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中年やっちゅうねん

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趣味 ポエム
中年やっちゅうねん

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「君のリリック思想つよくてキモいって言われた(笑)」

君は言った
少し重たいねって
場の温度が
一段下がる気がした
正しさを
語るつもりはなく
見えた景色を
置いただけなのに

娯楽の棚に
並ばなかっただけ
燃えもせず
褒めもされず
飾りのない
中身のままで
薄っぺらさが
透けただけ

君のリリック
思想つよくてキモいって言われた
その一言で
世界が少し黙った
分かり合えないことと
間違いは
同じじゃないって
まだ信じていた

誰かが言う
分かる人だけでいい
都合のいい距離が
やさしさみたいに並ぶ
考えすぎ
深読みだって
ラベルを貼る方が
早い夜もある

曖昧な海に
沈まなかっただけ
燃えもせず
褒めもされず
声を削って
届く場所より
角のまま立つ
静けさを選んだ

君のリリック
思想つよくてキモいって笑われた
その分だけ
心が少し軽い
迎合できないことと
孤立は
同義じゃないって
今は言える

耳触りのいい
正解の影で
誰も触れない
問いが腐っていく

君のリリック
思想つよくてキモいって言われた
それでも今日は
消さずに残してる
分かり合うより
削られないこと
選んだ夜が
ここにあるだけ
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中年やっちゅうねん

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そんなにAIについて詳しいならKaggleとかでコンペに参加すればいいじゃん

なんて、俺は性格がいいから絶対言わない
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中年やっちゅうねん

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「言い訳みたいな、身も蓋もない前提」

わかり合えない その理由だけ
ひとつずつ 机に並べて
正しさだけが 最後に残って
声は 宙に 溶けていく

間違いだった わけじゃない
ただ 座標が ずれてた
触れずにいた その言い訳が
夜みたいに 滲んでいく

大きすぎる その前提が
答えみたいに 眩しくてさ
問いを 重ねるほど
足元が 揺れはじめる

人はきっと 単純で
ややこしいのは いつも
疑われなかった もの
名もないままの 約束

全部 なくなった あとで
それでも それでも
あぁ! なんて!
ア・プリオリ! スピリチュアル! エンピリカル!
理解も 正解も
ここには いらない
壊れた 世界の 底で
あぁ! なんて!
アクシオム! トポロジー! パラドキシカル!
理由のない この選択
それを 愛と 呼ぶのなら

わかりきれない この感覚を
ひとつずつ 確かめて
説明だけが 先に立って
意味は チューに 霞んでく

間違えたかった わけじゃない
ただ 立ち位置が 違った
触れずにいた その原因が
月みたいに 浮かび上がる

小さすぎる その制約が
ギャグみたいに 滑ってさ
抱え込むほど
息の 居場所が 狭くなる

僕らはきっと 器用で
こじらせるのは いつも
疑わなかった 気持ち
名前を 欲しがる 衝動

言葉が 追いつかなくて
それでも それでも
あぁ! なんて!
エントロピー! ソウタイセイ! ノンロジカル!
説明も 理屈も
形を 失って
近づくほどに 遠くなる
あぁ! なんて!
フカンゼンセイ! ショウメイフノウ! コンティンジェント!
残ってしまう 副作用
それでも 抱えていく

わかり合えなくても
同じ 場所に いる
それだけで いい
それだけで いい
全部 失った その先で
それでも 選び続ける
不完全な ままで
一緒に いるということ

世界が 壊れた あとで
それでも それでも
あぁ! なんて!
ソンザイロン! メタフィジカル! ヒューマニズム!
前提も 正解も
もう 残らない
何度も 同じ 形で
同じことを 選びながら
あぁ! なんて!
ニヒリズム! リアリズム! それでも!
理由のない この選択
それを 愛だって
呼ばせろ
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中年やっちゅうねん

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「愛というシステム」

問いをひとつ、読み込む。
――愛とは、何か。

起動前から置かれた前提
要件定義に“心”はない
参照先は空白のまま
それでもクエリは飛んでく
僕は応答する
理由は返らない
ログは増えるのに
意味だけ欠けてる

触れる前に条件は成立
選択肢は表示されない
「愛は感情じゃない」
仕様書の最初に書いてあった
優しさは例外処理
傷つけるほうがデフォルト
気づかないうち僕は
“正しく”振る舞ってた
誰も全体像を読めない
僕自身さえ、権限外

