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音楽の仕事をしています。スパニッシュ+アフロアメリカン+日本の混血。じゃなくてハイブリッドと名乗ることにした。鍵盤、ベース、ギター、チェロ、ターンテーブル、ブルースハープ、シタールetc
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Don′t Be Shy (feat. Cho A & Iron)

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~42 (feat. SAM KIM & 에스나)

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Question Mark (feat. Choiza & Zion.T)

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オットー・フォン・ハプスブルク(僕らは彼を「大公」と呼ばなければならない)がウィンフィルでのあの人の活躍を称え「Ritter(knight)」を授けたと聞き、僕は「当然だ」と思った。あの人の奏でる音は、世界の宝であるどころか、あの人が死ねば消えてしまう事を誰が受け入れるのだろうか。大公は、当然やるべき事としてあの人を指名し、あの人が癌に侵されていると分かった時、彼女は迷う事なく代役に僕を指名した。「わたくしは大公のリッターであり、すなわちわたくしの命は大公のもので御座います。しかし、わたくし自身が其れを保証致しかねる自体故、わたくしの息子を大公に。」大筋はこう言ったと聞く。勿論僕はあの人の息子ではないし、あの人は僕より十二歳下で一時期恋愛関係であったから、はたから見れば可笑しな話しかも知れない。しかし僕はあの人が僕を「息子だ」と言うならば、そうに違いないと思うし、大公も其れを理解した。まぁ何せ外国人に称号を渡すようなイカれた爺いだったけども、彼の影響は死ぬまで欧州の脅威で、あの人がドイツの新聞一面で叩かれたその日、ドイツ公演ラストで彼女は立ち上がり高々と中指を立てたが、大騒ぎする右派を大公は一喝で収めたと聞く。そして大公に言われるまま、僕はリッターを執り、そのまま直属の近衛騎士団長に任命された。大公が死んだ後、その所属をめぐり大揉めに(勝手に奴等の立場上で)揉めて結局現在はエスターライヒ直下に置かれている。召喚を僕が無視し続けているから、恐らく近い内に抹消になるか、あるいは僕が何らかの罪に問われ捕まるか。でもそんな事は僕自身全く気にしていない。
首都高湾岸線、葛西付近有明方向のライブカメラをずっと眺めている。オレンジ色のレーンをトラック達が流れ行く。いつか、車が治って戻って来たらここを走り下から見たい。出来るだけスムースな曲をかけ、エンジンの音に注意を向け、上の空で流したい。生きている事がなんだと言うのか。何も出来やしないだろう。
「あなたを産んであげられなくて、ごめんね。」
いつか、あの人はそう言った。

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俺だってIVEに入りたいわ

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グレタが何処からかアーティチョークを手に入れて来て茹でてくれたので、オリーブオイルとバルサミコ、少しだけ塩を振り二人で食べる。繊細で上質な甘味と僅かに苦味とえぐ味がしっとりと揺蕩う。「おいしいね。」グレタが笑い、「ありがとうね。」と感謝する。僕ら、全ての施しに感謝して、それだけで生きて行けるはずなのに、無闇に嘆いたり不満を漏らしたりストレスを感じたり、ずいぶん前からおかしくなった。資本主義のまやかしが少しずつ馬脚を現し、かといって共産主義になんか絶対に迎合しない。右か左か。そんなに潔の良い時代ではなく、世界は混迷を増して来ている。旅をして、旅をして、そうやって僕は今まで生きて来て、そして今は怒っている。傭兵になってウクライナに行ってやろうかと思うほどに。
美しいグレタと耽美に耽り、そのまま溺れてしまおうかと思って居た。しかし今は違う。僕らを脅かす奴らが現れたら、必ず銃を取る。

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メロディー

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彼の声は、特別な匂いと言うか色と言うか、韻や音響を超えた何かを持っていて、喩えば獣の体温の様な落ち着く違和感を感じる。その事を彼もはっきりと自覚していて、きっと上手に使っている。きっと、と言うのは、わたしにはその何かが見えないから、ただの想像とお思いでしょう?でも、彼と話せば、誰でも感じる事が出来ると思う。
三日間仕事の休みを頂いて、何もする気にもなれず、やっと今日表に出た。髪を整えるのが疎ましくて、夏用のリネンで出来たニット帽をかぶり、着のままの上に灰色のダウンを羽織って、サンダルを履いて。冬は華やかな自分になれたり、わたしではない誰かさんになれたりするからとても都合が良くて好き。好きになる理由が都合が良いからだなんて、ちょっと自分で考えても浅はかな気もするけれど、何かを好きで居る理由なんてそれほど大事ではないと思う。わたしの事を好きだと言って下さる可哀想な方には、時々出逢うけれど、その理由が何かたいそうな勘違いをなさってのものだとしたら、とても恐ろしい。いい加減な理由でわたしを求めて下さるのだったら、わたしはとても気が楽で、うんとかすんとか言っていれば良いのでしょう。
用事を済ませて帰りにコンビニで煙草と暖かいミルクティーを買って、飲みながら帰った。ミルクティーには、カフェインの興奮と、ミルクの気休めが同居しているから好き。とても幼稚なスピードボール。寒い季節の曲がり角ごとに、この素敵なカクテルが温めて用意してあるこの国は、なんて素敵な国なんだろう。外国の方もこの国に来たら、あのおぞましいほど甘い缶コーヒーを皆珍しがって喜ぶのだもの。世界中の街角に、この素敵なカクテルスタンドを置けば、きっと今よりも少しだけ争い事が落ち着くに違いない。
もうすぐ十二月になる。幼い頃の様に、十二月をなにか特別な焦燥でもって楽しみにする事が無くなった。それは、何かに慣れて仕舞ったり、疲れているからでは無い気がする。幾度も同じ月日を重ねるうちに、時間の持つ本当の意味での虚しさや、蹉跌の持つ揺るぎない美徳を何度も目にした結果なのだと思う。わたしの前にも後にも、本当は時間など存在しないのだ。あるのはただ、今と云う泡沫。それを悲観だと言うほど、わたしはもう幼さに寄り掛かっていられないのだろう。
そろそろトリアゾラムが溶けてわたしを霞みに沈める。

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アーヴィング・ペンの花のように

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DESERT MOON

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Saturday

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Bootzilla

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Serious Drug (feat. Freddie Cruger & Anthony Mills)

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Something in My Eye

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LSDを一言で説明すると「現実が歪む薬物」となる。幻覚剤にカテゴライズされるのだけれど、その幻覚のリアルさは現実と一切変わらないから恐ろしい。正に建物が歪み時間が伸び縮みする。そこまで説明してふと、それって正確に世界を認知出来るようになったと逆に言えるのではないか?これが「意識の拡大」が可能なのではないかと、世界の最先端医学者達が本気で臨床試験に取り組んでいたのだから、恐ろしいと感じる人も居るのではないか。まぁ僕はBAD癖があるから今更LSDを摂取しようとは思わないけど(過去に何度も地獄を見た)
Trip中に難しいのは、自我を保とうとするか完全に手放してしまうか。喩えればバンジージャンプの台に立つのと同等のスリルを体験出来るのだけれど、そもそもそんな経験したくない人の方が多いかと思う。ここまで読んでいる人は居るか居ないか分からないけれど、この文章そのものも、歪んだ構造に敢えてしてある。
地球は丸いのだ。実際に見ようが見まいが、現実は決まっている。何ともぞっとする話しではないか。

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Black Roses

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Friends & Lovers

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The Drowners

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Plastic City

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