おやすみんみんゼミ(ミンミン蟬、蛁蟟、学名 Hyalessa maculaticollis) はセミの一種。和名通りの「ミーンミンミンミンミンミー…」という鳴き声がよく知られている。分類については従来までは属に Oncotympana が用いられていたが、フィリピン産のタイプ種との違いが指摘され、Hyalessa に変更された。大陸産と区別するときは同種異名でHyalessa fuscata(Distant, 1905)という。成虫の体長は33-36mmほど。幅が狭い頭部と太くて短い腹部を持ち、太く短い卵型の体型をしている。ただし翅が体に対して大きく、翅を含めるとアブラゼミとほぼ同じ大きさになる。体色は胸部と腹部の境界付近が白いが、他は黒地の地に水色や緑色の斑紋があり、日本産のセミとしては比較的鮮やかな体色をしている。黒斑部がほとんどなく青緑色主体の個体もおり、これらはミカドミンミンと呼ばれる。抜け殻はつやがなくアブラゼミと同じくらいの大きさ。また、このセミはアブラゼミやニイニイゼミなどとは異なり、ヒグラシやエゾハルゼミと同じく森林性であるが、東京都区部や神奈川県横浜市、宮城県仙台市などでは例外的に街中でもミンミンゼミが数多く生息する。(Wikipedia引用)