あなたにとって本棚とはなんですか?
私にとって本棚は「良き友人」です。ちょっと愛想が足りないですが物知りで、こちらが語りかけると何かしら答えを返してくれる有能な紳士です。
人によって本棚と向き合い方が色々違うと思うので興味があります。ぜひ教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
ぽんそ
過去の自分が一緒にしまわれている場所。
お迎えした時のこと、読んだ時のこと、
途中で読まなくなってしまった時のこと……
そういう、記憶の宝箱みたいな存在。

ナオ兄貴。🫧

忘却
祖父や父の職業柄、戦争と平和が人間にどのような出来事を経験させ、思想を持たせ、実行させるのか。また戦争は悪と言い切れるのか、あるいは絶対悪なのか。子供の頃から今までずっと考えてきたテーマです。未だに結論は出ません。先人たちも成し遂げられなかったように、我々にも時間が足りないでしょう。けれども、悠久の時を経て、誰かが、もしくは共同体が開拓し、意味を与え、実践にうつることを信じてやみません。探求の一端として、本棚を書で埋めています。

隠居
私にとって本棚は、リンク集、インデックス、
あるいは外部記録媒体、ってイメージです。
その本がそこにあってタイトルなり著者名なり出版社名なりが目に入ることによって、すぐには読めなくても、自分がそのテーマに興味をもっていた、好きだったということを覚えていられる。その本の背後にひろがる情報網へのアクセス権、みたいな感じで、リンク集でありインデックス。
で、外部記録媒体。なので読んだ内容を全部自分の頭に収めなくても、身に付かなくてもいい。そこに必要な情報があることだけわかっていて参照することができればいいから、安心して忘れられる。みたいな感じでテキトーに読書を楽しんでます 笑

バートルビー


みゅの字
関心の表現。
未読既読を問わない…のはこの星の趣旨にも書きました。今自分がどういう頭なのか、これまで何を見てきたのか、これから何が知りたいのか、本棚の前に立って背表紙を眺めれば、思い出されることもあるし、手にとって紐解けば、「えぇ、そうなんだ」「あぁそうだった、ありがとう」、と教わることもある。
…のはずなんだけど、自分に関しては、あんまりきれいにそうなったことはないですねー。長いこと、積ん読を無秩序に入れておく場所、になっていたかも知れません。
でも、そういう状況は誰でもいつでも変えられますよね、というのがこの星のテーマのひとつです。「関心の表現」と書いたのは、それが編集可能でもある、ということです。
この星にはすごい読書量の人もいると思いますし、そういう人の棚やコメントを見て圧倒されることもあると思います。でも、そういう人の棚と自分のそれを比較しても意味がないですね。自分と自分の棚が対話すればいいだけのことなので。
トマス・ハリスの小説に出てくるレクター博士の脳内には「記憶の宮殿」があり、博士は脳内でその宮殿を訪問し、部屋の扉を開き、書棚の本を手に取り、自在に参照することができるのだそうです。だそうです、っていうか、フィクションですけど。でもこの喩えが読書家の心を掴むのは、書棚というのが自分自身の記憶と別のアクセス可能な半外部と思われているからじゃないでしょうか。その人を強く表すものであると同時に、その人にとっての編集可能な外部でもあるという、本棚のもつ性質に、わたしたちは惹きつけられているのかも知れないですね。

憂い顔の騎士

りり🍓

