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ろびのわーる
1990年/アメリカ/128分
ジャンル:青春/ドラマ
監督:ピーター・ウィアー
キャスト:ロビン・ウィリアムズ/ロバート・ショーン・レナード/イーサン・ホーク/ゲイル・ハンセン
【あらすじ】
1959年。バーモントにある全寮制の名門進学校に新任の教師キーティングがやってくる。型破りな授業によってキーティングに惹かれていった生徒たちは、彼が学生だった頃に活動していた「死せる詩人の会」という同好会を復活させるが……。
【見どころ】
① 多感な時期の少年たち。
② 名門進学校の閉塞感。
③ 親のプレッシャー。
④ キーティングの授業。
⑤ 同好会の活動。
⑥ 希望と絶望。
⑦ 生徒たちの成長。
【感想】
キーティングの破天荒な授業が刺激的で面白かった。“何を教えるか”も大事だけど、“どう教えるか”によって生徒の興味の持ち方が変わる。僕もあんな授業を受けてみたい。でも教科書は大切にしないとね。
彼が見せてくれるのは人生の輝かせ方。そしてこの世界の美しさ。
ただ、抑圧された学生たちにはその光が強すぎたのかもしれない。現実の闇がより濃くなってしまったように感じた。
ニールのエピソードが悲しすぎた。心の中ではトッドと一緒に叫んでいた。
でも“よかったね”という感情も少しだけあった。「ヴァージンスーサイズ」を思い出した。
残された生徒たちはこの先どんな人生を送るんだろう。彼らにはキーティングからもらった言葉があるから、きっといまを生きようとしてくれるはず。
いろいろ考えさせられる青春ドラマ。メッセージ性もあり、教訓もあった。学生の頃に観ていたら人生が大きく変わっていたかも。
#映画 #Netflix #青春ドラマ
#いまを生きる


ろびのわーる
2024年/イギリス・アメリカ・フランス・ドイツ/119分
ジャンル:青春/ドラマ
監督:アンドレア・アーノルド
キャスト:ニキヤ・アダムズ/バリー・コーガン/フランツ・ロゴフスキ
【あらすじ】
父親のバグと郊外で暮らす少女ベイリーは、行き場のない孤独を募らせていた。ある日ベイリーは、草原で“バード”と名乗る男と出会う。やがて、バードに純粋な何かを感じたベイリーは、彼を手伝うことにするが……。
【見どころ】
① 思春期の少女。
② ベイリーや子供たちの環境。
③ 父バグとの関係。
④ バードとの出会い。
⑤ 姉としてのベイリー。
⑥ 現実とファンタジー。
⑦ 役者のキャスティングと演技。
⑧ ミラクルな動物たち。
⑨ 象徴的な音楽。
【感想】
“とりあえずバリーコーガンだし観ておこうかな”くらいのノリで観てみたら、いい意味で予想を裏切られた。
治安の悪い街に住むワケあり家族。その長女ベイリーが過ごした神秘的な4日間。
ベイリーが体験する動物や虫と通じ合うような現象は、僕も最近よく出くわす。特にそれを感じるのが野鳥なので、この作品を鑑賞したことがとてもタイムリーでスピリチュアルな体験だった。
そして危険な街ではドラマが絶えない。
思春期のベイリーは、父バグをついつい遠ざけてしまいがち。あんなブッ飛んだ父親だったらイヤになるのもわかる気がする。不安や悩みを抱えながらも、妹たちを支えようするベイリーの姿はとても健気で頼もしかった。
荒んだベイリーの日常に突然現れる青年バード。彼の存在はとても異質で、暗い森に一瞬だけ差した木漏れ日のようだった。
終盤のファンタジーな描写がめちゃくちゃ良かった。あれはメタファーなんだと個人的には信じたい。現実を美しく見せるための粋な演出。
そして流れる曲がどれも素晴らしい。歌詞が情景に合ってるし、それを口ずさむコーガンがまた様になっていた。
アクが強くて好きにはなれないけどクセになる、それがバリーコーガンの第一印象だった。出演作を観ているうちに、彼の瞳に宿るイノセントな輝きに気づけるようになってきた。
そんなバリーコーガンのアクの強さを最大限に活かしつつ昇華させたのがこの作品。これまで観たどのコーガンよりもバリバリでピュアでイノセントだった。
コーガンは演技力もバリ上がってきている気がする。最初はこんなブッ飛んだ父親ちょっとキツイなど思ったけど、どの場面でも愛情深くて最高の父親だった。悪いことをやり尽くしてきた男の人間力や深みも感じた。
これを観たら「バリーコーガンって言いたいだけ」じゃなくなるはず。
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