
ケーン
口ベタで人見知りですが、よろしくお願いします。
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話を聞くのが好き

ケーン
この前、あった次女から元嫁が「ママがパパから子供を奪われるのを恐れているよ」って話を聞いた。
?どういうことなのか。会ったら僕がそのまま連れ去るとでも?僕の仕事も家も相手は知っているのにな。僕は元嫁の居場所も子供の通う小学校すら知らない。
奪った者は奪われるのを恐れるって何かで見たことがある。結局は奪うという行為は悪で、それが自分の中にありもしない恐怖心を芽生えさせるのかもしれない。
次女の言った事が本当なら、ありもしない妄想に取り憑かれているのだろう。精神的に良くないのところにいるのかもしれない。
あくまで想像だし、僕が次男に会えないのは事実である以上、冷たいが知ったことではない。
「お金をくれないなら子供にも会わせない」元嫁の言いそうな事ではある。養育費の事で弁護士から手紙が来ていたが、連絡して生活保護を受けている人間に渡す意味があるのかと突き返した。
...いつまで元嫁の生活はもつのだろうか?と一抹の不安を感じた。一緒に住んでた時は朝の子供の用意すらしないで寝て、子供が寝坊したら学校を休ませる...そんな事をしていた人間だ。夜ご飯さえ適当な時間に出来合いの弁当を食べさせていたのは仕事から帰ってきて、次男から聞かされていた。いわゆるネグレクトだ。
それを勝手に次男を連れ去られて行方不明になって、児童手当をよこせだとか、生活費をよこせとか一方的な連絡。手持ちのお金さえ奪われて自分の生活だけで親からお金を借りながら何とか生活していた僕に要求してきた。
しまいには「私が生活出来なかったのは僕がお金をむしり取った」からだと言う。
...過去のことを思い出してもダメだな。終わったことだ。今は前を見て道を進まなきゃ。
今日は職場の人と飲み会だったな。楽しんでこよう。
いずれ状況が動く日もある。そのためにも自分は強くあらねば。次男に会えないのは悲しいが、今は耐えるべきだ。未来を掴み取るには今を正しく一生懸命に生きていこう。


ケーン
あれからlineも女性から来なくなったし、静かな夜を過ごしている。
ただ、ちょっとお金の使い方は考えた方がいいなと反省していたところだ。昨日は街中でゲーセンに行ったり、買い物をしたので、お金を使いすぎた。もう少し自制しないとな。
ギャンブルは何一つしないので、そこは自分も大丈夫だと思うが。
人のためにお金を使うのはいいと思っているが、それも善し悪しだ。やり過ぎると変に人がお金に釣られて自分に寄ってくるのもあるし。
lineをしていた女性には随分とプレゼントをしたが、それも自分ではダメだったと今は思う。
…結果、lineで相手から言葉が気に入らないとキレられて一方的に怒られたのは新しい記憶だ。
もちろん見返りなんて求めるつもりはないが、それにしても何だったのだろうかと今も考えている。
誰かのために何かをするって事は、お金ではない。心だ。誠意であり優しさを示すべきだったのだろう。そうじゃないと相手には伝わるものも伝わらず違う意味で付きまとわれてしまう。
僕もまだまだだな。
真の意味で相手と理解し合い繋がる意味を考えていかなければ。
素敵な良縁がいつか結ばれるように。そう思いながら今日も仕事に行こう。


ケーン
一人で来るのは初めてだ。前は家族で来てたのを覚えている。
一人で行ってみるか、なんて軽い気持ちで来てみたが予想通り行列になっていた。
こうして僕は一つ一つ小さな事から一人で行動をしようと思った。今のところ彼女らしい存在がいる訳でもなく、友達を急に誘うのも悪いと思ったのもある。
寂しさよりも好奇心の方が勝っていた。
今日も一人行動でいろんな店に行ってたくさん物を見たり、街中の雰囲気を楽しんでいる。
学生の頃は友人もほとんどいなかったから一人でよく街中まで来ていたが、あの頃を思い出す。違うのは、あの頃と違い知識とお金があるってところだ。
…だから、もっと今以上に自分の世界を広げていこう。車もあるし、どこへだって行けるんだ。
一人でずっといようとか、そんな事ではないけど今は一人の時間を楽しんで、もっと成長していこうと感じた。


ケーン
…と言っても職場で過ごした時間の方が長すぎるくらいだった。
lineで僕に捨てセリフを言ってきた女性は職場では何事もなかったように話しかけてくるのが気になった。あれからlineのやり取りは一切していない。
どうして人を傷つけるような文章を送ってきて、そうまで普通に話しかけてこられるのか?
僕は文章でも人を傷つけるのが当然のことながら大嫌いだ。彼女は同じ職場だし上司と部下の関係だから何事もなく挨拶もするし仕事の話もしなくてはいけない。ただそれだけだ。
確かに自分も軽率だったと反省している。
職場は働く場所であって恋愛感情を持ち込むところではない。よく職場恋愛はトラブルの元になっているのを見聞きしたこともある。
だから彼女の心に近づきすぎるようにlineをした僕も悪い。
彼女が何を言いたいのか伝えたいのかは今更どうでもいい。職場では仕事の意思疎通さえ出来れば問題ない。それにあと2年もしないうちに僕は異動になるだろう。
もう深く関わるのはやめよう。僕が離婚の傷を負った時にlineでやり取りしていたせいで僕の感情が一時的に麻痺していたのだろう。
今は自分を見つめ直して仕事に集中しないと。
運命の人に出会えるのかは分からない。だけど、やるべき事、目指すべき目標は忘れてはならないさ。
さて寝よう。やるべき事はすぐそこにある。


ケーン
今日はこれから出勤だ。仕事はシフト作成のみ。
基本はね。結局はいろいろな事をする事になるんだろう。
外は明るい。今日はどんな日になるのか楽しみだな。
仕事以外は平穏そのものだ。だけど警戒は怠らない。何が起きても動揺しないように心構えだけは、しっかりしておこう。
こういう時こそ大きな波がやって来ることがあるのは長い人生においても経験済みだから。
こうしている間にも大切な人達にも何かが起きているかもしれないし、助け合わなくちゃな。


