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「日雇い宅建士」
年齢と経験がネック――その二言で社会の門から弾き出されて、もう何年になるだろうか。かつては「仕方なく」始めたはずの日雇いの暮らしは、いつしか私の人生そのものになっていた。希望を語るには、歳を取りすぎてしまった。
真夏、太陽が最も高く昇る時間。私の持ち場は、駅前の広場だった。課せられたミッションは、ティッシュ配り。薄っぺらい広告の入ったそれを、道行く人々に手渡すだけの、単純な労働。
だが、それは、魂を少しずつ削り取る、過酷な精神労働でもあった。
目の前を、老若男女が川のように流れていく。誰もが私をいないものとして通り過ぎる。視界の端に映ってはいても、認識はしない。まるで、そこに転がる石ころか、ゴミ箱か何かのように。
差し出した手は、何度も、何度も、空を切る。そのたびに、かつて受け取った数百通の不採用通知が、脳裏に蘇る。書類選考で落とされるのも、道端で無視されるのも、本質は同じだ。「あなたには価値がない」「あなたは不要だ」という、社会からの無言の通告。
汗が目に入り、滲みる。それが涙でないことだけが、私の最後のプライドだった。
太陽が容赦なく照りつける屋外の地獄から逃れると、次に向かうのは、窓のない煉獄。物流倉庫だ。
外の光は、分厚いシャッターに遮断されている。ここでの太陽は、天井からぶら下がる無機質な水銀灯。昼も夜もない世界で、ただ荷物の山と向き合う。
右から来た段ボールを左へ。上にある商品を下へ。重いそれを、指定された場所まで運ぶ。私は、意思を持たない肉体。フォークリフトの免許を持たない、人間フォークリフトだ。かつて法律の条文や不動産の権利関係を詰め込んだ脳は、今では荷物に貼られたバーコードを読み取る以外、ほとんど機能しない。
ここで求められるのは、知識ではない。思考でもない。ただ黙々と、体を動かし続ける、消耗品としての性能だけ。
年齢を重ね、動きが鈍れば、若い労働力と交換される。経験を積んでも、時給は1円も上がらない。何年ここにいようと、私は新入りの日雇いと何ら変わらない、代わりのきく部品なのだ。
炎天下のティッシュ配りも、蒸し暑い倉庫作業も、どちらがマシかなんて考えない。絶望とは、選択肢のない袋小路で、どちらの壁がより心地よいかを考えるようなものだからだ。
夏が終わろうとしている。だが、私の日々は変わらない。
明日もまた、灼熱のアスファルトの上か、埃っぽい倉庫の床の上で、私は社会から「不要」と告げられ続けるのだろう。
長年強いられてきたこの絶望は、もはや私の身体の一部になっていた。季節が変わっても、決して消えることはない。
ジョニー
通勤途中
コンビニよってエンジンかけようと
したら かからず[大泣き]
ロードサービスでボンネット
開けて見てもろたらバッテリー逝っちゃってる🤞
でよく見たら顔みたいに見えたので
まさにその顔の心境
そんな事してる場合じゃないんですけどね
遅刻ーー
な午前でした💦
プラスで考えると台風の過ぎたあとで猛暑の中待たずによかったのと
金曜だったこと
v(｡｀･∀･｡)vｨｪｨ♪
バッテリー
とっとこコミュ太郎🎀
宝鐘マリンしか勝たん🤓👊
スキスキDieスキ超Ayeシテル
32「日雇い宅建士」
まず宅建を取った。不動産という巨大なフィールドへの入場券のはずだった。だが、不動産会社100社落ち。門は固く閉ざされていた。
ならばと行政書士の資格で武装した。法律知識という名の、硬い鎧のつもりだった。しかし結果は変わらない。マン管、管業、賃管と、次々に新しい装備を手に入れた。おまけに運転免許という、誰もが持つコモンアイテムも持っていた。
それでも、結果は書類選考100社落ちという無慈悲な文字列の連続だった。
面接まで漕ぎ着ければ、判で押したようにこう言われる。「年齢がネック」「経験がネック」。まるでそれが、世界の真理であるかのように。
だが、100回も同じ真理を突きつけられれば、それはもう真理などではない。私という存在を排除するための、都合の良い「呪文」だ。
そうか、とある日気づいた。
ネックなのは年齢でも経験でもない。資格の数でもない。
この社会の規格に対して、私の「存在」そのものがネックなのだと。
だから、内定ゼロの100社落ちという結末は、必然だったのだ。
全ての扉が閉ざされたとき、最後に残されていたのは、裏口ですらない、獣道のような選択肢だった。
仕方なく日雇い。肉体労働。
そこは、これまで私が信じてきたルールの、一切が通用しない世界だった。
汗を流し、泥にまみれ、一日の終わりに受け取るのは、薄い茶封筒に入った現金だけ。
そこには、かつて私が求めてやまなかったものの、全てが存在しなかった。
ボーナス、０円。
季節の節目に、自分の頑張りが数字で評価される喜びなどない。
昇給、０円。
昨日より今日、どれだけ効率的に動けても、一円も価値は上がらない。
賞与、０円。
会社の業績に貢献するという、幻想を共有することもない。
各種手当、０円。
家族を養うことも、特殊なスキルを活かすことも、前提とされていない。
交通費、０円。
戦場に行くためのコストさえ、自腹で払うのが兵士の務めだ。
退職金、０円。
使い潰された後に残るのは、老いと、痛む身体だけ。未来への保証など、どこにもない。
これが、私の過酷な就活の果てにたどり着いた現実だった。
資格という名の鎧を全て剥ぎ取られ、社会的な保証という下着さえも奪われ、剥き出しの労働力として存在する日々。
絶望かと問われれば、もはやよく分からない。ただ、これがルールの外側に弾かれた者の、ありのままの姿なのだと、静かに受け入れているだけだ。
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濃いめのカルピス🤍
私が探してるのは
二つ折りになるマネークリップじゃなくて
ほんとにクリップのやつ！笑
お金挟むだけのやつ！！！
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