読んでて泣いた本は何ですか?

いちご
…は、涙が,出ました

まー

ジェリー
堕落論に収録の
「不良少年とキリスト」
太宰が死んだときに、安吾が書いたもの。
太宰についてけなしているようでもあるけど、めっちゃほめているとこはほめている。
悩みが深かったときに下掲の部分にすごく救われた。
「人間失格」を読んだ人は、このエッセイを読んでみて欲しい。
然し、生きていると、疲れるね。かく言う私も、時に、無に帰そうと思う時が、あるですよ。戦いぬく、言うは易く、疲れるね。然し、度胸は、きめている。是が非でも、生きる時間を、生きぬくよ。そして、戦うよ。決して、負けぬ。負けぬとは、戦う、ということです。それ以外に、勝負など、ありやせぬ。戦っていれば、負けないのです。決して、勝てないのです。人間は、決して、勝ちません。たゞ、負けないのだ。
勝とうなんて、思っちゃ、いけない。勝てる筈が、ないじゃないか。誰に、何者に、勝つつもりなんだ。
時間というものを、無限と見ては、いけないのである。そんな大ゲサな、子供の夢みたいなことを、本気に考えてはいけない。時間というものは、自分が生れてから、死ぬまでの間です。

ちょんたん

ヤマ

ほむら
プルプル
「君の膵臓をたべたい」

Riz

もなか
最後、電車の中でボロボロ泣いてしまいました

晴
(夫・今岡清氏によるあとがき、より)
この本は、出版社から依頼されたものでも、また出版するつもりで書いたものでもありませんでした。ただ、自分の息子に語り聞かせようという気持ちだけが栗本薫に書かせたものなのです。
七夕の短冊に「赤ちゃん」と書いて授かった我が子。せっかく大人しく寝ている赤ん坊を、もしかしてぐあいが悪いのではないかと突いて起こしてしまったりするほど、それほどに溺愛をしていた息子のために、この物語は書かれました。
栗本薫先生の没後、遺稿の中から発掘され刊行された作品。

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