ヤドカリ
マンガ
ゲーム
Youtubeを観る
散歩
イラスト
お絵描き
ジョジョ
ゴールデンカムイ
チェンソーマン
ヤドカリ
その摩擦に耐えきれなくて
ボロボロと口から形が溢れるんだ
痛みを具体的に成形しようとして
その軋轢にまた擦り切れた心が爛れていくんだ
ヤドカリ
そのホルモンの色はきっとジェットブラック
ヤドカリ
家族は与えてくれた
何かに潰されたことはないのに
何故か黒い炎が宿ったのは
自らがあらゆるものを持たないと知ったからだ
家族に助けられ
友人に助けられ
私の中には何もないことを
凡庸と呼ぶのかもしれないが
それ以下の熱で燃えている
ヤドカリ
そういうちょっとしたことで落ち込んでしまう
ヤドカリ
昨日以外も下手くそな話しかできないけど
何度も自覚してついに昨日崩れ去った
「食の話」が全くできないことや
「配信者の話」が全くわからないので
本当はわからないなりに興味を持てばいいが
言葉の隙を伺えず だんまりと汗をかくさま
その瞬間
私が喋らない間のみ
いつもその日の「楽しいお話」はピークを告げ
私がいない空間に歯車が合わさる
私がいないことで
私はその瞬間や
人の明るい道を側から眺める時や
自らに疑念を持ったその日に
自らをチューニングするかの如く
「しにたいなぁ」と独りごちるしかなく
馬鹿宇宙の塵となって
世迷言の擬人化となった私は
命が拡散する前にひとり
シャワーで身体を固めるのだ
ヤドカリ
平均的な絵と歌などではなく
不可逆的な切なさなのかな
企業がこぞって着手した画像生成に
競争と破壊を尽くした尊厳の破片が無惨にも
透明な棘となって抜けない様相が
なかなかどうして人間の悪と同じ形をしている
無意味が連結した闇の先に
人の超個体意思があったのだとしたら
生成AIはその糸を切る鋏のことを指す
そんな事を思う今日みたいな日は
動物園に行くときっと最高に楽しいだろうな
ヤドカリ
0いいねの生き方になるといいんだけど!
余計意識しちゃって不自由だし!
そういう時は散歩が一番いいんだけど!
散歩に行くにも一歩目が踏み出せないし!
ムカつく!
はームカつく!ダメ!あー!
面白い動画も流れてこないし!
面白いアニメなんかもないし!
面白い映画もドラマも漫画もないし!
あー
わんわんわんわんわんにゃーにゃーにゃー
わんわんわんわん
ヤドカリ
誰か死んでも俺は1いいねもつけてやんない
だってよくないし
俺が死んだ時に0いいねなのが恥ずかしいじゃん
だから死はハートマークの数量じゃなく
自分の中で感じたいから
俺は無視するよ!そのツイート!バカ!
ヤドカリ
自分を省みてしまって苦しくなります
そうやって世の中の為になってるのに
私だけにはネガティブな効果を生んでしまうの
さらに私の存在の無用さが目立ちますね
そんな切なさとも戦わなくちゃならない
いいえ、戦いなんかじゃない
世の中の光と戦ってたらろくに生きていけない
私は腐った泥であり
輝くことができないからこそ
私にしかできないものがあるんでしょうか?
私を照らそうとしてきたら
窒息させます
醜いこの泥の体が
光を否定します
私は暗がりの捨て鉢です
ですが、私は暗闇です
私は痛みです
あるいは陰気です
すみませんが
私は誰かに馬鹿にされる時が
この世に生まれた意味なのかも知れませんが
そういった条理や関係性の外にある
私のような泥が光る様を
見ていただけますか
ええ、気をつけてください
目に入ると毒ですので
ヤドカリ
酒やタバコを覚えなくてよかった
友人やパートナーがいたら
それに頼りすぎてしまうだろうし
宗教や薬、食や金に執着せずに
散歩一点に絞っていてよかった
その代わり、常に癒されない心が残ったけど
私はなかなか
ちょっと自分に厳しすぎるかなとか思ったり
上記の物も
少しでも触れてその危険性を
娯楽にとどめれる勇気があれば
毒も薬になるというのに
私は恐ろしくって全てに触れない
私には何も残されないようにできている
痛みだけが残されるようにできている
ヤドカリ
最弱であることも知っていて
個性的で最悪な存在とも自覚している
ハマればやれることもあるが
一方で世間に居場所がないことも知っている
ヤドカリ
学者さんの子供、
夢、希望だって?
