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みずき

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不可説不可説転までの道すがら虹をみつけたような年の瀬

#tanka
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みずき

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『レモン彗星』

過去の話をしよう

永遠と同義語だった 夏休み
両手を流るるソフトクリーム
全身くまなく落ち葉を浴びて
霜柱めがけて駈けた君は北風

春にしか生まれなかった言葉
既読なんて必要なかった言葉

レモン彗星は過ぎ去った
桜が散りゆくスピードで
何千年何万年前にも

言葉ができる遙か前から
過去の話は確かにあって
レモン彗星は過ぎ去った

また春が来て桜が咲く頃
どんな言葉であそぼうか

君とレモン彗星を見ながら

#詩

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『こもれび』

こんなに月が綺麗な夜は
死語ばかり使って話したい

どれだけリハビリをしたって
鈴虫の音色にはかなわないけど

シャワーの下で口ずさむ音楽に
毎日救われているんでしょ

そういう時代に生きているから

こもれびのような
言葉ばかり拾いあつめて
水平線に沈んでいく
夕陽めがけて投げつけたい

こんなに言葉が綺麗だ 世界は

#詩
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『カゲロウ』

こんなに悔しくて
こんなに泣けるほど
本気だったんだ

陽炎の中で
感情をスパークさせて
夢中に生きるのが
人間だったんだ

熱がなければ
死んでしまう
生き物なんだよ
俺たちは

#詩
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みずき

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『光の都』

鬱陶しかった都会の雑踏が
懐かしく思えるときほど、
人間に生まれてきたと実感する
街灯に群がる虫みたいに
身を寄せ合い、風をまとって
今この瞬間を生きている
光の都
誰もが憧れるその場所で
生まれたあなたは
世界が
どれほど美しいか知っている
そう願ってしまうから、
わたしは今日も生きている
人間として、生きて死ぬ

それだけなんだ

#詩
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まだ夏に成りきれていない夕暮れに吹いた都会の風のやさしさ

#tanka
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『刹那』

久しぶり!
なんて言えない
宇宙にいる僕ら
まばたきをするたび
新しい文明が生まれ
息をするたび
新しい戦争が始まる
僕らが眠る頃
遠い銀河で
光が集まる頃
君が蠢く
音がする

#詩
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『ヘーゼルの瞳』

ジェット機の音が怖い。
これが戦争なのだと知った時、
きみの声も思い出せなくなった。
図書室に西日がさして、
やわらかい、ヘーゼルの瞳、
これが永遠なら神様なんていらないと思えた、
これが永遠なら戦争なんてなくなると思えた、
東の空からジェット機が飛んでくる頃、
誰もいない学校が永遠になる頃、
ヘーゼルの瞳だけが知っている、
六等星の光はすべて、愛だったこと。

#詩
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みずき

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『登攀』

山を登れば太陽が嫌いになるくらい暑くて、雨が好きになるくらい降ってくる、風は吹雪くし、雲はとなりでだらしなく漂っている、夕焼けに染まった向こうの山はどんな神様が住んでいるんだろう、山小屋からみえる北斗七星を数えるのが好きだった、生きているからそれでいいんだと思えた、遠くのほうでゆれる砂粒のような光が懐かしく思えて愛おしかった、この光を瓶に閉じ込めれば百本の薔薇を贈るより、きみたちは笑顔になれると信じたから、信じてしまったから、山を登ってしまったから、もう、この世界で生きていくことが生きるということになっていた。

ああ、全身に満ちる一杯の水が
ただひたすらに今日を迎える。

#詩
読書の星読書の星
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加速する時代を纏う僕たちはどんな光もすくってしまう

#tanka
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みずき

誰よりもやさしく包み込んでゆく おふとんおふとん落ちてゆく

#tanka
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みずき

沈みゆくからだに響くすずのおと 
遠い記憶が聖夜を祝う

#tanka
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みずき

みずき

返さなくていい
これは 君が生きたあかし
心配しなくていい
これは 君が愛されたあかし
忘れなくていい
これは 僕が愛したあかし

意味なんてなくていいから
光の粒を数えるように

ただただ 僕は
ひとつ残らず

愛したかった
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みずき

みずき

せめて夢のなかでは
笑っていたいよね
夜はこわいから
ずっと朝がいいよね
ずっとずっと
これは
醒めない夢な気がした
君の手の温もりだけが
今も ずっと
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みずき

みずき

眠るように死ぬのが理想なんて眠ったら何もできないからそんなの理想ではないんだ
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みずき

