
Layla
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Layla


Layla
もともと付き合っている訳ではなく
うまく都合のいいように転がされていただけなのだと思います。
身体の関係だけで繋がっているだけの人でした。
ある時から
外出するときはマスクに帽子を被り
連絡も急に減り
身体の触れ合いも無理矢理しているような
無理をしているような
そんな感覚がしていました。
LINEも鳴る頻度が増え
度々スマホを見つめる彼もいました。
彼が今月から一人暮らしを始め
大きい荷物を運ぶのを手伝い
片付けや買い出しも手伝い
彼からの部屋完成したら
「ずっと夢見てたLaylaと一緒に
ご飯作りしたりしたいな」の言葉に
ご褒美が貰えたと
迎えることの無い幸せをわくわくしていた矢先
今日ふと私が彼のSNSを見ると
可愛い彼女が出来ましたと
女の子とのツーショット写真が
アップされていました。
コメント欄は幸せの嵐
結婚までに見放されなきゃいいなと
冗談混じりに話す彼
あ、やっぱりそうだったんだ
と自分が今まで描いていた夢が
急に恥ずかしくってきて
急に地獄に落とされて
現実を見ろと
地面に叩きつけられるような気分でした。
口の中が苦くて
必死に噛み締めても
ツーンとした鼻の痛みと共に
とめどなく涙が流れました。
冷静になれ
これは夢だったんだ
と大好きな歌をかけようものならば
曲が更に悲しみを覆いかぶせ
胸に刃を向けてくるようでした。
2番目の
いや、むしろ番号すら与えてもらえないような
居場所にわたしはずっと居たんですね。
わたしを抱いている間も彼は
彼女とのこれからに
気持ちを膨らませていたと思うと
汚された。そんな気持ちになりました。
洗い流しても
彼のにおいは消えても
心の傷はしばらく癒えそうにありません。
命を捨てることができたら…と
すっかり自信も喪失してしまったようです。
大馬鹿者です。
薄っぺらい感情を
見抜くことができなかった。
対等に相手をすることができなかった私は
大馬鹿者です…泣

