浦島太郎の玉手箱の正体は何だと思う?

machin

くずもち
乙姫様は、玉手箱を渡しながらも、浦島に「絶対に開けるな」と忠告しました。
これって、一見矛盾してますよね。開けてほしくなかったら、渡さなければよいのですから。
思うに、玉手箱に込められていたものは「私と竜宮城で過ごした、甘い日々の思い出」ではなかったのでしょうか。
共に過ごした思い出は、とても大切なものです。別れが来たあとも、心にいつまでも留めておくべきことです。
しかし、その思い出に執着しては、いつまでも前に進めません。だから、玉手箱には「紐解いた時、その日々を消し去る」という仕組みが施されていたのでは?と、勝手に妄想しています。
物語から離れて、懇意になった男女の構図に当てはめると、以下のような感じでしょうか。
離別する男性に対し、「この日々のことを忘れないでほしい。でも、囚われてもほしくない」と願う女性。しかし、やはり女性のことが忘れられず、誰とも結ばれず、ただ老いてしまう男性。
ろく
外気に触れたら壊れるから開けるなってことだろうね

