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地球さん
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こう。

くた🍶🐻
故意に傷付けたわけじゃないのに、
相手が傷付いているなら、
それは傷付くことを選んだその人の問題。
あなたが背負う事じゃない。
これは、冷たいんじゃなくて、
その人に対する尊重。
その人の威厳を守る事。
だから、自分を責めないで。

えな


やさい

あさ
それでも、走っている
朝は、まだ少しだけ風が冷たい。
洗濯物を干す指先に、冬の名残が残っている。
空を見上げると、春はもう来ている。
来てはいるが、急いではいない。
玄関で靴を履く音がする。
「無理しすぎんでね」
振り返ると、もう笑っている。
関西の響きが、まだ少し残った返事が返ってくる。
ドアが閉まり、足音が遠ざかる。
毎朝のことなのに、少しだけ耳を澄ましてしまう。
ここに来た人。
そう思う。
縛られていない。
この街にも、ここにも。
それでも、
毎日ちゃんと帰ってくる。
それで十分だと思えた。
春の朝の熊本は、音がやわらかい。
工事の音も、遠くのクラクションも、どこか丸い。
背中越しに聞いた一言が、
少しだけ胸に残る。
無理しているつもりはない。
ただ、無理をしていた時間が長すぎて、
どこからが無理なのか分からなくなっているだけかもしれない。
営業灯を点ける前に、深呼吸をする。
帰る場所がある。
それだけで、前を向ける。
昼どき、コンビニの駐車場に車を止め、弁当を食べた。
エンジンを切ると、ラジオの天気予報が流れる。
熊本は、今日も穏やかだと言っていた。
穏やか、という言葉が、
前よりも自分の生活に近い場所にある気がした。
午後、駅前で手が挙がる。
「行き先……まだ決めてなくて」
数年前の朝が、かすかに重なる。
「ええですよ」
信号が赤になる。
春の光が、フロントガラスいっぱいに広がる。
「この街、どうですか?」
少し考える。
「……すぐに答えは出ないと思います」
それは、正直な答えだった。
「でも、止まっても、走っても、
どっちでも大丈夫な街ですよ」
信号が青に変わる。
動き出した瞬間、
独り言のように言った。
「逃げなかったわけじゃない。
戻らなかっただけです」
誰に向けた言葉かは分からない。
それでも、言えるようになったこと自体が、
ここまで来た証だった。
夕方、アパートに戻る。
ベランダに出ると、洗濯物の位置が少しだけ変わっていた。
風向きを見て、掛け直したらしい。
それを見て、何も言わなかった。
「おかえり」
その一言で、
一日が静かに終わる。
川沿いを並んで歩く。
散り始めた花びらが、足元に残っている。
春は短い。
指先に残る冷たさごと、ここにある。
逃げたことは、何度もある。
それでも、戻らなかった。
それだけで、
ここまで来た。
空を見上げる。
もう、行き先を急いで決めなくていい。
それでも、
走ることはやめない。
#短編小説
#創作
#それでも走っている

ガッツいちもつ
サムシング エクストラ
やさしい泥棒のゆかいな逃避行
今回も、あまり情報を入れずに観た
フランスでは評判良かったんだとか…
いかにも、フランスのコメディっぽい作品
そして、展開も読める判り易い作品
ただ、日本では作るの難しいかな?
障がいの有る方をキャスティングして、コメディを作れる雰囲気とセンスが無いもの
違いを愛せる世界
の1つのカタチを見た様な感じ
良い映画でしたよ



