『よみがえる天才₆ ガウディ』エドゥアルド・トーダ外交官 ガウディの死後、ガウディと少年時代に夢見た世界遺産プブレー修道院の修復に尽力ジュゼッペ・リベーラ外科医プブレー修道院近くからの転校生同修道院が廃墟状態であると知らされたことが修復計画のきっかけリベーラとトーダとガウディの三人は先生たちから「良い生徒」たちと評される仲良しトリオ。手書きの小雑誌『道化』を作ったり、演劇をしたり、郊外に自然や遺跡探索の散策に出かける。「人は環境にしたがって生きなければならない。都合の良い環境であれば、それに逆らわず、不都合な環境であれば、それと戦いながら生きなければならない。努力に報いのないものは一つもないのであるから、与えられた環境は常に活用しなければならない。環境は線が天が人に命ずる天命である」by ガウディパトロン 新興ブルジョア2代目グエル伯爵とコミーリャス公爵サグラダ・ファミリア贖罪聖堂キリスト教の贖罪とは何らかの犠牲を通して罪などを補うこと。献金という贖罪で人々が救われることを目指す。第一次世界大戦下ガウディの献金請いの戸別訪問にて−この友人の若者は ガウディの説明切一つずつに次のような一言一句 変わらない言葉を繰り返すだけだったのだ。『聖堂を高く評価し、カウディさん、あなたを大変尊敬しています。今日のことは消して忘れません。今は望むこと何ひとつできないのです。可能になったら必ず』と−この訪問から一年以上過ぎた十六年、大富豪の従業員がガウディに直接封書を手渡しできます。封書には銀行小切手のみで、誰からのものか、使用目的は何か、それらを示す書類は一切ありません。小切手には支払人の署名があったにもかかわらず、献金者名は公表されず、今日に至るまで明らかにされていません。これほど厳しい緘口令を敷くことができるのは、唯一グエルのみでしょう。−詩人ジュアン・マラガイ−謙虚さをもって熱心に観察してきた人の言葉には、ものごとの本質を匂わせる何かがある−−ヴィジョンがあれば、後は、次世代が時代に合わせ完成させることであろう。-美徳 eudaimonic well-being"読んで良かった本”#読書 #建築 #アントニ・ガウディ #鳥居徳敏