サイコパスとかテイカーにもし温情をかけていただけるのならば「ご恩」という記憶領域が備わってないことを知ってほしいです。もし困った時はお互い様、とか言うのなら助けた時すぐ具体的なお礼をさせてください。羽を毟り美しい布を織りましょう。そして以降どうか何も求めないでください。見返りを求めないというのなら助けてやったのになどと言わないでください。その節はありがとうございます、覚えておりませんのでそれが言えません。薄情と言われても仕方ありません、しかし悪気もありません、その機能が備わっておりません。IT技術でどうにかならんもんかね。私が「ありがとう」と口にしたら即座に前後の会話を記録して「今のご恩を保存しますか?」ってダイアログが出て、はいをひとつ押すだけでその人の連絡先データとかに追加されて「何月何日何をしてくれた誰々さん」って表示されるようにならないかな。でももしこの機能があることがみんな知ってることになったら、「あの人はいつも律儀」っていう美の文化さえすたれてしまうのかもね。パッと上手な絵や写真が見えても「まぁどうせ拾い画かAIでしょ」ってなるみたいに。こういう見えない承認欲求をどうにかしたい。名前のない家事みたいなやつ。お礼に何か手土産買っていく、こういうやつ。これオプションの能力だよ。私は優しいサイボーグになりたいんですね…