エリーやん
年明けの旅行様に洋服欲しいけど
行き先は南国だから冬物のセールは関係ないなー

あさ
行き先未定
熊本に来たのは、逃げたからだと思っていた。
そう言えば、自分でも納得できたし、説明も簡単だった。
仕事を辞めて、実家にも戻らず、知り合いもいない街に来た。
理由としては、それで十分な気がした。
駅前でタクシーに乗った。
「行き先は?」
運転手の声は落ち着いていて、感情が少なかった。
「……まだ決めてなくて」
言ったあと、少し後悔した。
こんな答えをする年齢じゃない。
「そうですか」
それだけ言って、車は動き出した。
街は、思っていたより普通だった。
派手でもなく、寂しすぎることもない。
知らない場所に来たという実感は、まだ薄い。
信号をいくつか過ぎたところで、
運転手がふと思いついたように聞いた。
「……この街、どうですか?」
一瞬、聞き間違いかと思った。
「え?」
「住む人の目から見て、です」
まだ住んでもいない街を、どう見ろというんだろう。
昨日来たばかりだ。
「……まだ、よく分からないです」
「昨日、来たばっかりなので」
「ですよね」
それで会話は終わった。
信号で車が止まる。
朝の光が、フロントガラスいっぱいに広がる。
赤から青に変わる直前、運転手が、ほとんど独り言みたいに言った。
「行き先が決まってなくても、
走りながら決めても、
ええと思うんです」
返事をするべきだったのかもしれない。
でも、その言葉は質問じゃない気がした。
信号が青に変わり、
タクシーは何事もなかったように走り出した。
降りたのは、駅近くのビジネスホテルだった。
「ありがとうございました」
ドアを閉めると、タクシーはもうこちらを見ていなかった。
その言葉だけが、妙に残った。
部屋を決めたのは、その日の午後だった。
「とりあえず」で選んだワンルーム。
駅から少し離れていて、家賃も安い。
窓から見えるのは、隣の建物の壁だけだった。
仮のつもりだった。
ここは通過点で、長くいる場所じゃない。
そう思っていた。
最初の数日は、落ち着かなかった。
スーパーの場所も分からず、コンビニで済ませることが多かった。
夜は静かすぎて、自分の足音がやけに大きく聞こえた。
仕事は、想像していたより普通だった。
忙しすぎず、暇すぎず。
深く関わることも、期待されることもない。
昼休み、同じくらいの年の男が、いつも近くに座っていた。
天気の話をした。
それだけだった。
次の日も、同じ席だった。
名前を覚えたのは、もっと後だ。
休みの日は、目的もなく街を歩いた。
川沿いの道。
古い商店街。
昼間から開いている喫茶店。
どこも「悪くない」と思った。
でも、「いい」と言い切れるほどでもなかった。
春は、いつの間にか進んでいた。
朝、窓を開けると、空気が少し軽くなっている。
上着を着るか迷って、そのまま出る日が増えた。
ある日、洗濯物を干しながら気づいた。
ハンガーの位置を、無意識に調整している。
風向きも、日当たりも、もう考えなくても分かる。
別の日、昼休みに声をかけられた。
「今日、弁当?」
「いや、外」
「じゃ、一緒に行きません?」
断る理由はなかった。
その日から、昼はだいたい一緒になった。
話す内容は、どうでもいいことばかりだ。
仕事の愚痴。
昔住んでいた街。
最近閉店した店の話。
約束はしない。
でも、次の日も、また隣に座る。
何年後かの春。
朝、目が覚めると、窓の外がやけに明るかった。
時計を見ると、平日のいつもの時間だ。
特別な日じゃない。
窓を開けると、冷たさの抜けた風が入ってくる。
冬の匂いは、もうなかった。
上着を手に取って、少し考えてから、そのまま置いた。
ここで何年目の春なのかを、正確に言えないことに気づいた。
数えようと思えば数えられる。
でも、もう数えなくなっていた。
駅までの道を歩く。
信号の待ち時間も、横断歩道の癖も、
身体が先に覚えている。
ふと、あの朝のタクシーを思い出す。
行き先を聞かれて、答えられなかった自分。
運転手は、行き先が決まっていなくてもいい、
そんな意味のことを言っていた。
正確な言葉は、もう思い出せない。
でも、走りながら決めてもいい、という感触だけは残っている。
昼休み「今日はどこ行く?」と聞かれる。
自然に「いつものところでいい」と答える。
それを聞いて、ここにいると思った。
行き先は、まだ決めていない。
この先どうするかも、はっきりしていない。
それでも、ここで生活している。
仮のつもりで始めた日々は、気づいたら、
全部、自分のものになっていた。
足元を見る。
ちゃんと、地面に立っている。
逃げたかどうかは、もうどうでもよかった。
少なくとも、ここにいるのは、自分が選び続けた結果だ。
行き先は、まだ未定だ。
でも、止まったままではなかった。
#短編小説
#創作
#行き先未定
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蒼碧
札幌住みの大学院生、よく関東に帰省します。旅好きです。気軽にメッセージしてもらって構いません!
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えな
通知オフ民📵
全力でオタ活中のだいがくせー06
最近はチ。にハマってる🔥
⚠️気をつけろ!夢女だ!!!
⚠️ミュート推奨🔕
にじさんじ→剣持推し
原神→鍾離先生,カーヴェ推し
スタレ→アベンチュリン,アナイクス,ブートヒル推し
ゼンゼロ→悠真,ヒューゴ,セス推し
プロセカ→冬弥,司,絵名推し
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こう。
私は人生複雑骨折 平成元年
ラジオお笑い音楽メロコアパンクV系ビーイング系エンタメ
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hoku
ほぼ毎日イラストあっぷしてます。
イラストを描くのが好きな人や絵柄が好きになってくれた人に見てほしいです。
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やさい
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