
Lapolait
とある世界の物語を唄う
彷徨う吟遊詩人:ラポレ
旅行
写真撮影
創作
学生

Lapolait
哀を呑んで
賽の河原に
雷鳴は鳴る
胎児の頃より
罪業を抱え
曖昧な灰に落ちる
舞い踊る傀儡
概念より生まれし
内在する愛

Lapolait
向こう見ずなニンゲン
水流の如く
駆けて 笑って 喧嘩して
それでも君は良き相棒
護るために失った身体は
古の縁を繋ぐ
命を賭してでも
乾いた心を潤す勇気を

Lapolait
橙は過剰に煌めいて
貴女の目に青は映らない
寒さの中で痛み続けた
全てが貴女の光を砕いた
言葉に意味を見出す前に
恐怖によって閉ざされた
漆黒の中で知るのは
嘗ての仄かな温もり

Lapolait
奈落に落ちた命
全ての今を捨て
冷たい剣となる
翠の瞳は零度となって
哀を隠蔽する
大切なものはもう
何処にもないのだ
消えぬ罪業を抱えたまま
終わりに向かって駆けろ

Lapolait
固定観念
裏切りの誘発
雷鳴 水流 少年少女
丸い棘は避雷となるか
揺らぐ右手は水面に触れず
不在の事実
観念の戦法
寡黙な少女はどちらの子

Lapolait
更地の隙間に
少年は目を閉じる
道などなかった
自らの足跡を
影に見失っただけ
「何を間違えた」
その声は届かない
選択の末の悲劇
目を開け
手遅れになる前に

Lapolait
冷たさが痛い
春風だけが私の場所
笑顔が辛い
泣き顔が辛い
仮面の中が私の心
独りが怖い
皆が怖い
全てから逃げ惑う
何処へ往けばいい
何処で逝けばいい

Lapolait
冷たくなって
ざらついた化石
末梢の抹消
どうか泣かないで
ここは怖くない
全てを未来の所為に
砕かれたものと夜を越す
朝は冷酷に迎えられ
夜は悲しさに恨まれる

Lapolait
暗闇懺悔を過去へ打ち捨て
空の劇場で舞い踊る
新たな頁の一筆目
輪郭を 覚悟を 決意を描いて
次こそ旅路に迷わぬように
旋風による健闘の祈念

Lapolait
寡黙な瞳
声は影に沿って動き
機能不全の文字で唄う
少女は駆ける
行き場も無く
諦観の奥地に棲む
儚い守護者
灯火が掻き消される時
それは後悔を以て
存在を刈り取る鎌となる

Lapolait
いつしか矮性となって
終わりを待っている
貴女の灯した明かりは
無限の孤独の標となって
上昇気流を巻き起こす
今こそこの灯を還す時
貴女が渡したそのように
どれ程までに眩かったか
痛感と共に手を結ぶ

Lapolait
拒まれた大気と
白い降雨で
街に冬が来る
乱立する光の木々は
一辺倒な歌を
冷ややかな星の目へ
行き場を失う温度で
幼子が街路を進むなら
魔法は何を授けるか

Lapolait
悪夢の終着点
望まれない者たちの街
やり直された楽園
歪な幸福と
半端な救いは
どちらが楽なのだろう
嘗て打ち砕かれた希望を
散乱したまま探しに往け

Lapolait
何処にも居ない
中身は道化か人間か
或いは冷夏の風のよう
愛憎を啜り
冷酷を呑んで
狂愛に満ちる傀儡
流水の言語で詩を紡ぐ
深い痛みの残骸