ケーン
当たり前だが人生というのは自分の視点で動く。
他のニュースや他者の物語を知るのはニュースやSNS等の媒体だったり、人と話すことで得る情報からだ。
だから物語の主人公はあなただとか言われる理由でもある。だって自分の心は自分にしか分からないから。
伝える事は難しいし、他人を理解することはもっと難しい。お互いが理解し合えているのなら戦争や争いごとも起きないし、何かを奪おうなんて思わない。自分の持っていないものを欲するからこそ奪い合いになる事もある。
言葉でカッコいい事や素晴らしい事を伝えたとしても、その人自身が実践できていなければ、もしくは実践できている事が分からなければ、いい話だな程度で終わってしまうし共感したとしても本当の意味での理解し合えているとは言えない。
だから物語は自分の視点で動く。自分の肌で感じた事が自分の信じれる理解できる事だから。
…難しい事を考えるのは僕の癖だし一人で生活している故なのも分かっている。
ここで何かの答えを出すつもりもない。だから自分のやらなきゃいけないことをするしかない。
自分の物語は今日も始まる。


ケーン
季節は移り変わり僕の環境も変わりつつある…そんな予感がしていた。少しずつだけど休日も充実してきたように思う。
今日は午後から歯医者だけどね。虫歯治療しなきゃ。
職場の先輩と飲みに行くし、野球を女性と二人で見に行くし(デートじゃないのが残念だけど)、それなりに予定はある。
ビアガーデンにも行きたいから職場の人を誘おうかな?
仕事は本当に相変わらず忙しくて、考える事は多い。ほぼ責任者のような立場なので60人近くのシフトも作らなきゃ、だし人材育成についても考えなくてはいけない。
だから落ち込んでいる暇も寂しいなんで弱音を吐く暇もない。ただ前に進むだけだ。自分を鼓舞しながら毎日を過ごしている。でも忘れたくない。
大切な人達の事を。こうして僕がここにいれるのは、大切な人達がいるからだ。
職場もそうだ。責任ある仕事ができるのも皆んなが支えてくれるからだ。
空を見上げながら眩しい太陽と照りつける暑さに、僕は心からそう思った。


ケーン
子供に会うというのは本当に嬉しいし、無事に暮らせている事を喜びたくなる。
次女は転職をするようだ。生活は大丈夫なのか気になったが、あえて聞かなかった。
本当に苦しいことを伝えてくれた時に助けたいからだ。
他の子供達の様子やそんな他愛ない事を聞いて家に車で送ってもらい別れた。
人は苦しい時や悲しい時、サインを出してくるものだと思う。そのサインに気づいてあげられるようになりたいと感じた。
こちらから根掘り葉掘り、聞き出そうと相手の心を無理やり、こじ開けようとするのは違う。
相手が心を開いてくれるまで、じっと待っていよう。そうしなければ、ただのお節介な人間になりかねないから。
優しさとは何なのかを改めて考えさせられた。娘を心配するあまりに仕事を辞めた理由を聞こうとも思ったが、何も聞かなかった。それでいい。
親の優しさとは子供の言葉に耳をかたむけて、そっと背中を押してあげる事も大切なんだなと。
…僕に暴言のような捨てセリフをlineで言って一方的に終わらせたやり取りの女性を思い出す。
職場では普通に話しているが、彼女は今は何を思い何を感じているのか?あれからlineは来なくなった。僕の静かな日常が戻ってきたのだから、これ以上何かを彼女にするつもりはない。僕からlineで何かを聞いたり、何事もなかったようにするのは根本的に問題の解決や彼女のためにならないし、彼女自身の心に任せようと思う。
気になっている自分にモヤモヤしながら、優しさって待つことも大事なんだと思った。
確かに待っていても何も変わらず悪化して疎遠になるかもしれない。その時はその時だ。
彼女とは縁がなかったのだと諦めよう。人に寄り添うって難しいな。ただ待つって苦しいな。と正直に感じながら、次女がこれから生活をできるように親として願いながら夜は更けていく。


ケーン
今朝、朝早くからLINEがきていて見ると次女からだった。
こんなに朝早くからなんだ?と慌ててlineを開くと「転職するので保証人になって欲しい」のメッセージ。
昔からアルバイトをしても長続きしないところがあったので、今いる職場もどうなのかな?と思っていたが、そうか。
明日が休みなので会う約束をした。新しい仕事は見つかっているのだろうか?これから一人暮らしをしている次女は大丈夫なのか?と不安もあったが、娘の決めたことだし大人なのだから、何も聞かなかった。
自分に何が起きなくても、自分の周りは絶えず変化していく。今は親を頼って食事をさせてもらっているが永遠なわけじゃない。
いずれは一人の足で進んでいく…そう遠くない未来だと感じている。
昨晩、父親と母親と話をしていて、親も随分と高齢になったな、昔と違って弱々しくなっているなと正直に思った。でも僕の事を心から心配し変わらず愛されているのだと伝わってくる。
だからできる限りの事はしていく。
…人の心を動かすのは、いつだって理想論や夢を語ることよりも自分が経験し、乗り越えた事を通して、それを伝えて相手の事を思い語っていくものだと。
だからこそ今が平穏だとしても、楽しもうと生きていこうとすることを諦めずにいることを忘れてはいけない。
誰かのために自分が何か出来ることがあるのならば、僕は躊躇わない。それが僕の信念であり決意でもある。たとえこの先、つまづく事があっても立ち上がってみせるさ。
その経験が自分のためになり、誰かを勇気づけられるほんの少しの力にでもなれば、僕は生きていける。
夜勤に行く準備をしないとな。仕事は待ってくれない。僕を待つ人がいる…ということじゃないけど仕事を通して一つ一つ学んでいかなきゃ。
僕の大切な人達が、少しでも幸せでありますように。僕のちっぽけかもしれない願いがやがて叶って笑い合える世界がきますように。
そうして今日という日を僕は生きていく。