ムカつく
じゃあ貧しくも清らかな私の父母に
何も返せないのか?私は
私は大人になってから何故か
肯定されていない自分が
誰かの名誉を傷つけている気がして
許せないんだ
あなたの幸せな半生が
私の人生だって
あなたと同じものだ
私だって幸せなんだ
誰かを幸せにできるんだ
生きてるだけで幸せなあなたと違うけど
私だって誰かを救えるんだ
心が泣いている
なんで泣いているんだろう
許せないんだ この気持ちが
醜い私が
でも私だって
清らかになりたかった
何故私の心は貧しいんだろう
しかしそれを悔いてはいない
今に満足して飽食してるあなたたちと違って
私は生まれた頃から
何故か?何故かわからないけど
ずっとずっとずっと乾いている
悔しさとオアシスは喉を潤さなかった
ただただ臭いオイルが私の鼻を削いだ
私はあなたたちと違うみたいだ
逃げてください 絶対に殺します
ヤドカリ
って思う時がある
ヤドカリ
って悪態をつきたくなる
お前みたいな歯車になれやしないよ
って皮肉を言いたくなる
失敗作の大人になった
ヤドカリ
ヤドカリ
強がっただけだ
本当は悲しかったんだ
本当の自分を見てほしかったんだ
本当の自分を知る気がないその目が
本当に恐ろしかったんだ
その恐怖から身を守るために
強がってしまったんだ
本当の自分を見る気がある人は
少ない
私は人の中身をいつも見たがってしまう
悲しい
ヤドカリ
ちゃんとしなきゃならない
ヤドカリ
ヤドカリ
人がうまくいってるの見ると
危険な気持ちになってしまい
苦しいぜ
大抵この気持ちは年中続いているが
嫌だ
本当に嫌だ
ヤドカリ
気分がまともな日とまっくらな日が
交互にきているかも
今日はまっくらだが
それは仮に私の生き方の問題ではなく
脳の縦波によるものだとして
今日まっくらでも明日元気になるのだとしたら
今日を腐して心を閉ざすのは勿体無い
明日のために今日はまっくらにするだけだ
ヤドカリ
私の悪も私なので
明日も手を引いて連れて行かなくちゃ
左手に悪の子を
右手に愛の子を
私はグレーな大人として
この子たちを未来に連れていかなくちゃ
どちらかを置いて迷子にさせてしまうと
なんでか私まで寂しい気持ちになるから
どちらかを捨て去ることはできない…
ヤドカリ
汚い心がより一層吐瀉する
腐ってもその先がありやがる
ヤドカリ
鬱屈と一緒に散歩してるだけだった
片時も離れる事ないまま
今も集落を欲していた
私という迷子を引き取って
互いに必要とできる場所を
ただ勇気がなかった
優しさを持たなかった
責任を破った
線を引けない夢だけが合った
調べなかった
愛がなかった
許さなかった
直さなかった
優しくなりたかった
己のポケットに忍ばせたまま
誰にもそれを渡さなかった
なぜ同じ心と体が今日まで繋がっているのか
どちらかが霧散するか千切れるかして
二度と戻らない時間に置きっぱなしになればいい
ただ変わらないまま
セロテープが尽きるに至った
シルク布を被せて
その破片の一つ一つを放っておけば
ちりとりとほうきで片付けつつ
いっそ派手な色のスプレー缶ひとつ使い切って
マスキングテープを剥がしたりして
その意味を自らで工作すれば
正解のひとつなんじゃないのか
所詮形なんだからこんなものは
ヤドカリ
自分より不出来な人を毎日探してしまっている
比較してどうということでもないのに
不出来は完成でもあるというのに
私は
ヤドカリ
それっていくら頑張っても無理ってことなのか
それとも諦めるきっかけになるのか
どちらだって違うんだ
障害なんて本来きっとない
ただスイッチの高さが平均より少し下なだけで
それが障害なのか
ナイーブにさせないでくれ
ヤドカリ
締め切りを過ぎてる依頼
