きゅー
学生,24歳。
合唱と League of Legends が好き。
趣味は詩を書くこと。
一応数学の人
合唱
LoL
ゲーム
数学
学生
詩
きゅー
胃が痛むのだ
きゅー
洒落た響きは僕にはピンとこないビジネス用語
きゅー
こんにちは
あたたかな
ひのひかり
かもたちの
かわくだり
ちょっとした
あいさつと
ちょっとした
あいじょうに
いやされた
ありがとう
きゅー
あるいてこない」
しあわせの
さいしょのひともじは
ゆっくりとあるいてくる
ゆっくり、ゆっくり、
ちかづいてきて
ここにくるときには
しあわせになっているだろうか
そのときは
しあわせをてばなさなくては
ならない
あいにきてくれたしあわせのため
てばなしてしまうのなら
はじめからかかえなければよかった
いや、これでいいのだ
これがいいのだろう
しあわせの
さいしょのひともじに
つつまれていく
きゅー
ホントウにある
アイ
アイはせかいを
ひろくして
ふくざつにして
うつくしくする
ホンモノだけでは
わからなかった
ホントウのこともしった
ウソみたいなのに
かんがえればかんがえるほど
ホントウにある
アイ
きゅー
隠しておくべきだった
けれどもどこかへ飛んでいって
もう拾うことは叶わない
誰かが拾ってしまうだろうか
僕に軽蔑の眼差しを向けるのだろうか
或いは、憐れみか
悪意でもなく
些細な自惚れだったのだろう
たとえそれが杞憂だとしても
もう一度手元に戻せるなら
しっかりと呑み込んで
腹の奥底に溜めておきたい
きゅー
そのままきくこと
じぶんのめを
まっすぐみること
じぶんのこころと
すなおにむきあうこと
じぶんのわたしが
きみのあなたであること
きゅー
愛してくれたなら
私はその花弁と散りましょう
ただ、コスモスは愛を知らない
きゅー
闇に光る星が
眩しくなって……
決して思い出しはしないけれど
ここへ戻ってくる
そうして空を飛んでいくの
闇に光る星が
眩しくなって
私を燃やしてしまうまで
きゅー
意味だけでもなくて、
ひと文字、ひも文字、
その裏に隠されたものも
ひと文字、ひと文字、
隠したくなかったものも
ひと文字、ひと文字、……
少しずつ温度も
音も風も酸素の濃さも
物語につつみ込まれていく
その奥に隠されただれかのひと呼吸まで
感じ取れるなら
この白黒はルノワールよりも鮮やか
きゅー
昇っているのか
降りているのか
実はずっと同じところにいるのか
前にも見たような気がする
壁の模様、床の汚れ……
ぐるぐる、ぐるぐる
出口に向かっているのか
遠ざかっているのか
実はずっと同じところを回っているのか
ときどき逆向きに進んだりとかして
今までどっちに進んでいたのか
わからなくなったりして……
考え事は人生みたいに
すぐに行き詰まったり
同じところで迷ったり
でも、ふとしたときに別のところに来たりする
天国の螺旋階段みたいなもの
きゅー
きゅー
きゅー
倒してはいけないことは
わからない
ちょっとぶつけて
倒れていくドミノ
はじめは倒すのが楽しくて
あっちのも
こっちのも
倒してまわっていたなあ
最初に倒した列が
まだ、遠くで倒れ続けるのをみて
焦った
あっちのも
こっちのも
倒れているなあ……
倒れたドミノを直そうと
右往左往していると
ちょっとどこかぶつかって
また倒れはじめる
何もしなければ
これ以上は倒れないけれど
そんなに苦しいことはない
もうどこも倒せないくらい
全部バタバタにした頃
やっとひと息ついたら
ドミノみたいにたくさんの
ため息が倒れてきた
きゅー
開いて閉じて
できたらいいな
感情を
きゅー
身体は寒さで縮こまるのに
心はどこか遠くへ行って
ぱあっ、と散ってしまいたい……
そういうきぶん
きゅー
不思議だなあと思います
不思議の理由を考えて
少しわかった気がする
嬉しい
結局何もわからなかった
もう知らない
きゅー
いい結果なのか悪い結果なのか
それはどんな契約で
始まるか終わるのかもわからない
とにかく契約に関わる何かをした
始めは契りもに何もない
ただそこにふらりとあった
手元の水を掬った
下手を打った
世界は煌びやかに明るくぼやける
気怠さが帰ってこないこの隙に
もう一目散に契りたくて
その神聖な烈火の祭りの心持ち
きゅー
酒や水やとつまみもの
そんな程度のものでなく
恐ろし食えぬ下手物も
その恐怖ごと吸い込もう
何でもだとは言い過ぎか
しかし飲み食いだけでなく
身体を温めるその熱も
笑う心もと落ち着きも
下手をするなら、幸福でさえ
ペロリケロリと平らげる
むしろ奴らが嫌うのは
米や肉や野菜やら
然して腹を満たすもの
ああ、なんという悦びか
憎き餓えを討ち倒すこと
きゅー
半分だけ、半分も
その目ざとい発想はいつも私を困惑させる
コップには半分だけ入った水がある
飲みかけなのかな?
くらいは思うけど
水を飲んでいるときも
残り半分だなあ
だなんて考えない
だけどコップに半分も注がれているのは
実は水じゃあないかもしれない
飲み物ですらないのかもしれない
私には足りなかった想像力が
コップの残りの半分に
満ちているのだろう
けれども
コップにはただ半分
水がある
きゅー
立ち上がれ!……
鎖帷子を着て
透明な鉄の布を被る
布団はずぶ濡れているか
枕は髪に絡んでいるようだ
しかし立ち上がれ!