ケーン
心もそうだ。辛くて悲しくて孤独で泣いて…
それすらも越えてきて…だからこそ今があり僕はここにいる。
そしていろんな人と出会い別れ、そんな事を繰り返している。誰かと繋がりたかった事もあったし、助けたかったし支えようとしたけど、いなくなった人もいた。ヒーローになりたいなんて、なんて夢物語を語ってるんだ僕はって自分を責めた事さえある。
何があっても前へ進もうと思ってるけど、臆病な心が逃げろって心の奥で叫んでいる。
弱い自分と強くなりたい自分。2人の自分が常に戦ってる感覚さえある。
だけど、だけど‥歯を食いしばって弱い心と癒えない傷を背負って僕は道を進むしかない。この先、僕の前にはいくつも壁が立ちはだかるだろう。乗り越えれるかどうかはやってみないと分からない。
伸ばしてきた誰かの手を握って、僕も誰かに手を伸ばして…そうやって人は繋がり助け合って進むんだと思う。難しいことなんて考える前に走らなきゃ。


ケーン

回答数 255>>

ケーン
そんな大きな出来事ではないにしろだ。
僕には前の職場で20歳年下の女性の友達がいた。
僕は友情に年齢も立場も性別も関係ないと思っている。数ヶ月連絡していなかったが、急に彼女の事が頭に浮かびlineをした。
年下の彼氏ができたとの事だった。そうか。それは嬉しい。でも疎遠になりそうだなと思っていたら、彼女の方から「それでも仲良くして欲しい」って返信が。
嬉しかった。親子ほど離れた年齢だけれど、変わらない友情を約束してlineを終了した。
彼女は元々不安定な女性で、一緒に働いていた時も心配していたのだが良かった。本当に良かった。幸せそうで何よりだ。
僕は何故か自分も幸せな気持ちになって今は一人で家にいる。心は温かい。
誰かが辛い時は共に泣き、幸せな時は共に喜び、そんな自分でいたいな。確かドラえもんの映画にも、のび太くんのことをそんな風に表現していたな。
ふと思い僕は、今は彼女もいらないし、再婚もしたくないって感じた。
今は一人でいいような気がする。もっと多くの人達と共に交流して歩んでいきたかった。
…変な考え方?なのかもな。


ケーン
人は表面上と心の中は矛盾していることがあるものだ。顔で笑って心で泣いて。
そして感情のまま相手にぶつかって公開したり、心の中の苦しい気持ちを言えず表面では笑っていたり。
でも本当の自分を分かってほしいとサインを出し続けても気づいてももらえず、上手く表現もできず一人で抱えてしまってる。そんな人はたくさん、いやほとんどがそうなのかもしれない。
僕だってそうだ。一人になった瞬間、様々な感情が湧いてきて頭がショートしたように思考ができなくなる。
…だけど苦しい気持ちを聞いてあげたい。聞いてどうにかできないかもしれないど、それでも苦しんでる人を放っておけない。笑っていても冷たくされても、本当の貴方は違うんでしょう?
と考えてしまう。その人の本当の気持ちを知りたくなる。知って支えてあげたくなる。自分も傷を抱えているのに。
優しいと言うより多甘な人間なんだろうな。簡単に人を許して受け入れてしまう。
…本当は叫びたくて伸ばした手を掴んで欲しくて気持ちをぶつけたくなる。そんな風に生きてる人は多いと思う。
何回も自分に言い聞かせるように言う。僕はヒーローになりたい。誰かを救えるなんてカッコいい事は言えないが、せめて相手が伸ばしてきた手をそっと掴んであげたい。寄り添ってあげたい。
一緒に泣いたっていい。問題解決よりも共に歩んでいく選択を僕はしたい。
困難は必ず目の前に来る。無理して乗り越える必要なんてない。逃げたっていい時もある。
大切な貴方が笑って生きていれるならいいんだ。
僕は自分を見つめながら、相手を想いなが歩み続ける。去っていく人もいるし、新しい出会いも含めて後ろは振り返らずに生きてゆくよ。
いつか、みんなで笑いあっている世界を夢見て。


ケーン
…正しい怒りというのは違うかもしれないが、他者の話を聞いて共感して一緒に怒ってしまうのはいい気がする。
ただし己のその場の感情に身を任せて、後先も考えず結果がどうなるのか分かりきっているのに自己中心的な怒りをぶつけるのは絶対に違う。
あとから跳ね返ってくるのは後悔と自責の念だ。
それすら感じれない人もいるが。
結果的に自分の人生で損失をしているのになんとも言い難い悲しい話だ。
怒りをぶつけた相手は何を感じるのか?相手がどういう風になるのか?その想像すらできないようでは、幼子のままだと言えるだろう。
ほとぼりが冷めた頃には手遅れだ。もうその相手はいない。離れていってしまうだろう。
ホンモノの親友で理解してくれるのならいいが、そうじゃない場合の方が現実は多い。
だから怒りの感情はその場で爆発させてはいけない。一呼吸置かないと。
僕も改めて勉強、人生の経験値として学んでいっていこう。
どうも二日前の理不尽な怒りが僕の中で消化しきれてないようだ。早く立ち直らなきゃ。


