GRAVITY/リーサルウェポン

共感で繋がるSNS

リーサルウェポン

人生でついた垢こそ至高。向き合ったから闇になり汚点になれる。汚いものは美しい。汚れを淘汰する綺麗好きな雑踏共へ皮肉を込めて。造花が似合うよ。

中二病

ナルシスト

短歌

リーサルウェポン

必要か決めるのは他人でも
要らないに帰着する持論を支持

リーサルウェポン

癒しは多い方が良い
だがしかしてめぇは駄目だ

リーサルウェポン

煮詰まって焦げ付いたなら洗わずに
鍋ごと捨てたい今すぐ捨てたい

リーサルウェポン

私と電柱だけの秘密
割れた卵が２つある事

リーサルウェポン

雨のごとく脳裏を襲う
みたことないよバスマティライス

リーサルウェポン

まだ飛ばないでいてあげる
それしかないでしょアイデンティティ

リーサルウェポン

勝敗を分けた切れ味
半分に割れたトマト

リーサルウェポン

溶けゆくロウにすがりつく
変わりたくない変わりたくない

リーサルウェポン

ぬるい毎日嫌うのに
とろとろな日常に身を浸す

リーサルウェポン

君に栞を挟みたくて
あげましょう１輪のスイセン

リーサルウェポン

片手ほどしかもらえない
忘れないから花束は栞

リーサルウェポン

先ゆく愛は不安定
終える愛してたは裏切らない
ポッケに透明な宝を1つ確かに得る

リーサルウェポン

体より言葉のほうが生々しい
そんな世界が手の中に
いたずらに絡めてのたまう道化

リーサルウェポン

わからない異国の言葉で話してる
気使いしてるこいつはいい奴

リーサルウェポン

口笛を吹きつつ庭をいじくれり
ラジオはきっと私の通話

リーサルウェポン

幸せとすれ違う
そっと肩に手をやる老夫婦

リーサルウェポン

嫌なことがある度に
アルミの売値が気になる我

リーサルウェポン

声に触れ心に触れて気が触れる
曇った目で出す言葉らしき音

リーサルウェポン

手元の落ち葉の出生を
気にする自由が憎らしい
死んでないけど生きてない

リーサルウェポン

虚無に時間を投資して
暴落してなおまだ投資

リーサルウェポン

瞬く星を指差して昔の光を今拾う
ガスがなんたら君も楽しげ

リーサルウェポン

紅茶が冷めきらぬ間に
冷めた分かれ道まとまる年暮

リーサルウェポン

自由な不自由手に入れて
残基0にて目指せ魔王城

リーサルウェポン

感想に追言求む視線見て
雑に投げ捨て餌やらぬ

リーサルウェポン

潰れた虫を眺めてる
にくにくした身はたんぱくなのね

リーサルウェポン

透明な夜がよみがえる
あの日がいつでも立ち戻れる場所

リーサルウェポン

婚活が服屋と同じ女がいう
居酒屋は無理割り勘は無理

リーサルウェポン

ちょっと食べると無くなるパン
２人分だがパンが悪い

リーサルウェポン

安心を見える形でくれる君
これがあるから進んでいける

リーサルウェポン

忌まわしき過去は見えない花畑
憎悪抱えた土地もいまや

リーサルウェポン

気づいているけど鈍感に
ありたい私は本を見る

リーサルウェポン

私より劣る虫でも飛べるのに
賢い私は飛べやしない
君の為に飛ばずにいてやるよ

リーサルウェポン

他人の家の夕方は
本人気づかぬ幸せの匂い

リーサルウェポン

心とともに変わる生活様式
お気に入りのカップはもう捨てた

リーサルウェポン

独り言から君の心の豊かさを知る
こんな空間も悪くない

リーサルウェポン

淀んだ水に石を一つ
跳ねた水もまた淀んでる
石はとくとく沈む

リーサルウェポン

夕日に照らされた工場は
誇らしげに泥人形を吐き出している

リーサルウェポン

かもしれない運転で
好きかもしれない
嫌いかもしれない

リーサルウェポン

例え実りがない木でも
枯れゆく道筋に光が実る

リーサルウェポン

白菜をバッサリ切る
チグハグな切り口
断面さえ統率できぬ

リーサルウェポン

バターを塗るジャムを塗る
空気もごきげんそうだ
トーストの香りが腹を呼ぶ

リーサルウェポン

月明かり背中を預けて身を寄せる
物も言わず気高く寄り添う

リーサルウェポン

幾度となく殺されて
夜明けを恨んだ事はあるか
おはよう素敵な誰かの日常

リーサルウェポン

苦悩は後の見せ場貯金
喉元熱さ忘れたのなら
その喉元ごと縫い付けてやろうか

リーサルウェポン

ぬるぬると馴れ合う様を嫌悪して
個室の大移動という暴挙にでたり

リーサルウェポン

たらたらと呑気に流れる日常に
浅暗い心でくれてやる挨拶