他人が何かしらのミスをすると大抵の人は怒るが私は嬉しく思う。揚げ足が取れるからや人にマウントを取れるからではなく、人間「知らない、出来ない、分からない」が基本だと思っている。ミスをする裏側には、その人の本音や人間味が隠れていると思っている。だからこそ、その人の事を一つ知れたような、人間味を見れたような気分になり、ついつい嬉しくなってしまう。
よく顔を出すルームにお邪魔する時にいつも調子のいい事を言っていたら「あなたは強い人だ。」と言われる事がある。自分自身強い人間だとは決して思わない。それ所か仕事でミスをしては毎日何かを言われるし、泣きたい夜もあると言い始めたら毎日泣きたいし、寂しいと言っても誰も孤独を埋めてくれない。愚痴ばかり言っても何も始まらないし、逃げたって何も残らない。飛んでも跳ねて転んで泣いても人生は続いていく…。人生、どこで誰と何の戦いをするかだと思う。仕事ができる人と戦って負けたと思うも良し。自分と戦って勝ちたいと思うも良し。もし人にアドバイスをするのであれば、戦えとも逃げろとも耐えろとも言わない。ただ言えるのは、歩いてきた人だけが足跡を残せるし、何かした人だけが良い悪いに関わらず事の顛末を知れるのだと思う。そう思う。