ケーン
その職場の女性もlineで昨日僕が言った一言に激怒して去っていった。別になんの事ない一言が気に入らずに。
随分とあっさり言いたい事だけを言って上から目線で。
いろんな人に彼女の事は相談していたが、誰しもやめときなさいと言われるほど、いわゆるメンヘラな女性だった。
「忘れた頃に何事もなかったようにlineとかしてくるから気をつけなさい」と言われた事を思い出す。
悪縁は断ち切る覚悟が必要なんだ。だからこそ僕は何も諦めてないし、彼女はシャットダウンするつもりだ。
だから今は静かな夜を過ごしている。明日は夜勤だから少し遅くまで起きていよう。
一人でいると様々な事を考えてしまう。何故に彼女は怒って去っていったのか、その理由は自分の勝手な解釈のまま僕に怒りをぶつけてきて、僕の話に聞く耳すら持っていなかった。
同じ職場で明日も顔を合わせるだろう。お互い必要最低限の言葉は交わすかもしれないが、立場的には僕の方が上だ。lineでも何も変な事は言っていない。だから堂々と仕事しよう。
昨日はひどいlineのやり取りのせいで、ほとんど眠れていない。そろそろ眠くなってきた。
この短期間で2つの別れを経験した。でも僕はそれでも前しか見ない。後悔もしない。行けるところまで行くだけだ。


ケーン
夕方から続いていた。
話の流れから僕が言葉を間違えた…と言うよりひとつの文章に本人なりの解釈をしたらしく、キレられた。そして、「今まで本当にありがとうございました」と返信不要の文章で強制終了となった。
相手の気持ちを汲み取りながら、文章を送っていたつもりだったが何かの地雷を踏んだようだ。
以前も似たような流れはあったが今回は最後…っぽい。いいんじゃないかなと思えた。今頃怒りが収まらず誰かにlineをしてるかもしれない。
元々気難しい女性なのは職場でも知っていて、他の人に何度もキレてたのは聞いていた。
最近はあまりにもlineが夜中まで続くので自分は何も送っていなかったが、相手から来るようになりここ何日かは毎日になっていて正直どうしようか悩んでいた。
それも数時間は続いて。さすがに、どこかで何か起きそうな予感はあったが予想通りだった。
長く続ければキレられるリスクは上がるのは当然だ。それでも言葉を、選びながらしていたがダメだった。
正直に言うと楽になれた。相手に怒りというよりそうなるだろうなくらいの気持ちしかない。
彼女はこれまで同じような事を繰り返してきたのだろう。今も独身のままだ。
それでも理解してあげられる人がいれば、少しは違っていたのかもしれないが。
人というのは相手の気持ちを考えてあげて初めて友達や恋人になれるんだと思う。
彼女のように自分の解釈で怒って、相手に怒りをすぐにぶつけるようでは変われない。
思いやりの気持ちを持ててないのだろう。
分かり合えるためには、お互いの思いやりが必要だ。海や湖の波が穏やかな時のように心を落ち着けて相手を思い言葉にしないと。
文章は時として武器にもなるが、凶器にもなる。
相手の解釈によっては深く傷つけてしまうことさえある。だからこそlineのようにリアルタイムで会話するような時は言葉を選びながら相手の気持ちを考えながらするようにしていたのだが、彼女には伝わらなかったようだ。
これからどうなるのかは分からない。ただ同じ職場なので仕事に影響しなければ問題はない。
少し彼女と繋がりすぎたようだ。
距離を置くことも大切な時もある。縁があれば、また繋がるし、なければ今回で本当に終わりだ。
去っていく人を追うつもりはない。
僕の人生はまだ続くし良縁があるようにと心から願った。


ケーン
…不思議な夢をみた。去年亡くなった愛犬の夢だ。夢の中で目が覚めて、いたずらのように僕の周りを駆け回っていた。そのこの名前を呼んで「何やってんだよ〜」と言いながら僕は笑っていた。
そして本当に目が覚めた。僕を元気づけてくれて出てきてくれたように感じた。
まだ終わっちゃいない。そう思えた。自然と涙が出てきそうになって僕は拳を握りしめていたんだ。
今僕の周りには誰もいない。でも確かに何かの存在を感じている。こわい話ではなく自分の中にある大切な存在が勇気づけてくれている。
携帯を見ると、いつもの女性から他愛のないlineが入っていた。さすがにこんな時間に返信するのは失礼だから、もう少し時間が経ったら返さなきゃな。
何となく、でも確かに僕の環境は変わっていく。
今日から三連休だ。自分のために時間を使うのも悪くない。力を蓄えて休み明けは仕事やいろんなことのために前だけ見て走っていこう。


ケーン
だから仕事に行く時に明るくなってゆく世界に、何かその日の決意のような、言葉にできない熱いものが込み上げてくる気がして。
背中を丸めて下ばかり見て、辛くて寂しくて闇の中にずっといるような絶望なんかよりも、背筋をピンと伸ばして空を見て希望を胸に光の中をずっと歩いていたい。
理想や綺麗事なんだと思う。でも理想や綺麗事も持ち続けるのは己自身なんだ。誰かに押し付けるつもりはない。
まだ心の傷が癒えた訳でもない。
苦しい時もある。涙が出そうな時もある。
そんな時は空見る事にしている。闇の中で輝く月も、昇る朝陽も、照りつける太陽を見て自分を感じる。青空の奥に吸い込まれそうになる時もある。
この世界のちっぽけな僕は、どこへ行こうとしているかは分からない。でも行かなきゃ。向かわなきゃ。歩いていかなければ何も始まらない。


ケーン
何があっても挫けても心が折れたとしても、何度も立ち上がれる人になりたい。
ここまで平坦な道を歩んできた訳じゃない。心の傷だって自分の中で常に、疼いては痛みを伴っている。
その傷も歩んできた道も抱えて生きてゆく。倒れたとしても立ち上がれる人に僕はなりたい。
ヒーローとは不屈の精神を持っている人間なんだと思う。誰かのヒーローになれるのかは分からない。でも僕を助けてくれる人達のために何ができるのか忘れずに生きていきたい。
僕は1人じゃない。そして誰かを1人にするつもりもない。いつか…きっといつか目指すヒーローになってみせる。


