
あき

あき
満ち切れば欠け
欠け切れば満つ

あき

あき

あき

あき

あき
君が君を育てるんでもなくて
君は君をして、ただ育つんだよ

あき

あき
だってしょっぱいから

あき

あき
聞こえるより前には
なんとか眠りにつきたい

あき
逃げて逃げて、逃げるんだよ
逃げれるとこまで逃げるんだよ
逃げることが苦しくなるまで
君はそこから逃げるべきなんだよ

あき
最近板につき始めてる
生きるのが

あき
そういう風に生きるんだよ人は皆んな
でも選べるんなら、選ぶんだよときどき

あき
死ぬしかないなんてこともないんだけどさ
結局のところ何にもないってことさ
人生なんてね
まぁだからこそ、何でもあるんだけどさ
人生にはね

あき

あき

あき
反対に何に恵まれていないとか
君が何を持っていて
反対に何を持っていないとか
君が何に秀でていて
反対に何に秀でていないとか
そういうことに僕は
心底興味がない
ただ君が幸せでいるなら
ただそれだけでいい
誰かが何かを持ってることと
その人が幸せかどうかは
究極的にはなんの関係もないんだから

あき
耐え得るだけの
存在の定義は何

あき
全部から逃れられたらって思うけど
そんな風にして残った自分は
たぶん空っぽ、ムカつくけど

あき
そういう風に決めてるんだ

あき
すぐに投げ出すかって?
そんなのは
そこに耐え得るだけの、見合うだけの
その価値がないからだと思うよ

あき
恋愛に子供も大人もあるか
って感じる僕はきっとまだ子供

あき
影伸びる暮れ
染める春
昨と変わらぬ
景一つ無し
聞き慣れぬ
サイレンの鳴る
アルプスの
天竜登る
風止まぬ街

あき
恵まれてんだもの、僕らこんなにも

あき
そんな誰にでも愛せるものをさ

あき

あき
無意識を体現する仕草
非言語的に潜むメッセージ
シームレスな本音と建前
それらを全て暴露する
身ぐるみひとつ残らず

あき
終わってしまったものその全て

あき

あき
これ、正義だけど正しさじゃない

あき

あき
ひっくりかえた福と
視線が合ったの九龍

あき
春の暮の西の空
貴方のなくとも
私の心は暖かく
触れた気がした
輪郭を持たない
夜の口先に一人

あき
集めた僕のポケットは空っぽ

あき

あき
それはまだ冬が黒かったころのこと

あき

あき

あき

あき

あき

あき

あき

あき
昔は最後列の真ん中一択だったんだけど
最近は目が悪くなっちまったもんで
一年また一年とシートは前方へと動いてる

あき
立ち止まる勇気すら持ち合わせてない

あき
輝く朝焼けに魅せられし
平線を目指すは規則の歩み
進むは巡礼、その足下に
崖のあるを知らず行け

あき

あき
四肢を削ぎ
やがて逞しき
対鰭となりて
苦しみ掻き分け
揺蕩う私
溢れた想いは
喉に詰まり
やがて麗しき
鰓となりて
哀しみの中
息する私
零れた涙は
この身を覆い
やがて美しき
鱗となりて
貴方のいない
夜に舞う私

あき

あき
なんでも良いんだ僕はもう