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丹宮(にみや)
猫は不安になるとあちこちでオシッコする
なのにその人はしつけがなってないからと、散々知人友人の間をたらい回ししていた
そりゃ不安になるわ💢💢
自分でしつけして教える事も出来ただろうに‼️
その子はあまりにも可哀想だったので結局我が子になった
うちではちゃんと決まった場所でトイレ出来てる

coco
iori

アクア−Devil
泥の匂いと子供たちの叫び声が、乾いた大地を一瞬だけ生き物のように震わせた。
ショーツ屋が戻ってきた。
埃まみれのキャラバンから降り立った瞬間、廃墟のような泥小屋の隙間から、裸足の子供たちが洪水のように飛び出してきた。
「ショーツ屋だ!」「ショーツ屋が帰ってきたぞおお!」
彼らはジャスパーの首に、ショーツ屋の腰に、足に、まるで溺れる者が浮き輪にすがるようにしがみついた。ジャスパーは尻尾をちぎれんばかりに振り、どの子も順番にべろべろ舐め回した。順番を待てない子はジャスパーの背中に乗り、耳を噛もうとした。
ショーツ屋はもう、街の洗剤の匂いも、花の香りもまとっていなかった。
キャンプの悪臭——薪の煙、汗、動物の糞、煮込んだ豆の酸っぱさ、子供のオシッコ——それが彼の新しい皮膚になった。
もう二度と、商品としての「清潔」には戻れない。
袋を開けると、子供たちは目を輝かせた。
安物のキャンディー、プラスチックでできたおもちゃの車、派手な色のシャルワールカミーズ。
全部、子供たちに渡した。
奪い合いも喧嘩も起きなかった。
ここでは「自分の分」が先にあるのではなく、「誰かが喜ぶ顔」が先にあるからだ。
ただ一つ、小さな石鹸だけは、ショーツ屋は握り潰さないようにポケットにしまった。
「これでジャスパーを洗ってやるんだ」
彼は独り言のように呟いた。
「いつか海にたどり着いたら……」
夜、焚き火を囲んで、年長の少女アミナが聞いた。
「ショーツ屋、海って本当にそんなにきれいなの?」
ショーツ屋は薪をくべながら答えた。
「昔はな、観光客が『きれいだ』って写真を撮って、金を払ってた。
でも俺らが近づくと、警備員が棍棒持って追い払った。
海は誰のものでもないのに、まるで金持ちのプライベートプールみたいだった」
アミナは黙って火を見つめた。
「じゃあ……俺らが海に行ったら、どうなるの?」
ショーツ屋は笑った。歯が白く光った。
「俺らが海に行ったら、海は俺らのものになる。
誰も追い払えなくなる。
ジャスパーも泳げるし、子供たちは貝殻集め放題だ。
そんで、俺はこの石鹸でジャスパーをきれいにしてやる。
そしたらジャスパーも、初めて『自分の匂いじゃない匂い』を知るんだ」
子供たちの一人が、眠たげに言った。
「でもさ、ショーツ屋……海に行ったら、もうキャンプに戻らなくていいの?」
ショーツ屋は首を振った。
「戻るよ。
でも戻るときは、もう『逃げてきた場所』じゃなくて、『俺たちの基地』になってる。
海から持って帰るのは、塩と自由と、みんなの笑い声だ」
ジャスパーが大きく伸びをして、ショーツ屋の膝に頭を乗せた。
石鹸の匂いはまだしない。
でもいつか——海にたどり着いたとき——
ジャスパーは初めて、自分が「所有物」ではなく「仲間」であることを、匂いで知るだろう。
焚き火が小さく爆ぜた。
子供たちの寝息が、夜の砂漠に広がっていった。
(終わり)


れい

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iori
ギリギリ生きている
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丹宮(にみや)
・好きな漫画とアニメ…進撃の巨人、呪術廻戦、鬼滅の刃、聖☆おにいさん、ジョジョの奇妙な冒険、東京喰種、ち。etc……
・好きな映画…LEON、インタビューウィズヴァンパイア、エイリアン、ワイルドスピード、ダークナイトetc.....
好きなメタルロックはナイトウィッシュ🥀
宮崎県民でもうすぐ成人の息子を持つ母子家庭主婦です。よろしくお願いします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
出現確率は主に夜多発🌙
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アクア−Devil
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