何故人はラベリングを好むのか?(陰キャ/陽キャ、男/女、マイノリティ/マジョリティ等)

wingman

音佐りんご。
或いは理解できないものを理解するため、理解しているものは「あー、アレね!」って分かりやすくするためです。
補足するとラベリングとかタグ付けとかレッテル貼りとか記号化とか、いろんな言い方ができるけど、基本的には誰かと情報を共有するために発展してきた概念なので、それが社会生活において便利で、それを使うことが生存においても優位なコミュニケーションだったからだと思います。
ひと言で言い表す為の工夫ですね。
例えば
「裏山であの、茶色くて、耳の丸い……尻尾も丸くて、全体的になんか丸っこい、かわいらしい感じの……なんか動物見たよ!」
とか言ってたら、話したい内容に入る事が出来ないし、場合によっては話し手と聞き手で想像してるものが大きく異なる可能性が出てくるので
「それって、たぬき?」
って、名前で確認する感じ。
それに近いんじゃないかと思います。
この場合は『たぬき』っていう普通名詞ですけど
「そうそう、そのたぬきって、あれ何でも食べるんだよね、肉でも野菜でも」
「雑食動物だからね」
「それはさておきあいつかわいいよな、ああいうのなんて言うんだろ?」
「癒し系?もふもふ?」
「もふもふ」
みたいな感じで『雑食動物』『癒し系』っていうタグ付けをしてしまえば『たぬき』と『雑食動物』『もふもふ』が関連して記憶されて便利ですよね。
他の例で言うと
「クラスに貫田っているじゃん? 誰って、あの、いつも笑顔でおっとりしてて普段から人当たりも良いのに、なんか意外と抜け目ない感じのやつ」
「あぁ、あいつタヌキだよな」
みたいな比喩的な表現もありますね。
『おっとり』や『抜け目ない』もラベリングですけど、どれも雰囲気を共有する目的で使われている言葉ですね。有るのと無いのとでは情報共有のしやすさが全然違います。
便利だから。
それが理由ですが問題点もあって『もふもふ』は必ずしも『雑食動物』ではないし『たぬき』が常に『もふもふ』しているとも限らない。或いは『もふもふ』している『雑食動物』を見かけたけど実は『アライグマ』かも知れない。そうしたラベリングに関連した情報が却って誤解や混乱を招く可能性があるということは念頭に置く必要があります。
あとは悪意で蔑称のように使われたり、便利さ故の難点もあって……。
さておき、好まれる理由はそんな感じでしょうか。

ほろろめ(退院

冷泉院ラグドメゼギス
触れるものをその都度イチから力加減しつつ丁寧に扱うマニュアル操作より、ある程度のパターンと決めつけて(ここで言うラベリング)とりあえず扱えるオートマチック操作の方が、考える労力は少なくて済むわけですね。

