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早鞆の風に口あけ燕の子

飴山實

早鞆の潮風を浴びて、懸命に口を開けている燕の子。この風景がいつまでも続きますように。
#俳句 #飴山實
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空蝉の阿鼻叫喚や京の果

飴山實

蝉ではなく、空っぽの蝉の殻。凄みがある。蝉の声が耳から離れない。

#俳句 #飴山實
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この峡の水を醸して桃の花

飴山 實

この地で生まれた酒への極上の挨拶。清らかな水があり、山がある。ここはまるで桃源郷だ。

#俳句 #飴山實
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淡海から風来て仔猫生まれたる

飴山實

佐保姫の息吹に触れた刹那、仔猫が生まれた。そんなイメージ。この小さな命は、淡海の神々に祝福されているようだ。
#俳句 #飴山實
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履きなれしものにも果てや鳥雲に

飴山實

針供養とか筆塚とか、命のない道具にも感謝し供養する、そんな国。共に旅をしてきた履物にも心を寄せているのだ。
#俳句 #飴山實
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湖の霞の底を鋤きはじめ

飴山 實

湖に底があるように、空にも底がある。私達はそこに住んでいる。「鋤はじめ」とはすなわち、人の営みの始まり。また一年が始まる。
#俳句 #飴山實
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学校の閑谷に来て端居せる

飴山 實

「閑谷の学校」としないことで、初めての庶民の学校と言われている、閑谷学校を際立たせた。「しずたに」の響きは、涼やかな風と緑を感じさせてくれる。
#俳句 #飴山實 #勝手に俳句鑑賞
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雨つぶの雲より落つる燕子花

飴山 實

雲の中で雨が出来て、降るのは知識。しかし、それに燕子花を取り合わせると、真っ直ぐに落ちてくる、リアルな雨粒を感じる。そして、雲の中で生まれる雨粒の姿を想像するのだ。
#俳句 #飴山實 #勝手に俳句鑑賞
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