
baka
間違って地球に来たなんかなのねぇ…?
と言われちゃってます w
一応大学の先生も時々やってます。
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baka
出雲大社の神主と私
ブラタモリを観ていたつい先ほど突然昔の記憶がちらりとよぎりました。
もう何十年以上前高校の修学旅行で出雲大社を訪ねたときです。
おみくじをみんながお金を払って引いていたので私も引いてみました。
おみくじ売場になぜか偉そうな神主さんがいて
「何が当たった?何て書いてある?」
とおみくじを引いた人たちにしつこく聞いているのです。
変な人と思っていると私のところへきて
「何て書いてあるの?早く開きなよ。」と図々しいしうるさい。金はらって引いたのは俺なんだからと無視してると「早く開きなよ」とうるさいので畳んだおみくじを開くことになりました。開いてみるとなんと「大凶」!
えぇぇっとおみくじを見つめてると先程の神主がどれどれとのぞき込み「おおっ!ここにあったか!こりゃすごい。みんな大凶がでたぞ!」と大声で叫ぶと神主仲間をトランシーバーで呼び出すは参拝の道行く人たちを呼び止め「すごいもんが出たぞ!あんたたちもみてきなさい!」と僕の大凶のおみくじを見せびらかします。変な神主のあまりの喜びようと彼のおかげで集まってしまった数百人の人々にトランシーバーで集まった神主さん数十人がかわるがわる私の「大凶」のおみくじを眺めて「おー!これはこれは!」などと言っています。
あまりのおかしな光景に私が「だから大凶のおみくじがなんなんだよう?バカじゃねーの」とその神主に怒鳴りました。するとその神主が「おーごめんごめん。あんたはいみはわからんだろうな」「実はな、大凶のおみくじは数百万枚に一枚なんじゃ」「十年に一度出るかでないかでそろそろかなと思い毎日見に来てるんじゃよ。」「あんたは実に運がいい。すごい運命を持った人間だよ」と言って神主数十人と記念写真を撮りました。その上「このおみくじは実に貴重だからあんたが持っていてもしょうがない」と持って行ってしまいました。その数十年後の今もあれは何だったのか実に失礼な神主だと全く腑に落ちないのです。


baka
珠玉の名作
民は見知らぬ救い主に今も感謝と祈りを忘れない… 忘れてもいいと思うが… 忘れろって
学生だった相当前の頃、化学工場でアルバイトする事になりボクは上手く精製できずに焦げたりした工業用岩塩のクズの整理と廃棄作業を担当する事になった。大工場だったので失敗作の廃棄岩塩が1日に数トンも発生する。燃やしてもものすごい高熱処理が必要らしく隣の県の山奥の江戸時代の岩塩掘削穴に廃棄するために毎日数百キロをトラックで往復して廃棄しなければいけなかった。
ある雨の日トラックの中に雨が大量に入り込み塩が膨れ上がりとんでもない事になってしまった。元の倍近くに膨らんでしまったのだよ。もちろんトラックを動かすとドンドン道に溢れてしまう。コリャァ廃棄場までムリだと判断しどこかでもらってくれないかなぁとタバコを吸いながら思案。田舎の山の中腹ぐらいだったので道路の崖側から周囲を見渡した。すると視界の端に大きな由緒古そうな墓地が目に入った。
お墓ってお浄めのお塩大量に毎日備えるよね〜、寄付したら喜ばれるし、わざわざこんな善い行いをお寺の住職に話すなんてワザとらしいし、…とかなんとか思いついてしまった。大きな墓地なので入り口が数箇所ある。それなら入り口に沢山置いてあげればお参りに来るお年寄りは喜ぶよネェ、どうせなら数メートルおきにお塩を盛ってあげたらもっとお参りが便利になるゾォと想像が想像を産んでトウトウトラック半分の塩を台車で墓地の各所に盛ってあげた。日中ほとんど人が来ないので作業もはかどり小一時間で終了。約1メートルの高さの塩の山が数十箇所林立する事になった。
あとはもう半分どっしようかな??? ???
あれあっちの道ん向こうに港があるじゃん。海だったら塩の母なる大地ジャンかぁ!(海は大地ではないが)
ということでトットと港へ。しかも幸いなことに、漁協の市場も今日は休み。しかも市場って大量に塩いるよねぇぇ、あげたら喜ばれること間違いナシッ🎶 朽ちた塩置場?みたいなコンクリートで囲まれた2メートル四方の囲い見っけ♪ ヾ(⌒∇⌒*)ツ ♪。これで今日の善業終了ということで喜び勇んでボクは工場へ帰った。
その翌日から墓地周辺の住民たちをここ数年苦しめてきた墓地にまつろう何かによる交通事故、突然死、食中毒、原因がわからない幼い子供達にかかる急激な骨の変形などの奇病といった数々の凶事のが突如として発生しなくなった。
そして市場の横にあった魚の加工工場の廃墟。代々経営してきた地元の名士の一族がここ数年のうちに原因不明の病気で死に絶えたためその加工工場も倒産し廃墟となり侵入した中学生数人が崩れてきた屋根の下敷きになり亡くなるなど不審な事件が頻発するようになっていた。その廃墟に大量のお浄めの塩が盛られた数日後の夕方、その廃墟と墓地から赤味がかった煙のような物が空に吸い込まれていく様子を数百人の住民が目撃した。
後の地元の郷土史研究家が死に絶えた地元の名士一家の蔵から、名士一家が数年前まで都会で職にあぶれたホームレスの人たちを騙しタコ部屋に監禁し暴力で脅しながら魚の加工工場で強制労働をさせていた事が分かった。病気怪我を負った者は山の中に置き去りにし死んだ頃を見計らいあの古い大きな墓地の誰のものか分からなくなった墓に勝手に埋葬していたのである。
町の住民達は、凶事の発生を憐れんだどこかの高僧が信じられないような大量の浄めの塩で呪いを祓い成仏をかなえてあげたのではないかと今でも夕日に向かって手を合わせ感謝していると言う。


baka
皆さん仲良くしてください!(*^^*)
