
はちみつ
シングルマザー
総務課勤務
今は年末調整でへろへろ
趣味はマイクラ
マイクラ
オフィス
米津玄師
Mrs.GREENAPPLE
BTS
シングルマザー

はちみつ
初めて1人で泊まる
なんか、思い切り飲みたいと思って
たまにはいいよね

はちみつ
寝て起きても、現実は変わらなくて
目が覚めて一番初めに考えたことは
彼は、私以外の人と、その婚約者の方と
キスするんだろうな
みたいな、なんか中学生みたいな感想だった
でもその思考は確実に自分の心を抉り取っていった
想像するなばか
彼に大切な人ができてよかったやんか
まだまだ情緒がやばいな

はちみつ

はちみつ


はちみつ


はちみつ
つらい
まえをむこう!
つらい
いい人間になってどうちゃらこうちゃら…
つらい
この繰り返し
情緒やばい

はちみつ
ちゃんと、普通にできるかな
つらいなーほんと
情緒のジェットコースターやばいな

はちみつ

はちみつ
さよなら、ほんとうに素敵な人だった

はちみつ
愛だとか恋だとかくだらないと思ってた
10年間のモラハラで心は麻痺してた
また人を好きになれてよかった
明日から、ちゃんと前を向いて、私はもっといい人間になって、とにかく頑張ろう
仕事も、子育ても、一生懸命がんばろう
人を好きになれた思い出を大切にして、心の燃料にして、がんばろう

はちみつ
よくはたらいたし、ちゃんとたべて、ねた
えらすぎる
がんばった

はちみつ
何をしよう、何を話そう、誰と生きよう
これは結構大切なことだ
だってもう時間はないかもしれないし、途方もないかもしれなくて
でも、きっとわからないから、希望を持てるんだろうな
あと何年なんてわかっていたら、無気力になるかも
だから、寿命はわからなくしてあるんだろうな

はちみつ
いずれ死ぬことを理解した上で、それでも人間は毎日を生きていく
確実に死に向かって歩いているのに、幸せを求めて、何者かになりたくて、誰かの大切な人になりたくて
みんな等しく終わることが決まっているのに、やっぱりそれでも、人生をちゃんと楽しみたいんだ

はちみつ

はちみつ

はちみつ

はちみつ
わたしは元夫のモラハラで離婚して子供が2人います
子どもたちをひとりでしっかりと育てていって、子どもたちが巣立ったら、きっとひとりで死んでいくのだと思ってました
男の人はみんなモラハラをどこかに持っていて、クソだと思ってました
中途採用で自分の会社に入ってきた人がいました
私は総務課なので、その人に入社手続きについて説明しました
一目会った時からなんだか懐かしいような心地よい不思議な感覚がありました
社内で時々出会うたびに少しずつ会話をして、いつのまにかすごく打ち解けて仲良くなりました
もちろん、子どもがいることも伝えていて、私はその人とどうこうなろうなんて思っていませんでしたが、次第に惹かれるようになり、相手からも交際を申し込まれました
子ども最優先であること、土日はほとんど会えないこと、結婚はできない、子供は産めないことなど、諸々了承してくれ、付き合うことになりました
会えるのは平日のお昼休みだけ
一緒に車内でおにぎりを食べて、家電量販店をぶらついて、たくさん話をしました
帰宅したら育児と家事とでバタバタで、毎日寝落ちしてしまい、ろくにLINEも返せませんでしたが、ずっと穏やかに楽しく付き合ってくれました
ずっと再婚なんて考えられませんでしたが、彼と出会って、子どもたちが受け入れてくれるならこの人と結婚してもいいかも、この人の子供を産んでもいいかもと思うようになり
彼もやっぱり結婚したい、子どもを産んでほしいと言うようになりました
2人の子供にも何回か会ってもらい、子供たちも彼と仲良くなりました
モラハラの元夫と違い、子どもたちが満足するまで遊びに付き合ってくれる彼は、本当に素敵な人でした
でも、なんとか結婚に向けて進もうとする最中、子どもたちから、あの人は好きだけど、結婚したらパパのようになるかもしれない、ママがまた辛い目に遭うかもしれないと思うと、結婚は反対 とはっきりと言われてしまいました
元から、子どもたちが受け入れられないなら辞めようと思っていました
離婚は、こどもたちにこんなにも傷を与えてしまっていたんだ、という現実を実感しましたし、そういう気持ちをあらかじめ汲み取れていなかった私の浅はかさに腹が立ちました
私は親失格だと思いました
私は彼にありのままを伝えて、わたしたちはお別れしました
それから、社内でたびたび見かける彼はしばらく顔面蒼白で、とても心配しました
でも、業務では連絡をせざるを得ない時もあります
一度目はそっけない返事が来ました
きっと嫌われてしまった、振り回してしまったもんな。と悲しい気持ちになりました
でも2度目は、向こうから雑談をしてくれました
それからすこしずつまた話すようになり、前みたいに楽しく会話ができるようになった矢先
彼が結婚することになったと聞きました
住んでいる場所や、子供たちのこと、お互いの両親のことなど、私との結婚にはさまざまなハードルがありました
でも、彼は、すんなりと彼の実家に住んでくれる素敵な人を見つけたのです
すんなり、なんのハードルもなく、すぐ結婚できて、子供も望める、あまりにもスムーズに結婚を決められる人を見つけました
私は別れてからもずっと彼が忘れられず、私にとってずっと大切な人でした
彼には私のように結婚へのハードルまみれの女ではなく、実家にすぐ嫁に来てくれて、子供も望める、そんな素敵な人と出会ってほしいと本気で願っていました
ついにその日が来たのです
でも私の心は悲鳴をあげて真っ二つに裂けてしまいました
彼の幸せを心から喜んでいるけれど、壊れそうな心
喉元は急に収縮し、うまく呼吸ができなくなりました
上司が「〇〇さんが結婚することになりました。奥さんは扶養に入れるそうです。また手続きをお願いします」と言いました
私は彼の奥さんを扶養に入れる手続きをしなければなりません
私は急にみているPCの画面から何も読み取れなくなりました、数字が頭に入ってこなくなりました
私は幸せです、十分に
実家の家族にたくさん協力してもらって、子供たちはまっすぐに育ってくれて
幸せなのに、十分幸せなのに
私は欲張りだったのでしょうか
私は彼を好きになってはいけなかったのか
どうしてこんな気持ちにならないといけないのか
私は間違っていたのでしょうか
つらくてつらくて
誰にも言えなくて
誰かに聞いてもらいたくて書きました

はちみつ
