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金曜夜から今まで彼のお家にいた
GWは遠出したから今回は彼家付近で遊んだ

彼の自宅では
私の好きな映画を3作品一緒にみたり
彼がホットケーキ作ってくれたり
ポケポケやってた

外出では
お散歩して、中華料理食べたり
中古屋でかわいい服買ってくれた
ゲーセン行ってマリカーとサバゲーと湾岸やったり
ミスド行ってフードコートでドーナツ一緒に食べて
100均でお互い欲しい物買ったりしてた

お互い思ったことは
どんなに遅く寝ても起きる時間同じ位だったり
片方寝たらもう片方も直ぐ寝たり

どちらかが合わせてる訳じゃなくて
ほんと楽しくてあっという間だったね
と笑って帰れること

次会うのは1ヶ月後

看護実習生とのラブストーリーを書いてる。
あわや年齢差40でも！なきにしもあらずの話！

ワンシーンより

就職戦線

春の日差しがまぶしい午後。龍太郎は、掃除道具一式を抱えて、由美の暮らす小さなアパートの前に立っていた。駅から少し離れた、古びた住宅街。あちこちに時間の経過を感じさせる建物が並ぶ中、由美の部屋もまた、その一つだった。インターホンは壊れているらしく、ドアを軽くノックすると、中から明るい声がした。
「どうぞー、開いてます」
龍太郎は戸惑いながらも、ゆっくりと扉を開けた。すると、そこに立っていたのは――思わず目を疑う光景だった。由美が、バスタオル一枚を羽織っただけの姿で、濡れた髪を手ぐしで払いながら、こちらを見ていたのだ。
「わっ……！　ちょ、ちょっと待っててください！　お風呂、ちょうど上がったばかりで……！」
頬を真っ赤にしながら、由美はあたふたと部屋の奥へ駆け込んでいった。龍太郎は、玄関先に立ったまま、気まずそうに咳払いをひとつ。
「こりゃあ……不意打ちだったな」
だが、驚きの裏に、どこか安心するような気持ちもあった。由美が、この空間に“生活”していることが、どこか嬉しかったのだ。生きている。自分の時間を、自分の手で回している。そんな気配が、この小さな部屋にはあった。数分後、ジャージ姿に着替えた由美が戻ってきた。まだ頬には赤みが残っていたが、照れ隠しのように笑っていた。
「すみません、まさか今日に限って早く来るとは……。今日は一緒に片付けてもらおうと思ってたのに、こっちが片付いてませんね」
「いや、手伝いに来たのはこっちだから。……でもまあ、元気そうで何よりだ」
由美は、少しだけその言葉に表情を緩めた。けれど、その笑顔の奥には、わずかに翳りがあった。窓辺に積まれた求人情報誌。ダイニングテーブルの上には、書きかけの履歴書。ボールペンのインクがかすれていて、まるで言葉が途中で止まったように見えた。
「……就活、うまくいってないんです」
由美はぽつりと言った。自分から話を切り出すようにして、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「何社か受けてはみたんですけど、“新卒じゃない枠”って厳しくて。それに、臨床経験がないこともネックみたいで。……もう一度、学校に通おうかと思うくらい、迷ってて」
龍太郎は、手にしていたモップを床に立てかけ、静かに彼女の言葉に耳を傾けていた。
「みんな、“ちゃんと働いて、一人で生きていくのが当たり前”って顔してるけど、私にはそれがすごく遠く感じるんです。……でも、相馬さんといると、不思議と“ちゃんと生きてる”気がするんです。例え就職してなくても、“役に立たなくても”、ここにいてもいいって思えるから」
それは、心の奥底に沈めていた孤独の叫びだった。社会の中で、自分の居場所を見つけられない苦しみ。誰にも頼れないまま、強く見せることでしか保てなかった日々。けれど今、龍太郎の前では、その仮面を静かに外せるようになっていた。
「……由美さん」
龍太郎はゆっくりと近づき、テーブルの履歴書に手を伸ばした。
「焦らなくていい。今は、自分のリズムで立てばいいんだ。誰の時間でもない、君だけの時間をちゃんと生きてれば、それでいい」
その言葉は、言い聞かせるようでもあり、自分自身をも励ますようだった。由美はうなずきながら、少しだけ涙ぐんだ目で龍太郎を見た。
「……ありがとう、相馬さん。もう少しだけ、この部屋で頑張ってみます。掃除のついでに、そばにいてくれたら……それで、十分です」

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