人生が悲劇なら舞台からは決して降りずに、どこまでもコミカルに思わず自分が笑ってしまうほど明るく楽しく演じ喜劇なら自分が笑ってしまわないように、真剣に演じて周りの人たちが爆笑してくれるように道化師に成り切って
1本のクモの糸、1本の境界線天国と地獄は、空の上と地の底に分かれているわけじゃない。ユートピア(理想)とディストピア(現実)は、別の国にあるわけじゃない。それは、きみの目の前にあるたった「1本の境界線」だ。天国と地獄の「長い箸(はし)」あるところに、とても長い箸しかなかい国があった。自分の口には、どうしても届かない長さ。自分のことだけを考えて、無理に食べようとする者は、食べ物を落とし、互いに奪い合い、飢え、そこは「地獄」になった。けれど、その長い箸を使って、「はい、どうぞ」と目の前の人に食べさせた者たちは、互いに満たされ、笑顔になり、そこは「天国」になった。場所も、道具も、何ひとつ変わっていない。変わったのは、「心の矢印」をどちらに向けたか、それだけ。理想が、一瞬で牙をむく「みんなが絶対に平等で、誰も傷つかない世界」それは素晴らしい理想(ユートピア)に見える。けれど、その理想を絶対に守るために、少しでも違う意見を持つ人を許さないルールを作ったら?24時間、全員が監視される世界になったら?正しいはずの理想は、一瞬で息のできない現実(ディストピア)に化けてしまう。きみが立つ、その場所で世界はいつだって、表と裏がセットだ。完璧な天国も、救いようのない地獄も、最初からそこにあるわけじゃない。その時、その場所、その相手(TPO)。きみが放つ言葉ひとつ、心の配り方ひとつで、いま生きている教室や部屋は、天国にも地獄にも姿を変える。地獄のような現実の底からしか、見えない本当の理想(光)がある。理想を追い求めるからこそ、踏み外せない現実の足元が見える。すべては、きみの心と世界の関わり方次第。その「1本の境界線」を、きみはどう生きる?