それでも、立ち上がれ……
天高く日は昇り
世界は熱した鍋の上の水と油
私はその熱に怯えているのだろうか
きゅー
きゅー
酒だ!
「これは疲れに効く酒だ!」
呑み干して言う。
「これは風邪に効く酒だ!」
咳き込みながら言う。
「これは喉に効く酒だ」
大声を出しながら
「これは歌に効く酒だ」
陽気に唄いながら
「これは心に効く酒だ」
俯きながら
「これは眠気に効く酒だ」
少しうとうとしながら
彼がどんな一日を送ってきたのか
不平の一つも言わないから
ただ酔い潰れるのを見守るしかないのだ
きゅー
私は元気に歌っている
眠くなんかないですよ
私はどっぷり考えている
飽きてなんかないですよ
私はじっくり感じている
嗤ってなんかないですよ
私は微笑ましくにこやかです
ただ少し、ぶっきらぼうな顔をしているだけ
きゅー
きゅー
きゅー
きゅー
きゅー
きゅー
幸せの重みであれば
私は泥になるまで働いて
幸せになれるのです
いいえ、
この 瞼の重みが
幸せの重みになるまで
私は泥に塗れて働きます
きゅー
部屋に置いてある昨日の残りのカレー
明日の七時起き
軽やかなる憂いを
スキップで飛び越えていけば
楽しい明日が待っている……といいな
きゅー
そしてまた
忘れることもないでしょう
何万年も
何億年も
真っ暗な星空で何よりも明るく照らし
この冷たい世界で誰よりも青く
そしてあたたかかった
きゅー
シリウス
お前のことを どうして知ることができよう、
その冷たい輝きの熱さを
触ることのできない私の手で
その冷たい輝きの強さを
見ることのできない私の目で
その冷たい輝きの恐ろしさを
心から信じてしまった私の心で
星よ、暗い星よ
シリウス
お前はまるで愛しいあの人のようだ
仄かな光しか感じられない
その遠く遠くで 青白く煌めいている
きゅー
きゅー
いつも目が醒めた夢をみている
きゅー
空の青が明るく翔ける
きゅー
かあっ、と晴れて
ざあっ、と雨降る
それはまるで昼夜のようだ
毎朝日が昇り
必ず夜が来る
それはまるで歴史のようだ
栄枯盛衰が
あっという間に過ぎ去っていく
それはまるで料理のようだ
煮詰まって味が出て
胃に収まって無に帰した
それはまるで音楽のようだ
予定調和を崩す
その音を待ち遠しく待つ
それはまるで未来のようだ
いつでも気分屋で
揺れ動いている
それは私の心
それはまさに人生だ
それだけが人生だ
きゅー
張り叫ぶことはできない
もやもやとした不安の中に
痛みを見つけることができない
それは霧のように晴れ
また夕立よりも突然現れる
やがて色褪せ
音楽を奪い去り
厚い手袋をはめさせる
その恐怖に
私は震えることさえできない
それは夢のように醒め
また夢のように襲い掛かる
きゅー
いつか空へと吸われて往くか
きゅー
また燦々と明るかった
そして颯爽と通り過ぎてしまった
あの夏に私は戻れない
あの夏の記憶は
少しずつ掌から解けていき
段々とその蒼を増す山々のように
本当に蒼くなってしまった
あの夏は再びはやってこない
遠き蒼に決して近づくことができない
きゅー
きゅー
きゅー
七夕は
天女と牛飼いの熱に冒され
夏日はギラギラと頬を膨らます
暑いな、暑いな
七夕は
天女と牛飼いの汗にまみれ
雲はせっせと蒸し風呂をつくる
これは彼らの情熱で
これは彼らの想いの丈か
嗚呼!そんなことはどうでもいい!
傍若な清涼の寝床を寄越せ!
牛飼いの牛を乗っ取って
涼しげな天の川のほとりを駆け回り
天女の編んだ布を引き千切って
星の川のせせらぎを横に眠るのだ
きゅー
きゅー
そこに激昂はあってならぬ
怒れ、人よ
そこに爆発はあってならぬ
怒れ、人よ
そして畏れよ、遍く
人智を超越した報復を
怒れ、人よ
沸々と煮え滾れ
そして決して破裂してはならぬ
怒れ、人よ
脳裏に血腥い姿を灼きつけ
今にも理性を脱ぎ捨てようとする
怒れ、人よ
しかし、けれども決して手を上げてはならぬ
声を荒らげてもならぬ
罵ることもあってはならぬ
怒れ、人よ
水面のように静かに
その下に潜む世界の安寧を歓べ
きゅー
私は愛の話がしたいのだ
たとえば、木々のさざめきに耳を澄ますこと
たとえば、蚊を叩く前の一瞬の躊躇い
たとえば、恋
たとえば、友情
季節の変わり目を言葉にすること
言葉にならないことを知ること
怒りに身を任せてぶたないこと
挨拶、礼節
アスファルトから滲み出た歴史
火、電気、水、先人達の努力
記念日のケーキ
拍手、声援、花束
未来のこと
過去のこと
辛いこと
嬉しいこと
今のことーー
それは美しいものを愛でること
それは美しさを見出すこと
愛の話をしよう
愛に満ちた話をしよう
きゅー
それはたくさんの水の粒の連なり
地に落ちて、弾け飛び、
バラバラになった
みんなそれぞれ道を下って、
奥底で出逢うのだ
井戸水となって汲み上げられた、
一滴の水
それはたくさんの水の粒の連なり
喉元の一瞬の冷たさとともに
通り過ぎていく
胃に落ちて、掻き混ぜられ、
バラバラになった
みんなそれぞれ道を歩んで、
同じ血潮に呑まれるのだ
私の中に流れる、
一滴の水
それはたくさんの水の粒の連なり
