
オツリ
21さいですよろしくおねがいしま。つらつらつらつら、と垂らしてゆくんで好きに読んで。
絵描き
読書
散歩
自由業

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ
陽に応える化粧のラメ
黄色の線からこちらに
あなたは来ないで
小声のやりとり親子さま
彷徨うばかり昨日のかみさま
読み切って 朝 永遠

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ




オツリ

オツリ
すこしはうれしいかおをして

オツリ
わたしはいそいでないから
いまはあのひとががんばっているじかん

オツリ
かぼちゃころっけをかってたべた
わたしのおなかでじゆうになれ

オツリ
ハエ
ハエのためのてのひら

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ







オツリ

どうして

オツリ
あるいてきたみちとかそだってきたみちをきょうははじめてみたばしょなきがした。ひさしぶりにくびをのばしてあるいたきがする。ひかりがきれいだった。
マフラーは飾りではなく主役だった。とおくにあるしらない店の看板がわたしをずっとみていた。たぶんあのひとのすきなひとはこのひとだろうとおもった。くっつきながらあるいているであろうこいびとたちは暗くて境目がみえなかったので、胴体はつながり、足はぜんぶでみっつになり、なにかそういったいきものにみえていた。
桜の木は赤かった。よのなかはクリスマスをうたっているのに、せかいは秋のかおをしていた。秋が短いとよのなかさまはおっしゃっていますが、あれは、うそだったのでしょうか。何をもってして、どこまでが秋なのでしょうか。
よのなかの急かし具合にはわたしも呆れている。さいしょはわたしさえも拒まれているようにかんじてよく泣いてねむっていたけれど、そんな泣き寝入りも終盤にかかってきている。
あさごはんとひるごはんとよるごはんのつなぎ目のようなごはんをずっとたべていた。おなかも慣れてきたころだろうか。
まちがいさがしのような服ですごした。だれにもみつけてもらえない左右で色のちがうくつしたは、ながいスカートに隠されみつけてもらえるはずもなかった。わたしはそんなひみつをもってひとびとのすきまをあるいた。あるいて、はしって、すわっていました。
きづけば、12がつがはじまるそうでした。
12がつのかおをしてみせます。

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ
きみはねるのが はやい
めを とじて しまうね
よるが にがてだね
ぼくは すきだけど
まだ まだ はなしたかった
ひみつのこと きょうのことも
おきたら いってあげよう
おきるまで みておきたい
おやすみ したくない
てを にぎりかえして くれたら
よかった よかった
ゆめのなかに いたかった
いたかった なー
わたしここに いてるよ
いてるよ いてるけど なー
ずっとじゃ なくていいけど
きみのゆめが よかった

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ
とうめいな、ゆるやかな、やわらかな、みちをあるいてきたの。ごめんね、おみずをあげるのがおそかったみたいで、咲く予定の花が枯れていた。わたしのこころも枯れてしまうな。ありふれた今日のうえをあるいてきたの。きづけば、あしたもきょう。あさっても、きょうだね。わたしはちゃんとあるいてきたの。ちゃんと、ちゃんと、あなたたちをみつめて。

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ

オツリ