ケーン
仕事は相変わらずの忙しさだし、プライベートも特に変わった事はない。だけど少しずつ心の中の変化は感じていた。波の穏やかな海のように落ち着いている。
去年の今頃は先の不安しかなかったのに。
これから息子夫婦と食事をしてから遊びに行ってくる。楽しみだ。息子も結婚して、僕には娘が一人増えた。嬉しい。まだ上手く話せていないが、とても素敵な娘さんだ。
そうやって僕は歳を重ねていくんだな。今は独り身になって半年ほど経っているが、彼女も嫁も必要ないと思っている。今は自分を大切にする時だから。
その他にも子供達やお世話になった人に、恩返しをしていきながら、仕事でも上を目指している。
何もかもが闇だった世界に、光が差してきているようで何とも心地いい。
後ろは振り返らない。前の道を1歩ずつでも進んでいこう。今の僕なら行けるはずだ。


ケーン
昨日は遅くに帰ってきて、一人でいるクセで考え込んでいた。
人には色んな感情が同時にいくつも芽生える。
好き、嫌い、楽しい、悔しい、憎い、寂しい…
そのどれもが自分を形作る。職場に僕が独り身アピールをしているという噂が流れているって教えてくれた人がいたな。寂しいから誰かを求めているとでも?
わざわざ僕の嫌な気分になる噂話を教えてくれたのは親切心?それとも別の意図があるからなのか?
いつもの女性からだ。考える必要もないけど。
そんな感じで、僕の知らない誰かの感情や策に振り回されるのも面倒だ。僕はその先へ行く。
楽しい気持ちも、子供に会えない寂しさも、今も心に疼く傷も全てかかえて前へ前へ進む。
過去は今の僕を作った出来事のほんの一部でしかない。今の僕が大切なんだ。
未来のさらにその向こうへ辿り着くために、僕は目の前の困難に立ち向かうだけだ。
たとえ心が折れても。


ケーン
今日1日あった事や思った事、いろんなものを思い出させてくれる。そして終わらせてくれる気がして。
また明日も当たり前のように朝日は昇るし沈んでゆく。繰り返しの日々に、でも毎日が違う1日に僕らは生きてゆく。
1人で歩む道は険しいけれど、時には誰かに支えてもらう日もあり。1人で生きてゆこうなんてカッコつけていても、今の僕じゃまだまだらしい。
いろんな人の顔が浮かんでは消えてゆく。また明日も会えるかな?いつか会えるかな?って思う。
でも歩む道は別れと出会いに満ち溢れている事だろう。
今日も自分のいるべき場所へ帰ろう。


ケーン
誰しも自分の根っこは持っていて、備わっている性格がある。それをいい方向に出せるようにするのが成長の1つだと思う。
ではどうやって、その方向を変えていくのか?
やり続ける事だ。常に自分と向き合い、決めたことをやり続ける。その執念にも近い行動が実を結ぶんだって考えている。
キッカケはなんだっていい。僕の場合は離婚して一人暮らしになった事だった。一人の時間が増えて、自分を見つめ直し、身の回りの事は全て自分でしなければいけなくなった。
食事、洗濯、掃除、ゴミ捨て…当たり前にしてもらえた事がしてもらえなくなり、自分の力で続けなくてはいけなくなり、最初は苦しかった。今も大変だ。仕事で疲れた体で僕は立ち向かった。まだまだ足りない。でも立ち向かう。それしかない。
ルーティンを作り今も試行錯誤しながら、それでもやり続けている。
小さな積み重ねが、やがて大きなことに繋がっているんだ。さ、起きて仕事の、準備だ。

ケーン
どこにいるか分からない次男も、もしかしたら…いやきっと運動会なんだろうな。それも最後の。
来年は中学生か。早いものだ。
小学校の最後の勇姿を見られない寂しさはあるが、仕方ない。元嫁は僕がどれだけ次男を可愛がっていたのを知っていたとしても、そんなのは関係ない。むしろそれを復讐とでも考えるような人だ。
諦めよう。そんな風に思って天井を見上げる。何か行動を起こしても仕方がない。それに明日は仕事だ。
人や親の心を思いやる事のできる人、できない人、世界はいろんな人がいる。経験がないとダメだったりもする。昨日、親父が言っていたっけ。
「今の強いお前になるために、いろんな困難や辛いことがあったのかもしれないな」と。
確かに僕は臆病で小心者だった。でも今は違う。多少の困難を乗り越える力がある気がする。人の支えもあって運がいいのもあるけど。
今だって耐えれている。前ならずっと泣いていた。
人はいくつになっても成長出来る。そう信じている。人のことを思いやれば優しくもなれる。
そんな自分でいたい。そう強く願った夜だった。


ケーン
僕の職場では毎年、人事評価がされたら上司からフィードバックとして評価結果の説明と簡単な対話がある。
今日、僕は呼ばれて人事評価の結果を聞いた。
結果は…高い方らしい。正直嬉しかった。
上司からは「期待しています」と言われた。
プレッシャーを感じながらも、また頑張れると心で思った。去年の離婚から半年が経つ。
最初は心がグラグラして仕事どころじゃなかった。失ったものの大きさで自分を見失いそうになった。でも大切な人達に支えられ勇気づけられ、ここまで来れたんだ。
1人じゃ絶対に無理だった。まだ油断してはいけないし、慢心を起こしてもいけない。自分に言い聞かせながら、僕はまだ進んでいいんだ。希望を捨てなくて良かったんだと心底、感じた。
あの人のおかげで、ここまで来れたんだとその人を思い浮かべる。
「僕は大丈夫。だから信じた道を進みます。」と心の中で言った。伝わらなくてもいい。
僕は確かにここに存在しているんだから。


