぉ、もう少し飛びますので唐揚げにしないでください。