などと言っても何かを決められるほどの甲斐性なんてものは僕には無くて、いつも隣にいる君に決めてもらっていた。 君はいつも「天の神様の言う通り」って笑ってたけど、今目の前で涙を流す君を見てわかった。本当は僕が決めなきゃいけなかったんだよな。 もう君の頬を濡らすことしかできない僕に、残された答えは一つしかない。天の神様はいない。楽しかったことも、悲しかったことも、愛したことさえも全てを背負って今最後の言葉を。 ぷっとこいてぷっとこいてぷっぷっぷ かきのたね あぶらむし