ケーン
午後からは僕の子供くらいの男の子に罵声を浴びさせかけられイライラが止まらない1日だった。
帰りにヤケクソでゲーセンで1万円くらいゲームをして「僕は何をしてるんだ…」と落ち込んだ。
今日は晴れ渡る爽やかな朝だ。
休みだから昼間は適当に過ごして、夜は息子夫婦と晩御飯を食べる約束をした。
生きていれば、いろんな事がある。
人生が変わろうとする時、本当に様々な困難が立ちはだかる。今はそれに1人で立ち向かわなくてはいけない。助けてくれる人はいるが、それに甘えていても自分の成長にはならない事くらい分かっているさ。勝つ事よりも負けない事。それが僕の信条の一つだ。
負けることもある。昨日は自分の弱さで心がへし折れそうだったんだ。でも歯を食いしばった。負けない!って1人で家の中で叫んだ。
カッコつけても、自分をよく見せようとしても僕は僕だ。
カッコ悪くて、情けなくて、頼りなくて、小心者で、人に嫌われるのが怖い。
だから僕は壁を越えるためにボロボロになっても行かなきゃ。未来を決めるのはポクだ。





ケーン
妙に前向きになれないというか。
1人で寂しいとか思わないと自分では感じていたはずなのに、誰かと話をして過ごしたいなんて、自分勝手なのかな?
自分を奮い立たせようとしても限界はある。正直、誰かに元気づけて欲しいとか、寄り添って眠りたいとか、訳の分からない事も頭をよぎる。
今はまだその時じゃないし、そんな人も現れてはいないし。
目の課題を解決しなければ、例え彼女的な存在がいたとしても嫌な気持ちや幸せな気持ちにしてあげられる自信すらない。
僕に大切な人を幸せにする力なんてあるのかな?とか資格があるのかな?とか考えたりする。
…余計な事を考えるのはよそう。目の前にあるものを乗り越えながらいくしかない。そのうち僕にも現れてくれるかもしれないさ。本当に大切な人が。


ケーン
仕事に行くのも何となく憂鬱だ。
眠たい目を擦りながら車を運転している。
今日の仕事は気持ちが乗らないな。とは言っても
仕事はこなさなければ。部下に面目が立たないや。
生活も落ち着いているし、今日は今日の風が吹くってくらいに軽やかな感じで仕事をしていこう。
少し寂しい気持ちもあったり、気分はイマイチだけれど、進んでいこうか。、


ケーン
今日から前任者からシフト作成の引き継ぎの初日だ。正直に寝不足な上に出勤時間を間違えて1時間も早く出社してきてしまった。
…眠いから仮眠しよう。
昨日は女性から好きな人の話を延々と聞かされて、相談と言うより惚気け話がいつも以上に多くて僕に早く新しい出会いがあるといいですねと言われたな。
何がどうなってるのか、どういう気持ちで僕にその話をLINEしてきてるのかは知らない。別に僕に好意がある訳でもないし、友達と言ってもLINE友という感じだ。
好きな人と付き合ってるのであれば僕にLINEする必要性もないのに。正直、両想いではないのだろう。本人はそのつもりでいるみたいだけど。
メンヘラってやつだなと思いつつ、話を聞いてる僕こそ本物のお人好しだ。
離婚してから寂しさもあって、続けてきたが仕事に寝不足続きで来るのはダメだ。
いい加減に突き放すタイミングを見つけないと。
下手なことすると職場で気まずくなって、仕事がやりづらくなるのは僕も困るから上手くしようか。
誰に相談していいものやら。彼女の意図は分からないし知るつもりもない。手遅れになる前に対処して自分の生活を取り戻そう。

ケーン
昨日は残業だったせいか20分ほど寝坊した。
疲れた体を無理矢理に起こしながら行く準備をす少し早めながら。今は起こしてくれる人はいない。
自分の力で起き上がり気合いを入れる毎日だ。
今日もたまった仕事をどう片付けようか考えながらシャワーを浴びる。
どうにかなるさ、なんて根拠のない自信と楽しまなきゃって考えていた。
背筋をピンと伸ばしてスマートにカッコよく仕事をこなす自分を想像しながら1人でニヤケている。
自分でも気持ち悪いな笑なんて、誰かに見られるわけでもないので、車で出発。昇る朝日を見て今日も僕は行く。



ケーン
仕事に行く足が重かった。
でもその気持ちを超えていかない限りは自分の成長も前進もない。
さぁ行こう。未来へ進むために。


ケーン
慌てて家に入って寝直した。何となく疲れが取れてない気がする。9時近くに起きて外を見ると、スッキリしない天気となんだか肌寒い。
それでもご飯を食べに外出して、軽く買い物。
いつもの女性にLINEをしていた。昨日も推しの人の話を楽しそうにLINEしながら惚気けてたな。
…ま、僕がどんな風に思われてるのかは分からないけど友達未満としか思われてないんだろうなとは思っているが。
彼女が見つけれたら買って欲しいと言われてた物を探しながら(これは僕の悪いところだ)、気づいたら夕方。疲れたし帰って休もう。
短い1日だ。そして平凡な1日だった。別に気分が悪いわけでもないが、モヤモヤした気持ちでいる。頑張って夢と目標に向かって生きていこうって決めているのに、こんな日もあるさ。
また明日から仕事の日々が始まる。切り替えていかないとな。


ケーン
僕のところに生まれてきてくれて本当にありがとう。そう心で言った。夫婦も親子も縁で絆だ。
夫婦は他人だから離婚で他人となれるが、子供は違う。僕にとってはずっと大切な家族だ。
だから絶対に切れることない絆で結ばれている。
会えない次男もだ。
だから僕は空を眺めながら、この絆は空で繋がっているのだと強く強く信じている。もう会えなくても空で繋がっているんだ。
会えない…なんて言ったけれどこの先の未来は分からない。絆や縁は何かの形で引き合せるから。
希望は捨てない。目標も見失わない。最近、買い物に走ってる自分がいるから律せねば。なんて思いながら夜勤の仕事の準備をしている僕だった。
仕事も家族も全て諦めないよ。誰に言うとでもなく僕は心で呟いた。


