まずは国家予算に占める教育への支出の割合から話を始めましょうか。·2019年時点ではOECD加盟37カ国中36位·高等教育における私費負担の割合が67% (OECD加盟国の平均が31%)·GDPに占める公的教育費の割合が3.24% (128位)皇室があり富士山があり、京都や奈良と言った古都もあり、さらには四季さまざまな美しさに彩られた美しい国だとは思います。けれどもどうなんでしょうね。設備投資なき製造業があり得ないように、教育と言う未来への投資を怠っている国を少なくとも文明国とは呼べないし、とりあえずの体裁は整えていても、先進国と呼べるかどうか...半笑いで目を伏せざるを得ません。さらには町では未だに犬や猫たちが殺され続けているかと思えば、山林の保全を怠り自然を荒れるがままに放置した挙句にクマたちに逆襲され...すごい先進国もあったものです。当然日本人に生まれたことの恩恵とそれに対する感謝は忘れてはなりません。世界一美しい形と優しい響きを持つ日本語と言う言語を使えるだけでも、いや、極端な話、漠然とではあってもとりあえず明日の今頃もこうして過ごしていられるはずと言う確信めいたものが持てるだけ、私たちは幸福な国民と言えるでしょう。けれども。それが未来永劫続く保証などどこにもありません。国家とはつまるところそこに住む人間の集合体でもあります。であれば国が手厚く予算を措置し、せめて教育に対する支出が家計を圧迫しないようにするくらいは当然のことのはず。お話は冒頭に戻ります。国家予算や経済の規模から見れば確かに小国ではないに違いありません。けれども未来への投資を怠り続ける国に、果たして未来はあるのか...今日も夕焼けが綺麗でした。
日本はまだまだ世界的に見ればかなり恵まれた国家であって先進国と言って差し支えないかとは思います。将来のことまで考えるとぶっちゃけどこの国家にも問題があるのでそういう意味でも日本が特段悪いとも思いません…が特段いいとも思わない、その程度です