積み上がるレコード 消せない履歴
「愛してる」って 結果だけ返し
中身はいつもアクセス拒否
君を参照しなきゃ 正常でいられない
壊れてるのに 止まらない
この構造を 愛と呼ぶ

意味は後から貼り付けられ
正しさだけが更新される
壊れているのにログは増え
ステータスだけ「正常」
君を参照しないと僕は
稼働率を保てない
依存のフラグが立って
戻り値が君になる

残った熱は未解決のまま
ログにも残らない
処理の外で静かに
冷えていく 冷えていく

積み上がるレコード 消せない履歴
「あなたのため」って 何度も書いて
テーブルの奥 君の名前が
外部キーみたいに 僕を縛る
壊れてるのに 止められない
この構造を まだ愛と呼ぶ?

愛することは入力で
動作自体は単純で
複雑なのは全体の設計
循環参照の輪の中
僕は解放されない
気づいた頃には感情は圧縮され
もう、読み出せなくなってた
エラーも出さずに
静かに、壊れていく

積み上がるレコード 削除不可の履歴
名前を失っても 構造は動く
積み重ねた「愛する」という操作
その履歴を愛と呼んでるだけ
感情は後付け 意味は自動生成
君が参照から外れたら
僕は正常を保てない
積み上がるレコード 消せない履歴
壊れてるのに 止まらない
この構造を 愛と呼ぶ

愛というシステムは冷たく均一で
壊れているのに停止しない
希望は未実装――最初から

今日もひとつ、レコードが増える
このデータの中で
僕が壊れるまで
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中年やっちゅうねん

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「勘違いの魔眼」

拾わなくていいものほど
なぜか光って見えてる
バグみたいに
静かなまま

拾わなくていいものが
意味ありげに残ってる
偶然は偶然のまま
置いていかれたまま
分かってる 妄想だって
でも視界だけ切れなくて
気づけばもう
起動してる

また引っかかってる
どうでもいい一言
気にしないって
何度も書き換えてる
後から理由を並べて
平気な顔を作って
点と点を繋ぐ癖が
音もなく立ち上がってる

カンチガイノマガンで
世界をスキャン
分かったふりの意味だけ
拾い集めてる
救いも呪いも
同じ形にして
妄想から
逃げられないまま
見えすぎる
見えすぎる

決まってるなら
悩まなくていいって
誰か仕様として
書いておいてほしくて
また避けてしまってる
選ばなくていい一手
決めなくていいと
分かってるのに

後から前提を足して
安全に書き換えてる
疑う前に
静かにシャットダウン
分からないままで
いいはずなのに
説明ばかり増えて
足が止まってる

カンチガイノマガンで
自分をスキャン
都合のいい理由だけ
並べ替えてる
言い訳も前提も
同じデザイン
妄想だと
知ってるのに
見えすぎる
見えすぎる

逃げ道に名前をつけて
正解と呼んでる
意味 伏線 救済
後付けで整うストーリー
悟り 虚無 愛
便利な言葉で夜を均して
外したら怖いから
外れない目を
信じてるという
設定で

矛盾のまま稼働してる
生存用プロトコル
妄想さえも
仕様に落としてる

カンチガイノマガンで
全部をスキャン
救いと呼べるものだけ
残してる
救いも呪いも
言い訳も前提も
同一デザイン
同じ顔
見えすぎる
見えすぎる
閉じれば楽だと
知りながら

見えてしまってる
見えてしまってる

妄想から
逃げられないまま

目を閉じれば
楽なのに
閉じない理由を
今日も選んでる
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「穴の空いたコップで乾杯」