片付かない段ボールと埃
退治できていない長生きなハエ
叶わない目標と下手くそな帳尻
気の向かない挑戦の数々
調子の悪いまま数ヶ月過ぎたトイレ
意味のない会話
ちらつく無駄
会いたくない人とのお食事の予定
あまり必要がない自らの価値
無駄な思考
ただやるかやらないかなのに
知っててできないのは何故なんだ
心の慣性はいつも鈍重だ
何故だかすごく
切ないままだ
昔から希望が大好きで
夢も世界を愛しているのに
切なさと寂しさは生まれた頃のままだ
私はこの12時間
何も生きていない
明日には記憶の彼方にある
人生で一番必要ない日がさっきだったと
告げてはみるもフリック入力で語るだけだ
大切なのは愛するか、愛せるか
そう知っているのに何もする気が起きないんだ
しなくちゃならないことができないんだ
死んでいる状態より明らかに死んでいる
生きながらえているのに呼吸をしてないんだ
心臓が裏返って負の脈動を打ってんだ
今のはいい表現だったかもしれない
この感覚が大事なんだ
死を経験した私たちの自我には
必要だったんだ 言語化と解釈が
理由が必要なんだ 動く理由と存在価値が
そんなものはないと有名な人たちは言うね
自分の言葉を信じ切って適当言うじゃんか
でも本当に大事なことは
自分の口からしか生まれない
この感覚が大事なんだ
無気力の先にある怒りも
その矛先も
負の界に降り注ぐ
そういった瞬間と結果だけが織りなす模様が
私たちの人生を織った形なんだ
その感覚が大事であり
本当に価値ある立ち姿なんだね
ヤドカリ
楽しさと不得意を知った
でもそんな適当なことはどうでもよくて
特筆すべきは私に休日が与えられた点だ
久しぶりの休暇のようで
身体は丈夫だがメンタルが弱いタイプなので
なぜか1日休んでも回復しない
くだらない乾燥肌の欠片が溢れる部屋で
あまりにもみずぼらしい四肢を見つめている
しばらく続いた悪い就業体制は
不幸話で周りを暗くする悪習を生んだ
私はその状態異常を治す方法を知らないが
元々ダメな人間だったので
会社のせいにもしづらく思っている
昨日は久しぶりに友人とゲームをした
心を許し合ってる仲ではないが
賑わいつつ協力する空気感はまるで青春の様で
私の欠けた心に似合わない潤いの膜を張った
本当に似合わない
私のようなくだらない存在に
生きる価値のない存在に
とこういった形で昨日と今日は暗いのなんの
詰まるところ、私は一丁前に寂しいようだ
自分から人を信頼せず、自らを整備しない
自らの行動の筋を気にするあまり
人を裏切ることを厭わない
そんな自分が今更寂しいなどと
死んだ方がマシ 戯言も戯言 最悪だね
何も解決できないまま
整理もつかぬ汚れた部屋は
掃除のひとつも進まないで
ただ部屋の食料が尽き
体を拭くタオルさえ乾かない
問題は仕事を疎かにしつつある点もあり
俺はもう
この状況をなんとかしなくちゃならないんだ
仕事も趣味も遊びも頑張れちゃいない俺を
生活も心も極貧としている俺を
なんとかできるものなんてあるんだろうか
手遅れなんじゃないか…
私は私の大事なものを追いたいと思っていたが
それ以外も当たり前に大事なことで
私の不器用さは私を殺すに至ったわけだ
殺す体力もそりゃないけど
生きる体力もない
ここで頭を整理するので精一杯
まだ整理がつかない
やるべきことの段取りが建てられない
たくさんあるんだよな
今は音楽も飽きてしまった
ゲームはできるが時間が無為に過ぎていく
絵は楽しいが今はなぜか手が向かない
散歩も好きだが外に出るのが面倒くさい
ご飯も好きだが食料があまりない
勿論食べたいものもない
観たい映画も映像もない
あっても観るのが面倒だ
SNSもなんだか嫌なんだ
