舞台「さらば黄昏」劇団:阿佐ヶ谷スパイダース作・演出は、阿佐ヶ谷スパイダース主宰の長塚圭史さん。舞台は、地方の小さな村。長年駐在する巡査が還暦を迎えて故郷に戻ろうとした矢先、「あいつが出所したらしい」という話が。平和だった村の暮らしに起きた、小さな小さな波紋。でもそれは消えることなく、広がり、重なり、合わさり、やがて大きな波になって村を飲み込もうとしていく。ステージは村の駐在所。その、わずかたたみ8畳くらいのスペースの中だけで物語は展開していく。でもハッキリと、駐在所の外に広がる村の風景や田んぼの匂い、人々の営みまで感じることが出来るのは、作品の凄さなんだと思う。観る人の想像力を掻き立てながら、その想像力を膨らませ、加速させ、熱くさせる。最後まで飽きさせることのない、丁寧に緻密に作られた物語。観ることが出来て幸運だった、と思える作品でした。#さらば黄昏#阿佐ヶ谷スパイダース#下北沢楽園