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誰かの想い人

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『水木しげる 魂の漫画展』

いやー、最高でした!!
水木先生の生涯と、漫画や作品への情熱、傾倒
人として、画家として、漫画家として
移り変わってゆく中に
ずっと持ち続けていたんだな、と感じるような
先生の世界観だったり、好きや嫌い
戦争体験前と、後での絵の気迫の違い

布地に使われる染め粉で塗られた原画は
ウン十年経っているとは思えないほど
鮮やかに、水木しげるの色を残していました!

元アシスタントの池上遼一先生や
40年に渡り、水木プロでチーフアシスタントを務めた、村澤昌夫さんのインタビューも
実に感動的でした!

先生のスケッチで、社会うらみ型という添え書きのあるものや
漫画のアイデアメモに、モテモテ神と書き記してあったりでクスッと笑ったり
先生が、何十年も愛用し続けた漫画道具も展示があり
他にも見どころあり過ぎて時間が足りなかった…

やはり、人気の展覧会でひっきりなしに後ろに人が並ぶので
長時間立ち止まって展示を見るのは、なかなか難しく
空いていれば、メモのひとつひとつも読みたかったなぁ…

村澤昌夫さんのインタビューで、今も水木先生がテレパシーで漫画を描かせているって話していたのは印象的で、グッときましたね

幼少~晩年まで、紙芝居風ショートアニメに
活動弁士の語りが入る展示もあり
1本は2、3分くらいのショートアニメだけど
それも短いながら、良く出来ていて
最後の映像では、晩年の水木先生が実写で登場して
持論を熱く語っていらっしゃるのです
その姿、うるうると胸に刺さりました

未完の遺作も拝見することが出来ました
少年時代の水木先生の作品とソックリ!!
きっと、水木先生の中にずーっとあった
世界の一部なんだなぁと…

先生のことだから
墓場で運動会に参加したり、あの世でも冒険していることでしょう

水木先生、どうか先生の思い描いたあの世で楽しんでくださいね

#水木しげる
#魂の漫画展
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