超イケメンとクソイケメン。この二つを並べて語るとき、人はどうしても顔だけで判断しがちだ。だが、人を惹きつける魅力というのは、顔の造形以上に「空気感」で決まる。超イケメンは写真の中で完結するが、クソイケメンは日常の中で人を惹きつける。ただ立っているだけで「なんなんだ、こいつ…クソイケメンだな」と思わせるその力は、生きてきた時間が表情に積もった証だ。人は顔で憧れ、雰囲気で惚れる。だからクソイケメンは、超イケメンを超えるイケメンの最終進化形なのかもしれない。