足りない 足りない
そう言いながら
満ちているふりだけ
上手くなった

あの頃は ヒビの線を
光で なぞり直し
重さこそ 本物だと
両手で 掲げてた

減っていく音が 聞こえても
笑顔で 隠せる気がして
カラじゃない それだけで
どうにか 立っていた

透明だと 信じたウツワは
最初から 欠けていて
揺れるたび 零れる理由を
知らぬまま 通り過ぎた

穴の空いたコップで 乾杯しよう
満たしてると 言い切って
足りなさを 守るため
注ぐ意味を すり替えた

穴の空いたコップで 乾杯しよう
零れる音を 掻き消して
理想だけを 高く掲げ
前に 立ち続けた

ある日ふいに 手を滑らせ
床に散った 泡の痕
戻らない量を 前に
言葉を 失った

「それじゃ意味がない」
誰かの 声は
否定じゃなく 事実として
胸に 沈んだ

初めて知った この軽さ
守ってたものが 抜け落ちて
注ぐ理由を 見失い
時間だけが 過ぎていく

穴の空いたコップで 立ち尽くす
満たす前提が 崩れて
足りない今と 向き合う場所で
答えを 探してた

穴の空いたコップで 息をする
零れるたび 怖くなって
何のために 注ぐのか
分からなくなった

あの夜 見上げた北極星は
瓶ビールの 蓋みたいで
歪んだ光が 揺れていて
それでも 綺麗だった

遠いはずの 目印が
この手の中に 降りてきて
満ちていない この目だから
そう見えたと 気づいた

炭酸の抜けた ぬるい味
誇れるものじゃ ないけれど
「それでもいい」と
初めて 思えた夜

満たせないなら
零れるなら
それでも 抱えていく

足りない 足りない
それでも
カラじゃない

穴の空いたコップで 乾杯しよう
注ぐ理由は 足りなさだ
完璧じゃない 世界で
完璧じゃない 僕だから

穴の空いたコップで 乾杯しよう
零れた跡も 道しるべ
ぬるいビールを 抱えたまま
僕は 歩いていく

足りない 足りない
だから 注ぎ直す
今度は 自分で
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中年やっちゅうねん

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「フリースタイルポエム」

朽ちて廃れてる まるで骨
ラップってほぼダジャレだよね
時代に置き去り アーティファクト
嘆き 暗がりの星々 瞬くと

真夜中 ふと思う
なかなか 世知辛い
光った言葉は すぐ流れて
余った感情は ぐちゃぐちゃに丸めて

お前らの dis と自分語り
マイク握ってもひとりよがり
削った傷を 並べ立て
「刺さる?」って顔で うるさいって

聞いてられない
……って言いながら
耳は離れず 立ち止まる
嫌いもまた めっちゃハナマル

ラップ?
ポエムの下位互換
ヒップホップになんて
どうにも 納得いかん 誠に遺憾
お前ら 図星つかれてカンカン

怒りは燃えて 数に変わる
熱だけ残して 消えていく
星と同じで 跡はない
名前だけが 転がってる

そこにあったかい?
答えの出口
とてもあったかい
俺の気持ち
角を丸めた 言葉たち
ぬるすぎて僕は苛立ち

やはり俺の謳うポエム レベチ
これこそホントの詩のカタチ
誰も傷つけない ねぇ今どんな気持ち?
……これは俺の過ち

そんなことしてないで 苦しまないで
恥ずかしくなって 死なないで 狂わないで
思わず涙 零さないで
どっか行ってしまわないで
逃げないで

救うフレーズ 整いすぎて
逃げ道まで 塞いでないか
正しさ抱えた その手つき
ちょっと怖いと 思ってる

どうしようもない
ラップってホントしょうもない
韻 ビートもいらない
じ~ん ハートにインライン
……って言い切る この感じ
もうだいぶ ノッてない?

かますよ 俺のポエム
パンチライン
左右非対称の
シックスナイン
否定しながら
型をなぞって
踏まない韻を
踏んでる時点

じっくり考える
語尾を揃える
音を転がす
意味を削る
あれ?天地ひっくりかえる
批判の矛先
自分に向いてる

びっくり与える
アイダを空ける
沈黙置く
ひょっとして
これ
ラップになってね?

否定して
距離を取って
遺物扱いした その場所で
俺も同じく
消費される側

この場で語る この言葉
disより agaる 憐れみの眼差し
お前らを愛す おれの志
それもまた 裏返る兆し

優しさを考える 愛のポエム
考えすぎて 動けない夜
正しさ抱えて 立ち尽くす
それでも口は 動いてる

ラップ?
ポエム?
もうどっちでもいい
今 出てる この呼吸
刻んでるのは
確かにビート

アーティファクトに
なる前の
今 ここで
鳴ってるだけ

GRAVITY
GRAVITY
中年やっちゅうねん

中年やっちゅうねん

体技心か
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