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「昨日深夜テンションで考えたロシア革命失敗歴史if」

第一次世界大戦が勃発した1914年。
ロシア帝国はセルビアを守るためオーストリア・ハンガリー帝国に宣戦を布告した。
しかし、日露戦争の時から国内は不安定になっており、
ついに1917年11月（ロシア歴10月）に10月革命が勃発。
ソヴィエト政権がロシア地方を統制した。
しかし、白軍はシベリアで抵抗を続けており、
アメリカ・日本・フランスは社会主義国家の拡大を防ぐため、ツァーリに接近。
ドイツと講和する機会を失い、軍が東部に張り付いていたソヴィエト政権は、白軍とツァーリ率いる帝国軍に挟撃させる形で崩壊。
レーニンはフィンランドに亡命。
ソヴィエト政権は消滅した。
そして、白軍と帝国軍は、合体させる形で、「ロシア帝国」が復活した。
ドイツ帝国は、ポーランド、バルト、白ロシア、ウクライナ、カフカスを勢力圏に入れたものの、敗戦。
第一次世界大戦は集結した。
その後、1919年に、モスクワ条約が締結され、
立憲ロシア帝国が誕生。
フィンランド、バルト三国、ベラルーシ、ウクライナ、北カフカス共和国、アルメニア王国、カフカス国、カザフ共和国、トルクメン共和国、ウズベク共和国、キルギスタン、トルクメニスタンが独立。
沿海州、樺太は日本勢力圏に入った。
1922年、レーニンは亡命していたフィンランドで革命を起こし、
フィンランド社会主義共和国を成立させるも、社会主義を消滅させようとする
イギリス、フランス、アメリカ、立憲ロシア帝国に攻撃され、革命は失敗した。
アジアでは、中華共産党は生まれず、
辛亥革命後に誕生した中華帝国が支配していたものの、モンゴル・ウイグル・チベットは独立し、日本も満州に介入。各地で軍閥が蜂起し、中華帝国は崩壊。
立憲ロシア帝国はウイグル、モンゴルに介入。勢力圏に入れた。
そして、1929年にはアメリカ、ウォール街で大暴落が発生し、世界恐慌が発生。
イギリス・アメリカ経済に頼っていた立憲ロシア帝国は甚大な被害を受け、
1930年にはオホーツクでシベリア中央政府が蜂起。
国内が不安定になった帝国は完全崩壊。
サンクトペテルブルクでは、社会主義勢力による革命が起きるも、
世界恐慌で被害を受けていた列強は介入することは出来ず、
1932年。シベリアはシベリア中央政府が、ウラル以西のロシア地域は、ロシア社会主義共和国連邦が統治することになった。
ロシア帝国勢力下だったウイグルやモンゴルは、大日本帝国が介入し、保護国になった。
そして、時は1939年。
アンシュルス、チェコス解体を済ませたドイツは、ロシア社会主義共和国連邦（以下露連）と不可侵条約及び秘密協定を結び、
ポーランドに侵攻。
秘密協定により、露連も参戦し、ポーランドは分割された。
また、フィンランドにも宣戦布告。苦戦したものの、領土を割譲させることに成功した。
1940年には、大日本帝国がシベリア中央政府に進行を開始。
チタやイルクーツクを占領。シベリアを影響下に置いた。
時は進み1941年。
東方生存圏を確立しようとするドイツは、露連に宣戦を布告し、電撃戦を行った。
フィンランドも、奪われた領土奪還のため、参戦。
露連は、その電撃戦に耐えられず、後退。
1942年にはドイツ軍がモスクワに入城。
露連は降伏した。
また、英国軍がイタリア半島に上陸するも、ロシア戦線を片付けたドイツが介入。
海に叩き出されることになる。
1944年。ノルマンディーに大規模上陸が炸裂。
一時期連合軍がパリ近くまで迫るものの、
先程と同じく東部戦線が無いため、ドイツ軍本格的に加勢。
こちらも海に叩き出された。
その後、イタリア・ドイツ共に海軍が疲弊していたこともあり1944年9月。ローマ大規模上陸作戦が炸裂。
ローマが陥落し、イタリア王国は降伏。
しかし、半島が山がちなこともあり、
連合軍はそれ以上北進することは出来なかった。
1945年。
消耗しまくっていた枢軸国・連合国は、ついに、ジュネーブ講和条約を締結。
第二次世界大戦は、両者とも大きな被害を出し、勝者は居ない戦争となった。
結果的に、シベリアは大日本帝国、ウラル以西はドイツ影響下になることとなった。
1955年。
大日本帝国は、
反乱軍の蜂起などにより維持するのが大変になっていたシベリアを、重要地域を残して解放。
日本・中華民国は関係を改善し、1957年。
中華民国は、中華統一を進め、
日本影響下だったモンゴル・ウイグルを中華民国に変換。
チベット併合を持ってして中華は中華民国により統一された。
また、
1962年。
ドイツも、影響下だったロシア地域を、ロシア国として独立させ、
国内でも、
穏健派な総統の就任や、クーデター未遂などによって、
ナチ政権は続くものの、
独裁政治は辞め、比較的民主的な国となることとなった。
1965年。
独立していたシベリアとロシア国は合併。
民主主義的な国家として、
ロシア連邦が復活。
再び強大な国家として蘇ることとなる。
その後は、英・仏・独・日・露・米・中（7列強）が、宇宙開発で競い合うこことなった。
しかし、地球の環境問題などによって、宇宙への活路をさらに見出した列強各国は、
1972年、国際宇宙開発機構を発足。
連邦は協力して宇宙開発を進めた。
そして、国際宇宙開発機構はそのまま地球上の同盟へと発展。
1979年。
「国際連合｣として、
世界協調を進め、
地球では、
比較的平和な時代が到来するのであった。

