汗が光る体育館ボールの弾む音だけが響く繰り返されるステップ、ジャンプ、シュート昨日より少しだけ高く昨日より少しだけ速く「ドンマイ!」仲間がくれる力強い声息を切らしても、足が痛くてもこの一瞬のためにこのチームのために勝利の味はまだ遠いけれどこの積み重ねが、僕たちの未来を作る夕焼けに染まる帰り道重い足取りも、なぜか誇らしいグラウンドに吹く風白線が眩しいスタートの合図、笛の音心臓が高鳴り、世界が止まる「行け!」全身の細胞が叫び出すゴールへ向かう、ただそれだけ脇目も振らず、ひたすらに一秒の差に泣き、一秒の差に笑う悔しさも、喜びも全てがこの一瞬に詰まっている青春の汗が、光となって舞い散る例3:それぞれの役割静かな部室弦楽器を磨く指先楽譜をめくる音それぞれの音が重なり、一つのハーモニーになる「もっと優しく」「もっと力強く」指揮者の手が示す、私たちの物語一人一人の音が、欠かせないパズルのピース舞台の上のスポットライト緊張と期待が入り混じる響き渡る音色に、観客が耳を澄ます私たちは、ここでしか奏でられない音楽を奏でる#青春の詩 #ポエム