みずき

駅前の人だかりから歌声を拾って自我を育てるゲーム

#tanka
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みずき

舞台から見えるわたしはかぎりなく青に近くて黒い青だよ

#tanka
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みずき

みずき

わかってた
いくら世界が変わっても君はエンゼル
ウルトラマリン

#tanka
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『ハッピーアワー』

たぶん、今、生存確認なんてされたら生きていないって答えるだろう。こいつはまだ生きていない、次に行ってくれ。タイミングが悪過ぎた。そう願うだろう。生きているかわからないから確認したいのだろうけど、どうせなら、生きているときに確認してほしいから。だって、もし、あなたが生存確認をしたときに、わたしが生きていたら喜んでくれるでしょう。そういう人になるまでの、しばしのお別れ。そういうお話。それだけなんだ、だから泣くなよ。ハッピーアワーは、楽しいよ。

#詩
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みずき

みずき

自由だと思うひとには見えません 月のうらがわ君のうちがわ

#tanka
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みずき

みずき

どうせことばが話せるのなら誰かのひかりになりたい
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みずき

みずき

左手があたたかいまま離陸して窓に映った星は君かよ

#tanka
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みずき

みずき

歴史が好きな理由がわかった気がする。
これまでいろんな歴史があったから今の世の中があるように、不確実に見えるような今も、いつしかひとつの歴史になる。
そう思ったら、自分もひとつの歴史の作り手なんだってわくわくした。
こんなに時代は違うのに、確かにここに居たんだって思うだけで、心が熱くなる。どんな生き様も、それが歴史になる。
そう思ったら、なんだか強くなれた気がして、主人公ってこういうことかって思った日。
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みずき

しんしんと降るはずだった純白の雪は誰にも愛されている

#短歌 #tanka
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みずき

みずき

綺麗だねって言われたくて
咲いているわけでもなく
そういう花だから

優しいねって言われたくて
生きているわけでもなく
そういう人だから

あなたがそう思ってくれて
喜んでいるわけでもなく
ただ ただ

嬉しいのです
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みずき

みずき

豆電球のやさしさ、懐かしいな
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みずき

みずき

あてもなく歩いててもいいんだね。

遅れたけど、2023年。よろしくね。
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みずき

みずき

始まりすら曖昧で夢の中みたいだねって
笑ったり、泣いたり、怒ったり、ふざけたり
確かに私たち生きているみたいだねって
朝になっても遠くまで抱き合っていたよね

もう少しだけちゃんと生きていたいからさ
まだあったかい毛布に一緒にくるまって
さむいさむいって言いながら、また
手を重ねてみたり、目を閉じてみたり

それだけで、夢の中みたいだねって笑ったり
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みずき

みずき

日常がただの日常になって
君はただの君になって
しあわせになってね
なんて言って
泣いていたね
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初夏が懐かしくなってしまったな
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みずき

みずき

コーンスープで甦ったフランスパンを食べながら生きながらえる。そんな夜の繰り返しみたいで。
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みずき

みずき

寂しいと君が言うならシベリアの針葉樹林みたいに僕は

#tanka
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みずき

みずき

先延ばし、先延ばししていいんだよ
生きているって愛しているって
そういうことだよ
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みずき

みずき

初めて知ったような気持ちで
電車の中に差し込む光を見ている
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みずき

みずき

大丈夫

あなたにとっての大丈夫になりたい

ただそれだけ
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みずき

秋が深まる、愛が深まる
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みずき

みずき

我慢してたのにどうしてあふれ出てくるの
抑えられない自分が嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で

おちていく

どうせなら
いけるとこまで

光になれない
ずっとずっと深くまで
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みずき

こんな感情ならいらない、なんて思ってしまう
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みずき

好きって自覚するものなんだ
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みずき

どこまでも青くつづけばいいと願った

あなたと見た景色はずっと忘れないよ
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みずき

みずき

とりあえず
全部夜のせいにして
全部朝に叱ってもらう
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みずき

寒いからあったかくしてね

なんて、言える季節だね
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みずき

眠れないなら眠るように眠るんだ
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みずき

みずき

ほどけたら、また結べばいいんだね
前よりも、もっと固く結べばいいね
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みずき

みずき

愛したいだけだった
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みずき

みずき

あなたがひとりで生きていけるなんて知っている
わたしがいなくてもいつまでも空は青いままだし
きっとあなたも、いつまでもあなたのままだって
知っているのに、いつまでもあなたを見ていたい
嵐の夜も、桜が舞う春空も、秋の夕暮れも、全部
あなたの隣では無力なほどに愛おしく美しくてね
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みずき

みずき

夏の終わりみたいな音楽を聴きながら夏の終わりを感じた通勤中
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みずき

みずき

幻なんて言うなよ
君がくれた言葉は
こんなにも温かいのに
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みずき

みずき

何も知らないはずなのに
秋がたしかに聴こえた夜

みんなで秋を迎えたいね
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