お母さんは私を理解しようとしないイヤなことばかり言う…と腹を立てている娘さんがいましたお母さんの嫌いなところを挙げたらキリがありませんどこにも連れて行ってくれなかった怒ってばかりいた ほかの兄弟には優しいのに私には何もしてくれないそこで聞いてみました本当にどこにも行ってないの?すると…いえ 小さい頃は家族で遊園地に何度か行きましたとちゃんと連れて行ってくれている…私には何もしてくれないって言うけど小さいとき朝ごはんはどうしていたの?自分で作っていたの?お母さんが毎朝作ってくれましたとそう学生時代のお弁当は自分で?いえ お母さんが毎日作ってくれましたでもほかの子もみんなそうですよそんなの当たり前です…とわたしは言いましたあのねお母さんは隣の家の子のために毎朝ごはんは作らないでしょあなたのためだから作るんだよ娘のためだから わざわざ早起きして毎朝お弁当を作って 朝ごはんも作って送り出してくれたんじゃない…それに対する感謝はまったくなくてお母さんのあれがイヤだこれが嫌いと文句ばかり言っていたのですだいたい子どもは十数年生きた時点で必ず親に面倒を見てもらっています勝手には大きくなれませんから私の思う通りに旦那が行動してくれない私の思う通りに子どもが勉強しない私の思う通りに母が考えてくれない私の思う通りに誰も言うことを聞かないこうして周囲のダメなところイヤなところにフォーカスすれば周囲が毎日してくれることさりげない優しさや気遣いは見逃してしまいますから感謝もできませんよねでもそこに気づいたら今日からはほんの小さなことも感謝できるはず日々生きているということは本当に幸せな奇跡ですそれを実感すれば自ずと周囲の人への感謝小さなことへの感謝が湧いてきます意識はいくらでもかえられるのです #池川明#魂の教科書