寝ることはできるが無駄だし体に悪い
心のブレーキが今は全開で
何もやることができない
さてどうしたもんだろうか
ヤドカリ
SNSしてないのにSNS疲れしてるんだろ
ヤドカリ
本当になんでもないことなのかもしれなくて
だからこそ俺のこのワガママが
華開く瞬間を見たくって
負けたことしかないわたくしが
「これだけは合ってたんだな」と
世界でたったひとつの合点を打ちたいんだ
ヤドカリ
必要なものを手に入れられない
売り物になるべきタイミングで
売れる物を作れない
ヤドカリ
競争と別の作品作りをしなくちゃならない
ヤドカリ
きっと嬉しい
その時期しか見れないものが
今手に入っても嬉しいものだ
だから生き急ぐという言葉はあれど
今だってもっと急いでいいのかも
観れる景色が限られてるなら
もっと走りっぱなしでいいのかも
夢があるなら
なりふり構わなくていいのかも
子供の頃に脳裏で描いたのは
子供の時から言うことが憚られた
テレビのヒーローやネットのアイドル
憧れの職業や大金持ち
高望みだった恋の目線も
歪んで壊れてしまった友情も
未だ続く道の側にあるお地蔵さんだって
私の制限時間を少しずつ削っている
アルバムを埋めていく
夢の中でだけ観れる
その展覧会を私たちは
少しでも納得のいくものにしたくて
こだわりをわずかに心に宿しながら
でもやっぱり少しだけ諦めながらも
「私」をテーマにし、
「私」を偲んだ個展の白い床を
無間地獄の類義語のような壁のシミに
目を逸らすんだ
その答えは出ない
私たちはなぜこの展示品を運んでいるんだ
私たち自身しか見ることはない
しかし、全ては私たちの視点のみでしか
そもそも鑑賞できない
今は映像作品か はたまた音声作品か
「よくつくりこまれてはいるが」と思いながら
薄い布団に包まれてみようかな
ヤドカリ
ヤドカリ
偉そうな心持ちをツイートしてるのを見るとさ
わかったような口聞いてんじゃねーぞ、って
口から呟きが溢れでてしまうから
誰にも罹らないように
今は地面を見つめています
ヤドカリ
イライラしている
こう追い込まれている時は
このSNSしか触ってはならない
ヤドカリ
こんなにアホなことはないな
ヤドカリ
多くの場合、自分自身の方が深刻だ
ヤドカリ
ただ夢を叶えたかっただけで
そこに数々の薄皮のプレートが重なって
覚えてはいるが観測できなくなったんだ
そんな状況さえかつては肯定したがった
今だってそうだ
地図に目もくれず
まっすぐただ道を進んだら
どうやら目的地と逆方向に歩いたらしくて
突如知らない光に目を刺された
余計に地図が見えないわけだね
でもその光だって灯台のようなものだ
間違ってたら新しく手繰り直せばいい
ただ
今はそれが疲れてしまって
睡眠時間を取れずにいるだけだ
私たちは首尾一貫している
闇と疲れで夢が観測できないだけだ
私たちは目が見えないままだが
変わらずに、できるだけ早く、
計画の練り直しをしつつ
勉強をまた始めるだけなんだ
勉強は苦手だけど
どっかでまたやるしかないよ
具体的に考えられないくらい疲れてるだけ
それでもまだ夢も時間もあるはずだ
ヤドカリ
それはグレー、中間色にある
白のままで保たれず
黒に染まり切ることはできず
迷いつつもどちらかに目をやり
そうして今も答えを出せず
しかし答えに向かおうとする意思があり
世の中のほとんどがグレーであると知る
白と黒を繋ぐ中間色が全てであると知る
混ざり合った状態に生を置く
心もそうなんだと
どこを黒とし光とするか
自分で決めなければならない
ヤドカリ
俺は天に向けた
そうして
からくも
こころを裏返した
そうしないと耐えられなかったから
まあしょうがねーか、次頑張るぞ