ケーン
この前に来た時は離婚騒動の真っ最中で、辛さと寂しさと不安で波すら僕の目には、悲しく映っていたのを今もよく覚えている。
ただ癒されたくて、でも気持ちは晴れなくて帰って行ったんだ。
…今はどうだろう?風が気持ちいい。静かに揺れる波がなんとも言えず綺麗だ。時折、魚が跳ねているのを見て、今日はいい日だなって思う。潮の香りが鼻に心地いい。
青空が僕の心を癒してくれた。誰かが言っていたな。自然が癒してくれる時もあるって。今はそれがよく分かる。
心は穏やかで時間の流れがゆっくりと僕を包み込んでくれる。
自分が変わった時、見える景色が変わるというのは、こういう事なのかもしれない。
それにしても風が強いな笑
さすが港だ。たまには、こんな時間も悪くない。
いや、1人でいるこの時間が最高だ。明日からの事なんて、しばし忘れてこの気持ちに任せよう。



ケーン
気温も20℃を超えてるようで暑さを感じるくらいだ。
まだ1年は経っていないが、ここまで来るのに様々な困難と経験をしてきた。今も乗り越えたとは思っていない。
喧嘩、別居、離婚、経済苦…怒り、寂しさ、恨み、嫉妬、目くるめく自分に襲ってきた。
今は1人で一軒家に生活している。大量の問題を抱えながら。
それでも希望も失わず、未来を見て進み続けている毎日だ。最初は僕の中は空っぽで埋めるために間違いも犯した。もちろん、両親や兄弟、子供のおかげで人の道は踏み外していない。
今も好きな買い物をしすぎかな?程度で心も落ち着き、楽しささえ感じるまでになっていた。
まるで数年の戦いをしてきた感覚すらある。
仕事も忙しいが充実している。優しい仲間に囲まれて幸せだ。
僕はこれからも諦めずに前だけ見て、生きていく。そして目指す自分の目標へ向かっていく。
僕を信じてくれた人達のためにも絶対に、ここで倒れるつもりはない。
等身大の僕のまま行くだけだ。カッコ悪かろうと、情けなかろうと、躓こうと負けない。
苦しんでいる人がれば手を差し伸べる。お節介と言われようと。
今日はホントに天気が良くて暖かい。さて希望に満ちた一日の始まりだ。



ケーン
疲れが身体を支配しているようだ。
空腹と、でも仕事をやりきった感だけは心に残っていた。
今の職場では何人も仕事のキツさでダメになった人がいると聞いている。それが僕にも降り掛かっているのだろう。ズルい人間は仕事を上手く流し定時で帰っている人もいるのは知っている。
僕は与えられた、皆から頼まれた仕事を全力でやっている…その結果がこれだ。
僕の性格上、みんなからの頼まれ事や相談は多い。僕はそれをほとんど受けている。何故か?
逃げたくないし、諦めたくないからだ。利用されてる事もあるだろうが、だから何だと言うんだ。
まだ全ての力が抜けた訳じゃない。まだ余力は心に残っているさ。来るなら来ればいい。黙って受け止めるだけだ。それが己の力とするために。
明日からは2連休。しっかり休んで、力を蓄えるだけだ。


ケーン
その仕事を終わらせようとしていると、また仕事が来る。その繰り返しの一日だった。
いつまでも仕事が終わらず明日へ回した仕事もあった。何故、僕の所にばかり仕事が来るんだ。
都合のいい人間なんだって思われてるのか?そう思いさえした。
気づいたら残業。帰ってきたのはさっきだ。もうこんな時間か。明日の早番のために寝なければ。
家でやりたい事は何一つ出来ずに今日が終わる。
…いつまで続くか分からない日々に心が折れそうになりながらも歯を食いしばる。
このままで終われない。必ず道を切り開いて自分を変えてみせるさ。
たとえ1人の孤独な戦いだとしても。


ケーン
今日が始まる。それは忙しい一日の始まりを告げるかのようだ。どんな一日がまっているのだろう。楽しい日なのか辛い日なのか、それはまだ分からない。不安よりも希望の光を心に灯しながら今日も生きていこうと思った。
孤独な戦いになるだろう。己と向き合い、自分との弱い心の葛藤の中で僕は何を成し遂げれるだろうか。少しでもいい。1歩でも前に進めれば。


ケーン
ここにいた家族だった人達は日々何を感じ、何を思い、何を生きがいにしていたのだろう?
見る限り、ただ堕落した生活を送っていたとしか思えない光景に僕は考えてしまった。
僕は忙しない仕事の毎日を送り、辛い事も沢山あったが仕事に打ち込んできた。そうして頑張ることで家族の生活を支えてきた、つもりでいたんだ。でも仕事で嫌な事があった日は愚痴を言い、八つ当たりのような事をしてきた。
決していい夫、いい父親ではなかったんだ。
…だから今も泣きそうになりながら折れそうな心を必死で堪えながら片付けている。
1人の力なんて大したことはない。いつまでも片付けきれていない。
でもいつかは、いつかはって希望を持ちながら少しずつでも前へ進んでいる。
その姿も心も誰も知らない。みんなには笑顔しか見せないと誓っているから。だから後ろは見ない。隣に誰もこの先いなくても進むしかない。
強くありたい。気高くありたい。
今日は天気が良くて青空がとても綺麗だ。
ここに僕はいる。必死に生きてる。そう叫びたかった。


ケーン
カッコつけたいわけではないけれど、僕は相手を憎むなんて事はしないし、出来ない。どんなに酷い事をされてもだ。
相手が100%悪い離婚なんてないって思う。自分だって何かしらの落ち度や欠点はあり、それが相手を傷つけてた事もあるだろう。完璧なんて言える自分ではなかった。過去を悔やんだりしても前へは進めないから、今は考えないようにしている。
でもふとした瞬間、夢の中だっだり仕事で体と心が疲れてる時に自責の念や子供に会えない辛さが襲ってくる。自分の寝言で起きた事も、ついこの間あったばかりだ。
…だけど人生の中で1人で生活している今が1番人間らしく生きれている、そんな気がする。
自分を振り返り反省し、それを言い聞かせて前へ進もうとまだもがいている途中だ。
僕の愚痴を聞いてくれるパートナーも隣にはいない。愚痴ばかりこぼす人間なんて好かれるわけもないが、たまには心のものを外に出さないと、溜まって爆発しそうだ。聞いてくれている高齢の両親や職場の優しい仲間には申し訳ないな。こんな愚痴ばかりの僕で。そういえば元嫁にも愚痴ばかりこぼしていたっけ。こんな自分の弱さを聞かせて申し訳ない。
僕もそれほど強い人間じゃない。そんな自分をやっぱり認めて、前だけ見ながら生きていくしかないけれどね。
今日は夜勤だったな。あと少しだけ寝よう。まだ疲れが残っている。弱いこんな僕が誰かの心の支えになれますように。


