#高齢化社会 #高齢の両親 #ひとりごと 87歳の父がまた自転車で3駅向こうから、午後我が家までやって来た。耳が遠くなり過ぎて、しかも補聴器もつけてこないので、全く会話が成り立たない。父は初めは私に「今から行く」と言うつもりで電話してきたのだろう。父からの電話に出る「もしもし」何回も言うけれど、返事はなく切れてしまった。また後から私が電話に出ないと文句を言うのだ。やれやれ。東京に出張中の夫にLINEで「お父さんから電話があったけど、私の声が聞こえないみたいだから、なんの用か電話して聞いてくれない?」と伝えた。父は私の声は高いから聞こえず、夫の低音の声なら聞こえる。最近になって、父と会話が成立しないことに慣れてしまった。父は要件だけで、一方的にしゃべって母の食べる夕飯を作るからと言ってそそくさと帰って行った。私が手伝いに行くと自分流で家事をやりたいからと嫌がるのだ。母が認知症になって料理を覚えたり、家事をして母の世話をして、でも娘の私に構われるより自由にやりたいようにやりたいみたいだ。母もいつ見てもニコニコしている。家は掃除が行き届いていないし、冷蔵庫には腐りかけの野菜が混じっていたり、私が行くと気になるところばかり目につく。でも、それでも父は母の世話を焼きながら2人で楽しく暮らしているみたいだ。ヘルパーさんにも来て欲しくないらしい。父がそれで元気に暮らしているなら、それで良いのか、、と思えるまで時間がかかった。