「かべのむこうに」を読んでみました。ドットを感じる一昔前のゲームのような漫画でとても素敵な雰囲気でしたね。この物語を読んで感じたのは二つで、一つは純粋に罪と罰のバランスについてですね。現代においてもこのバランスは釣り合っていないと感じます。では、天秤が釣り合うだけの罰は誰が決めるのかと言われると、やはりそれは人。性悪説を是としている私からすると、現代人の罰は生温いと感じてます。どこまで行っても被害者を救うことは叶わず、加害者だけが得をするバランス構造に疑問を感じます。もう一つ感じたのは、ネタバレになるので控えますが、「なるほど、そう言う展開なのね」となかなか楽しめた漫画でした。世界観もシンプルであり、どこか近未来を感じさせるテイストで面白かったです。どこか哲学じみた問答を主体としているので確かに楽しめる物語でした。