𝑻𝑯𝑬 𝑬𝑵𝑫____

1956年に東ドイツで起きた実話をベースにした映画。その原題は”Das schweigende Klassenzimmer”（沈黙する教室）、英語版は”The Silent Revolution”（静かなる革命）、そして邦題は『僕たちは希望という名の列車に乗った』と、少しずつニュアンスが異なる。やはり原題がいちばん重々しく、自らの将来のために友達を売るのか、それとも信念を貫きエリートの道から外れるのかという「踏み絵」に直面した、10代の若者たちの切実な状況を的確にあらわしているように思う。

はじまりは、ハンガリー動乱の犠牲者への純粋な追悼だった。教師の前で2分間の黙祷という軽率な行動に出たのは若さゆえのあやまちだったかもしれないが、とはいえ、そんな些細な出来事にすら当局が神経を尖らしていたほど、当時の東ドイツは息苦しく自由がなかった。生徒たちは当局の執拗で姑息な“反乱分子”の首謀者探しにより追い詰められていく。

10代がはるか昔となった自分には、もはや若者たちの親の視点でしか観られなかった。がんじがらめの社会主義体制を受け入れているように見える大人であっても、それぞれに戦争の傷があり葛藤があった。たとえ嘘をつかせても子供を守りたいという気持ちはどの親にもあったはずだけど、この問題の発端をつくった子（クルト）の母親が言った「この国から逃げなさい。毎日、毎分、いつも思っているから」という言葉にはひときわ心を動かされた。勇気があり、優しさがあり、愛が詰まった言葉だった。この子とはもう二度と会えないかもしれない。それでもこの子のためには逃げてもらうしかない。そういう覚悟のあらわれだった。

退学が決まったクラスメイトたちを前に、クルトの親友テオは逃亡を呼びかけ、「国を出るか残るかは自分で決めるんだ」と各自に判断を委ねた。そんな大人びたことを口にしたテオも、西側に逃亡する日の朝、家族との別れには涙をこらえきれなかった（し観ている方も泣いた）。邦題の通り「希望」を感じさせる終わり方ではあったけど、払った代償はあまりにも大きかったのではないか。

さて、もし自分が彼らの親だったら、あるいは未来ある子供たちの立場だったら、どうしていただろうか。即答が難しい、重い問いだ。

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