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お絵かき、紙工作、おもちゃや小物でドミノ倒し、色水作ってキラキラ見たり紙に染み込ませたり、セミ取り、長い棒持って戦うやつ、公園の水道周りをビシャビシャにすること、アリの進路を妨げること、公園の地面にミステリーサークルもしくは魔法陣のつもりの落書きをすること、自転車を全力で漕いで急ブレーキ、ブランコガン漕ぎしたりチェーン捻ってぐわんぐわんしたり飛び降りたり、適当な雑草を摘んで漢方薬作るマネしたり、オタマジャクシ眺めたり、川に石投げたり、石蹴りながら家に帰ったり。

社会を語れぬ社会学者古市憲寿氏に、米一粒の重さはわからぬ。」

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１．はじめに──社会を知らぬ社会学者

「米は食べません」
古市憲寿氏のこの一言が、いまの日本の“知識人”の空洞を象徴している。

いや、それはあなたの個人の嗜好であって、我々が論じているのは「社会」の話なのだ。
あなたは“社会学者”ではないのか？

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２．農業補助金＝社会主義？

「農業に補助金を入れるのは社会主義だ」と古市氏は言う。
だが、果たしてこれは「社会主義」なのか？

アメリカもEUも、農業には巨額の補助金を投じている。なぜか？
アメリカもEUも、農業には巨額の補助金を投じている。たとえば、米国の農務省は2023年に約2000億ドル（約30兆円）を農業支援に投じ、EUの共通農業政策は年間約580億ユーロ（約9兆円）を農家に分配する。一方、日本の農水省予算は2.3兆円（2023年度）。「農業だけを優遇」と言うが、半導体やAIに10兆円を投じる政府の政策と比べれば、むしろ農業への支援は控えめではないか。
それは食料こそが「国家の安全保障」だからだ。
武器があっても、食料がなければ国は死ぬ。
そして日本は、戦後70年を経て、種も肥料も飼料も、ほとんどを輸入に頼る国になった。

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３．なぜカロリーベースで語るのか？

古市氏は言う。「カロリーベースの自給率なんて低く見せるだけだ」と。
だが、生産額ベースの自給率では**“高級和牛を少しだけ作って自給率100%”**というトリックすら可能になる。
古市氏は言う。「カロリーベースの自給率なんて低く見せるだけだ」と。だが、生産額ベース（63%）では、高級和牛や果物を少し作れば自給率を“水増し”できるトリックすら可能だ。国民が飢えずに生きるには、カロリーが必要不可欠だ。日本のカロリーベース自給率は38%（2023年度）。種子の90%、肥料の80%以上、飼料の75%を輸入に頼る日本で、食料安全保障を軽視することは、文字通り「生き延びること」を無視するに等しい。
食って生きるとは、そういうことではない。

国民が飢えずに生きる。それを保障するのがカロリーベースの発想である。
あなたは「生き延びること」に無関心なのか？
それで「社会」を語るつもりなのか？

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４．寿司職人が「生魚触りたくない」と言っているようなもの

あなたが「米を食べない」なら、それは
寿司職人が『生魚、苦手なんで』と言っているのと同じ。

農業を語る前提がまるでないのに、テレビで語る。
しかも社会全体の構造ではなく、自らの嗜好を語る。
あなたが語っているのは、「自己」ではないか？

古市氏の「関税廃止で輸入米を増やせば価格が下がる」という提案は、国内農家を崩壊させ、食料自給率をさらに下げる危険な発想だ。いま、小泉進次郎新農水大臣は、備蓄米30万トンを随意契約で放出し、5キロ4268円（2025年5月）のコメを2160円程度に下げる計画を進めている。だが、供給不足や農家の高齢化という構造的課題は残り、短期的な解決策だけでは不十分だ。

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５．結び──テレビを見た国民に問う

こんな人物が「社会学者」としてテレビに出る。
では「社会学」とは何か？
それは「国家」や「共同体」や「歴史」や「人間の営み」を語る学問ではなかったか？

我々の社会が「米一粒の重さ」さえ忘れたとき、
真っ先に飢えるのは「あなた」自身かもしれない。

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