ふと質問投稿主の質問の意図を先に見ましたが、「人物類型を問う形」(質問内容)と「状態・状況を問う内容」(質問主の補足意図)が一致していないように感じたので、① 投稿主の意図への回答(状態・条件)② 質問文そのものへの回答(人物像)の順番で私の回答を残そうと思います。① どんな条件で「考えない状態」が起きるか考えない状態は人間であるなら誰にでも起こりうる現象だと思います。典型的には、強い感情に飲まれているとき、疲労や時間的圧力が大きいとき、あるいは逆に、安心しきった関係や慣れた環境の中で疑問を差し挟む必要を感じなくなった時でしょうか。思考は常にコストを伴うため、余裕が奪われた場合だけでなく、負荷が極端に少ない場合にも省略されやすい。思考停止は緊張過多だけでなく、快適さの持続からも生じると考えます。② 考えられていない人はどのような人か私にとって「考えられていない人」とは、思考力の不足というよりは、「考えない状態に長く適応した人」です。思考は本来エネルギーと緊張を伴う行為ですが、ストレスの少ない平坦な環境や、自分の欲求が抵抗なく通る状況では、前提の検証や再考の必要が減っていきます。その結果、『考えないこと』が習慣化し、やがて姿勢として固定される。つまりそれは能力ではなく、状態への適応の帰結だと捉えています。