ケーン
昨日、上司から「優しい事はいい事だ。だけどお前は優しすぎる」と言われたせいかもしれない。
以前の職場でも別の上司に同じ事を言われたことを思い出す。
…確かにそのせいで、僕には仕事が集まってくる、というより仕事を押し付けられている。
それなりの役職なのだが、いろんな人が僕に仕事のことで聞いてきては、それを自分で受けてしまう。結果、山のような仕事と定時で帰れないくらいの業務が机の上を埋め尽くす。
優しいは褒め言葉。でも優しすぎるは欠点だ。やってもやっても仕事が増えていく。そんな負のスパイラルから抜け出せない。
自分のせいだ。断ったり、他の社員に任せればいいものを自分で抱えてしまう。
これじゃ前と何も変われてないじゃないか。そう自己嫌悪に陥り今の気持ちでいる。
どうすればいいのか。人に嫌われる覚悟がないといけない話はよく目にする。
僕はその覚悟がないんだろうな。
もっと自分を強く持たなければ。そして嫌われる勇気をつけなければダメだ。
そう言い聞かせながら今日も仕事が始まる。


ケーン
嫉妬や憎しみは汚いドス黒いものしか生まない。
だから僕は嫉妬や憎しみを捨てようとした。
…捨てれなかった。何故だ?あ、そうか。
光あるところに影があるように、負の感情は裏なんだ。表の感情があるなら裏があるのは当たり前だよな。
そんな風に思った瞬間から自分が愛おしくなった。許していいんだと思えた。全ての感情を持ってるからこそ僕なんだ。希望も夢も、絶望も不安もこのまま持っていていいんだな。あとはどちらが自分の表面に出ているかが大事なんだと。
誰かに伝えなきゃ、って感じた。でも傍には誰もいない。だからここに残そうと考えた。
いつかこの気持ちを忘れた時に思い出せるように。

ケーン
さすがに歩いてる人も少ないな…
ちょっとだけ買い物をして家に帰ってきて、少し疲れたので眠った。
2時間ほど寝て、起きるとふと昨日、会えてない次男とLINEで「また明日」と言っていたのを思い出し、約束を守るためにLINEを送ってみた。
…返ってこなかった。気づいてないだけなのか、元嫁に気付かれてブロックされたのか、分からない。
あれだけスマホばかり見ていた次男が、僕のLINEに気づかない?そんな事があるんだろうか?
数ヶ月会えてない。会わせてもくれない。
僕は別に子供に何かをした訳じゃなく、連れ去られるようにいなくなった次男と元嫁。
ほぼ強制的に親権を自分にして、さらに養育費も弁護士を使って請求してくる元嫁。
そんな事を考えると憎しみの感情が湧き上がってくる。…でもそんな自分を必死に抑え込んだ。憎しみや嫉妬、怒りは何も生まない。
何も変えることさえ出来ない。そう言い聞かせて深呼吸をして天井を見上げる。
今は時の流れに身を任せるしかない。僕自身が負の感情に支配される訳にはいかない。
もうこんな時間か。明日は早番だから寝よう。

ケーン
確かに言われても仕方のない事をしていたのは事実だし、それは両親や兄弟、友人も元嫁に対して同じようなことは言っていた。
…でもそれは、僕側の人間の視点からだ。相手側からしたらどうだろう?
僕はただのモラハラの男なんだろう。自分の欠点や悪い所を認めず隠しているから、まるで相手が1番悪いとなって味方をしてくれているに過ぎないのではないか?
僕だって悪い所はたくさんある。自己嫌悪に陥るくらいに。だけど、そこに目を向けてしまえば僕は自己崩壊を起こすかもしれない。自分が壊れる気がしてならない。
そうやって人は自分から身を背けて人や環境のせいにして自分を守る事も、あるのではないか?
そう考えると自分がこわくなる。本当の悪は僕自身なのではないか?…何とも恐ろしい考え方だ。
人を好きになる資格も優しくして繕う自分も、何もかもが虚構で本当の自分は卑しく汚い人間なのか。
そんな思考になって自分を責め始めたらダメだって。自分にもっと自信を持とう。ダメな自分も許して大切にして前を向いて、難しいことなんて考えずに歩いていかなきゃ。
たとえ誰かに愛されなくたって自分は自分だ。誰かを傷つけたくない、自分も傷つきたくない。
それでいいじゃないか。
優しさを与えれる自分でいよう。そこに自分の何かが潜んでいたとしても困っている人を助けたい気持ちは本物だ。過去の自分を引きずって生きてく事になんの意味もないさ。
行かなきゃ。先の未来へ。新しい景色のあるその向こうへ。間違ったっていい。この道は前にしかないのだから。

ケーン
まだ眠いし何となく体調もダルい感じがして、疲れが残っているのが分かる。
こうなると気持ちも思うように、ヤル気に向いていない。それでも仕事をしなければ。
一日一日が大切だって思う。時の流れが遅いように感じてもいる。どんな事が僕に待っているのだろう。家族がいなくなった世界でぼくは、何を成すべきなのか。
分からないし、未来の事なんて予想もつかない。だけど乗り越えていくしかない。せめて今いる周りの人達だけでも助けれるくらいには強くなりたいかな?
今日を切り抜けて明日からは、少し休もう。
休むことも自分にとって必要だ。
さて仮眠をしてから仕事をするか。
