
noriba
limbo(28)
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風穴、空けたくなりますよね。
人類はいにしえより現実に隙間を広げ、豊かさを手にしてきた。この豊かさとはなにも広義のイノベーションを指しているわけではなく、精神的支柱を筋書きにすることだと思っている。
風穴、ちょうど空いているじゃないですか。
絢香の三日月を聞かなくても人は月を見上げ、あの衛星へ何かを想像するだろう。意中の人を想ったり、物悲しくて顎を上げてみたり、あれは兎なのか蟹なのか美女の横顔なのか考えたり、はたまたアポロの偉大さを想ったりして、既にそこには風穴が空いている。
風穴、吸い寄せられていますよね。
月は引力と違った魔力があり、ずっとずっと人類と共にしてきた。吸い寄せてばかりの月にとってはなんて無機質なんだろう。そこはただのクレーターだれけの荒涼なのに月からしたら人類から送られる視線は躍動的で、感傷的で、静謐で、人の世界に降りたくもなる。
風穴と共に生きる。
現実とはあまりにも重力で、月の引力ほど身軽になりたい時も多々あろう。そんなあなたにはフィクションをあげる。現実から遠い遠い場所へ連れて行ってあげる。返って生命の躍動を実感させてあげる。あなた自身が描くこれからの物語の補助線になってあげる。生きて行くにはずっとずっと風穴が必要だから。
ここまで読んだあなたは
映画『超かぐや姫』をぜひとも見てほしい。小生の言葉では語り尽くせない致死量のJOYがある。悠久の時を経て誰もが知る物語の新たな風穴として、現実性と虚構性の適切なバランスがそこに描かれている。虚構性は人体の範疇を超越すると映画『パプリカ』になっちゃうけど、虚構性との距離感とそのあり方を描く作品として秀逸でした。これからも風穴を空けて生きて行くのです。風穴を空けてあなただけの物語を認めるのです。8000年後の未来ではどんな人類が月から見えるでしょうか。ひょっとしたらこの星に降り立つものが見えるかもしれない

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明日から一人で中国山地を乗り継いで行くとはなんとも想像し難い





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ほんとにこうなの、もうすぐ雪が


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